
劇団RAKUYU第13回公演
作家水上勉が手掛けた児童文学作品。だが、たまたま子どものために書いてみたという
ような性質のものではない。
この作品は現実を真正面から取り組み、ありのままを伝えている。一見暗い作品のよう
であるが温かいものが伝わる。
主人公が弱肉強食の自然界の中でどんな体験をするのか。「生きるための闘い」を繰り
広げる動物たちとの出会いの中で何を思い、何を感じるのだろうか。
そしてそれを観た人たちにも何かを問いかけるものとなるであろうか。
「子供にうかつに浅いことを語るより、自分の信念みたいなもの、自分が60歳まで勝ち
負けみたいなものを自己流にやってきた。そういう必死なものを差し出さないかぎり
ダメなんだという思いがある。」
作者はこう述べている。
私たちも必死に役者魂を見せないとダメであろう。