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楽園 上/下巻

宮部みゆき 文藝春秋

模倣犯 から9年、前畑滋子が帰ってきました。
さすが宮部さんです、ストーリーに厚みがあります。
「事件に入るまでが長い」とか「模倣犯よりも体感馬力がない」とかの
レビューを見ますが、そんなことはありません..。
私的に圭吾さんが「引き込まれる小説」なら宮部さんは「吸い込まれる小説」です。
前畑滋子の心の葛藤とともに、固く結んだロープをゆっくり解いて行く話の展開はさすがで、
サイコ+ミステリ+重松清な世界は宮部さんの世界になっています。
ラストに向かって切なく悲しく話は進み、投げかけられた問題に答えも出ないまま..
それでも満足しながら読み終える..最後の最後に..
「宮部さんそれはないです..」またやられてしまった..思わず●●●しまいました。

★★★
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