車椅子でトイレに行くには 多くの問題があります。
段差の問題や、間口の広さ
そして、廊下の幅。
いくら引き戸であっても、廊下の幅が狭く
回転が難しかったのですが、
開口部を最大限に広くし
動線も 脱衣場側から入り、トイレ正面から出て行くことにより
回転が楽にでき、出入りも楽になりました。
建具も 3枚連動引き戸。
当初、3枚引き戸も上吊り式の下レール無しにしていましたが
戸の振れが気になり、急遽、レールを取り付けました。
これにより 戸の開閉も安定し、使いやすくなりました。
扉には、いくつもの引手が埋め込まれ、
車椅子で動きながら 開けたり閉めたり できます。
車椅子での生活は 本当に大変で、我々健常者が簡単に思うことが
実はとても困難であったりするんです。
取手一つにしても、大きさや 高さ 形
とても 大切ですね。
今回のリフォームは 改めて 勉強させて頂いた事がたくさんありました。
今後に生かせるように 更に 研究努力致します。