goo

被取締役(とりしまられやく)新入社員



安藤 祐  講談社文庫

何をやっても失敗してきた鈴木信男(主人公)は一流広告会社の試験を受け、なぜか採用される。
彼に与えられた使命は、だめ社員になって他の社員の社内ストレスの“はけ口”となること。
表向きは新入社員だが、実は月給20万円+役員報酬3,000万円(年報)の役員待遇
「被取締役(とりしまられやく)」だった。
信男は天性のダメ人間ぶりを発揮し、「ひとりいじめられっこ政策」を遂行する。


三島由紀夫の金閣寺の後に読む本としては間違ったかな?


ドラマにすると面白いのでしょうね..きっと..



ドラマ原作大賞受賞作..なるほどいかにもそれっぽい
FM802だったかな?
番組で、面白い小説として紹介されていましたので
本屋さんで思い出して探してみた...


難波の大きなジュンク堂でその棚がからっぽ..
「お!面白いのかな??」

次に梅田のジュンク堂で見つけました。
表紙のビジュアルに、嫌な予感がしましたけれど..(笑)



内容は広告業界に知識があれば、取材しなくても書ける内容...
半分まで読めば最後まで予測可能です。

普段はコミックを読まれている若い方が
小説に馴染むための入り口にするなら、いい本かも知れません。



以前..大学の研究チームが発表した面白い記事を何かで読みました。

「働き蟻」を観察すると1割ほど「働かない蟻」が現れるらしいです。
さらに、その「働かない蟻」を排除すると「働き蟻」の中の1割ほどが
「働かない蟻」になるそうです。

逆に「働かなかった蟻」だけを集めても
「働き蟻」と「働かない蟻」が同じ比率で分かれるそうです。

「実に面白い..」

自然界に意味の無いものは無いでしょうから

「実に興味深い..」


☆☆☆

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« セパ交流戦 13階段 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。