日常のぼやき

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放送の限界

2006-01-09 | Weblog
人に物を贈る時、一応あーでもないこーでもないと悩みつつも、最終的には「まあ自分が使うんじゃないからいいか」という考えが下って購入します。
その人の趣味なんかわからないから結局自分の趣味。自己満足自己満足。

今回は漫画というかアニメの話。興味ない人は非常口に向ってマッハ4で飛んでってください。
好きな漫画の中に「ブラックラグーン」というのがあります。これが今年アニメになるとかなんとか噂が。詳しい事はまだわからなくて、テレビなのかOVAなのかも不明。
で、思ったんですが。まず知らない人に説明するとですね。この漫画の特徴はというと
人が死ぬ、酒かっくらう、銃ぶっ放す、殴りあう、流血、ブラックジョーク満載、海上で船同士のガチンコ勝負、などなどまじりっけ無し100%裏社会漫画なわけで。頭のイカレた猟奇的可愛い子ちゃんとか悪魔にしか見えないメイドさんとか逆らっちゃいけない最凶の姐さんとかいろいろいるわけですよ。

さあここまで見てどうでしょう。疑問は一つです。
一体この漫画はどの範囲まで映像化されるんでしょうねえ。OVAならいいですよ。そりゃもう思う存分暴れてくださいってなもんで。
問題はもしテレビ放送だったら?ということ。今あげた内容、9割はアウトじゃないですか?特にアメリカンジョークというかブラックジョークあたりは間違いなくちょん切られるでしょうね。あと人種差別用語とかもダメだろうね。
様々なものカットして放送するとか?冗談じゃねえ。
所要部カットしたブラックラグーンなんてブラックラグーンじゃねー!!そんなの、そんなのなあ!
コアラの絵のないコアラのマーチ!
印籠のない水戸黄門!
スマイルしか売らないファーストフード!
原作読まないと全く意味の通じない劇場版・姑獲鳥の夏と同じだあああああああ!!←劇場から入ったので根に持ってます。ふざけんなよ・・・いつか覚えてやがれ
話それましたが(まったくだ)この漫画の醍醐味を全く無視して何が成り立つんでしょうね。一応補足しておくと、じゃあ主人公たちは何してるのかっていうと運び屋です。物運んで終了?そんなのイヤだ。

アニメつながりでもう一個。以前ちらちらとガンダムを見てたんですが、アレ人が死ぬシーンやたら詳しく描きますなあ。肉やら骨やら破裂するとこまでバッチリ描かんでも・・・。世のママさんたちから「教育に悪いわ!」とか抗議電話こなかったかなあ。
昔エヴァがやってた時も声だけですがセックスシーン放送した後、テレビ欄の視聴者の投稿ですげー攻撃されてましたね。まあアレはあの時間にあんな放送する方がどうかしてますが。たしかエヴァは6時半からだったかな?幼稚園児だって起きとるわ。ママ、このお姉ちゃんたち何してるの~?と質問でもされたらどう説明すればいいのやら。

アニメだからこそ規制が厳しいのでしょうが、基準はどの程度のものなのかと言うとけっこう監督によりけりな面があると思います。
今言えるのは程よい加減がないですね。汚いものを極端に見せないようにするか、極端にかっこよく仕立てまるでいい事のように見せ正当化するか。何だかなあと思います。

非難しまくりですが何が言いたいかというと、ブーイング覚悟で映像化しないで最初からムリっぽいのは手をつけなきゃいいんだよアニメ業界。


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