沖縄県 那覇市 白山歯科クリニック ブログ

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デジタル歯科技工について

2014年08月30日 | CAD/CAM
歯科業界もデジタル化の波がきてます。
やはりハイブリットレジンCAD/CAM冠の保険適用は時代の流れや金属の高騰など、その他いろいろな要因で適用になった事でしょう。
現在の、保険CAD/CAM冠の適用部位は小臼歯のみですが! 
数年後には適用範囲も広がるとおもいます(個人的な予想です!)
他にも、個人的な予想で保険適用になりそうだなと思うのが口腔内用光学印象スキャナーですかね! 
この製品の初期型の頃は、でかすぎ、印象とるの難しい、あまり精度がよくない、その他もろもろ不満がいっぱいあったみたいです(^_^;) どこのメーカとは書けないですが。
でも今では、精度もかなりよくなって形もコンパクトになり、日本人の小さい口にも使えるようになったな~と思う感想と臨床でも十分使えると思いました。 

毎年、大規模なデンタルショーは行くのですが近年の技術革新はすごいですね(^o^) 最近気になってるのが3Dプリンターですかね、
展示場などで3Dプリンターを見たり、聞いたりするのですか歯冠修復で活用するより義歯のフレームやクラスプのパターンなどの製作に使用した方が有効的だと思います。

3Dプリンターは歯科業界のみならず、さまざまな業種の企業が導入をしています。
価格は家庭用3Dプリンターで30万円 物によっては数万円(精度は微妙!)などの商品も販売されておりますが、歯科技工に応用できるほどの3Dプリンターは数百万円ぐらいの資金が必要です。
しかし、ここ最近の3Dプリンターの市場は急成長しております 市場が大きくなれば!「3Dプリンターの開発を行うメーカが増える」、「利用者の需要が増える」、市場拡大による歯科業界の最大のメリット!「今よりも安く、精度のいい3Dプリンターが購入できる」と考えております。 

CAD/CAMや3Dプリンター市場の動きに注目ですね!
今後の歯科業界に大きく影響してくるでしょう。


CAD/CAM用石膏

2014年08月04日 | CAD/CAM
商品名はセレックストーンBCです。
パウダーなしでスキャンできるCAD/CAM用石膏です。↓↓

この石膏はCAD/CAM用に開発された石膏で歯科医院には、なかなか置いてないとおもいます。

↑↑こちらは、メーカもいろいろありますが歯科医院で使われている硬質石膏です。商品名はニューダイヤストーンです。どちらの石膏も口腔内の型をとった時に流す、歯科専用の石膏です。

この二つの石膏の違いは!
(セレックストーンBC) →圧縮強さ[MPa]110、硬化膨張0.08%
・スキャン時にパウダーの必要なし!

(ニューダイヤストーン) →圧縮強さ[MPa]48、硬化膨張0.20%
・スキャン時にパウダーの必要あり、パウダーの厚み分がCAD/CAM冠の適合に影響する場合があります。
このように セレックストーンBCの方が硬化膨張率も低く、強度も2倍あり とても優秀な石膏ですね。しかし!!材料コストも2倍なんですけどね(^_^;)

CAD/CAM冠 ミリング

2014年07月17日 | CAD/CAM
CAD/CAM冠のミリングを行っている画像です。

本当は、動画も撮影したのですが。このブログではアップロードできないみたいで残念です(^_^;)
当院ではSirona社 セレック インラボシステムを導入しております、YouTubeなどで! 「セレック」と検索していただければ関連した動画を観る事ができます。

上記の画像はブロックを削るためのミリングバーなのですが、このバーは消耗品でブロックを20本ぐらい削ると折れてしまいます! 今日もオールセラミッククラウンをミリング中に折れて新しいバーに交換しました。当院では年間何百本もブロックを使うのでバーの消耗が激しく、年によっては十何本も交換なんて時もありました。

CAD/CAM冠の設計

2014年07月16日 | CAD/CAM
コンピュター上でCAD/CAM冠の設計をしている画像の説明です。
 
チェアーサイドで印象した模型を専用スキャナーを使って3Dデータに変換しています。う~ん患者様にわかりやすい説明をこころがけていますが専門用語が多くて難しいですね、ご来院の際にご質問があるのでしたらお聞きしますよ。

これで歯の形態の設計は、ほぼ完了です。ちなみにこれらのCAD/CAM冠のデザインは白山歯科クリニック専属 歯科技工士アカミネがすべて請け負うておりますのでご安心なさってください。

次は咬合調整になります。コンピュータ上で噛み合わせを調整をできるのですが、最終的には人の手で仕上げを行わなければなりません。年々の歯科CAD/CAMシステムの進歩は大変すばらしいものですが、すべての工程を機械で出来るわけではありません。
歯科技工士の知識や技能など、さまざまな要因で技工物の完成度はまったく違うものになります。

これで、コンピュータ上の設計は完了で歯科技工用ミリングマシンによるブロックの加工をお見せしたいのですが、楽しみは次回ぐらいにとっておきたいと思います(^_^)