7年ぶり!待望のUFOキャッチャー放浪記第二段! . . . 本文を読む
~ 第四日 ~
前回から数日経った。俺はまたあのゲーセンを訪れた。
例のクレーンゲームの台の近くにある台の景品が事務用品からナイトメア・ビフォア・クリスマスのフィギュアに替わっていた。
(ああ、そういうこともあるんだな。)
幸い、この時まだ例の台の景品は替わっていなかった。
まだアスカが吊られている。
輪はなかなか好都合と呼べる位置にあった。
(なんだか異様にうまい位置にあるように見え . . . 本文を読む
~ 第三日 ~
12月になった。クリスマス気分の町で俺は沈んでいた。
(俺にとって[チャリン]×数十回は大損だ。冗談じゃないぞ。あのクレーンゲームでは無理だ。割り切ろう。少しずつやろう。じゃないと遊びではすまない。勝負だとはいえ、あんなの何度やっても駄目だ。)
(こうなったら勝負とかじゃない。どんな手を使ってもいいから取るんだ。不正な手段でも・・・。いやそんな手段はない。大体そこまでして取 . . . 本文を読む
~ 第二日 ~
俺は、渋谷のセ○のゲーセンへの道を歩きながら一人心の中で呟いていた。
(これは勝負だ! 勝負なんだ! 久しぶりに血が沸く、肉が踊る! 勝負勝負勝負・・・・)
ゲーセンに到着。レイをGETした台を見てみると、またもやレイがぶら下がっていた。
(おや? 俺が取ったからアスカが下がっているはずだったが・・・。レイの方が人気があるだろうと店の人が取り替えたのかな? それとも誰かが . . . 本文を読む
~ 第一日 ~
11月の末に、渋谷のセ○(ゲーセン)にふと立ち寄って見た。
俺はゲーセンに行くと必ず最初に クレーンゲーム を見て回る。
クレーンゲーム・・・・ものすごく単純な操作しかいらないものすごく原始的な遊びだ。
でも俺はクレーンゲームが大好きだ。単純なゲームほど奥が深い。
店の奥の方にやや変則的なタイプのクレーンゲーム台があった。
景品を落とす穴の上に棒が固定されており、その棒の先 . . . 本文を読む