歴史と遊ぶ

歴史の好きな人達の集まりでワイワイと話し合い、美術館・博物館・小旅行へ行きます

城南五山巡り

2021-12-19 15:12:34 | 日記
歴史会で城南五山巡りに行ってきました
品川区と港区にまたがるJR山手線の「品川」駅から「五反田」駅、「目黒」駅を結んだエリアには、「城南五山」と呼ばれる高級住宅街が広がっている
「城南五山」はその名の通り、島津山、池田山、御殿山、八ツ山、花房山と山が付く地名の場です
大名や明治・大正期の政財界人が愛した城南五山  武蔵野台地の突端の地形を体感しながら、目黒から品川まで古くからの高級住宅地を歩きます


目黒駅


➀花房山
花房山(旧播磨の国三日月藩森家上屋敷跡)
目黒駅より徒歩約10分 明治になり敷地の一部が花房義質邸になったことからこの辺の高台が「花房山」と呼ばれるようになった




②池田山公園
江戸時代初期に備前国岡山藩池田家の下屋敷となり、次第に“池田山”と呼ばれるようになり、現在は池田山公園として起伏に富んだ地形を生かし、高台から池を覗き見るような形に造られた池泉回遊式庭園です








ねむの木の庭
この公園は皇后陛下美智子様のご実家があった場所を整備して作られました
美しい植栽がきちんと手入れされた様子はいつ訪れても心を癒やしてくれます






ミチコプリンセス


雉神社
「雉子ノ宮」の名で親しまれている古い神社(文明年間=1469~87の創建と思われる)で、江戸時代までは「大鳥大明神」
と呼ばれていました。3代将軍徳川家光が鷹狩りをしていたとき、1羽の白いキジがこの神社に逃げ込んで見えなくなったことから、家光が神社の名を「雉子ノ宮」と呼ぶよう命じたと伝えられています








③島津山
島津山(清泉女子大学)
仙台藩伊達家の下屋敷地を明治初期の島津家が引き継ぎ“島津公爵邸”としたことが由来となっています
旧島津公爵邸は大正6年(1917)に建築されたイタリア・ルネサンス様式の洋館で、現在は清泉女子大学本館として使われています コロナ禍で見学は出来ませんでした




目黒川




④御殿山
御殿山の由来は、徳川歴代将軍が鷹狩の折に休んだ“品川御殿”があったことに因みる
昔は東京湾を見下ろすことのできた海沿いの高台で、徳川吉宗の時代は多くの花見客が訪れる桜の名所と知られていました
2つの人工滝と水路、回遊庭園風の池と, 水との調和を考えて設計されている庭園です








⑤八ツ山
品川宿最北端の緑豊かな丘陵 麓の海岸には、大きな船繋場があり、多くの旅客や往来者が利用したといわれる
初代総理大臣・伊藤博文の邸宅があったところだが、いまは緑深い林になっている。