仮面の裏

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エピソード5〜誤報に怯える〜

2021-04-02 20:01:00 | 保育中のエピソード
とある日、出勤するくらいの朝早く。

園から火災報知器が鳴っていました。

もちろん私も向かっている途中です。

しかしあることがよぎってそこまで急ぎはしなかったんです。



ーーー

朝8時以降のこと、いつの間にか園では朝CDの曲を流すようになりました。しかし数日後、設定中に謝って火災報知器が鳴りました。

ーーー

そうですコレです。今回も、きっと間違えたんだろうと。
園の前まで来てもやはり避難している様子はなく、想像した通りのことになっていました…

出勤後、0~1歳児が警報に怯えてないか気になったのでまずは0歳児の様子を見に行ったのですが、保育室へ入ってそうそう

保育士「向こうに行ってきて!」

私「あ、1歳児ですか?」

保育士「向こうが大変してる!!!」

そんな会話をしながら0歳児の子達へ目をやるが、確かになんともない。平然としている。

誤報はまだ鳴っている。

すぐ横の1歳児クラスへ行くと、

あまりの光景に私は不覚にも笑ってしまいました

私「え!みんなビシって綺麗に並んでどうしたの!?w」(面白すぎて笑いが堪えられない)

部屋の奥、壁側に手作り長椅子(牛乳パック)が並んでいるのですが、10名以上の子達と1人の保育士が一緒にそこに座っていたのです。

皆、真顔や怯えた顔や泣いてる子や…

とりあえずその列に笑っている子はいませんでした

廊下側の方にいる4~5人は平気だったようで、0歳児のように普通に遊んでいました

普段避難訓練する時も怯える子はちょっといるし、保育士達もそこは真剣に対応するので、きっとその印象からも"怖いことが起きている"と感じ取ってしまう子どももいるのでしょうか?

さすがにこの時はちょっと可哀想だったので、奥に並んだ子ども達に

私「大丈夫だよ、怖くないよ〜。なんでもないから、遊んでていいんだよ」

と近づきながら満面の笑みで(マスクで隠れてるけど)声をかけてあげました

一応部屋にいる保育士達にも誤報の経緯を伝えつつ…

綺麗に並んで座ってたうちの半分以上が、わーっと私に集まってくる。

「こわくないよねー!」
「またなるよ」
「☆@#*#」(何言ってる?w)

と色々声がとんでくる(笑)

しゃがんで抱きしめたり腕を伸ばしてとりあえず体に触れて安心感を与えようとする私。

「こわくないよねー!」なんていう子は自分に言い聞かせてるような感じだし、「またなるよ」って言う子は1度止まって安心かと思えばまた鳴りだすっていうのをきちんと覚えていてそれを警戒している。何言ってるかわかんない子はとにかく怖いらしい。目に溜まった涙が語っているよ…

怖がっているところを笑ってしまって申し訳ないが、普段室内を走り回って大変な子があの列の中に混ざって大人しくなっていたのが本当に面白可愛くて

とりあえず助けを求めてくる子ども達には大丈夫だからねと一人一人声掛けをし、警報も鳴らなくなり、少しずつ部屋中にバラける子ども達。

遊べるようになってくれて良かった

私が来てから子ども達が恐怖を訴えに来た様子を見て、「担任じゃないからこの子達とずっと一緒なわけじゃないけど、こういう時に安心させることができる存在には少しはなれてるんだな」となんだかほっこり嬉しかったです。

ああダメだ。並んだ光景は今思い出してもめちゃめちゃ笑える(ごめん)



追記👉
もちろん誤報だと察したとしてもそればかりだと本当の時に後悔するのできちんと急ぐべき!今後は私も気をつけます。


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