心の窓

この世に生を受けた瞬間から
死に至るその時までの人生そのものが旅
私の旅の思い出

(2-7)聖なる谷

2010-07-30 19:01:28 | 私 人生 旅 ’97年ペルー編

6/25 クスコよりバスにて聖なる谷へ

聖なる谷に有るピサク遺跡へ向う途中、ピサク村を歩いていると村の人に会います。
ここでもこの地の人々はやはり民族衣装を纏いカメラに向かって笑顔で答えてくれました。


自宅前なのだろうか・・・澄んだ瞳に思わず心が洗われます。
遠い昔、日本もこの子のような笑顔が有ったのに今はなかなか見れないのが残念。
村を通り有名な「ピサク日曜市」へ行きました。

   
日曜日になるとあちこちから織物、果物などを持ち寄り、日曜市が開催されてると言う
「ピサクの日曜市」生活用品から装飾品など様々な品が所狭しと並んでます。
毛糸で作られた小さな袋や香辛料等々を買いました。そしてピサク遺跡に向かいます。

ピサク村から暫く山道を登るとウルバンバ川を見下ろす高い山にピサク遺跡はあり
ました。作りがマチュピチュの遺跡に似てます。



遺跡を見下ろす場所で暫く休んでいると青空に太陽が・・・

見上げると白い雲が虹色に輝き、あまりにやさしく綺麗な雲に見とれていると、
まるで七色に染まった雲が空から降りて来て虹のシャワーを浴びてる様でした。
本当は其処ここに存在するであろう自然が与えてくれる至福感を感じる余裕を
無くして過ごして来た日々を痛感しました。

どんなに忙しい時でも自然が与えてくれる幸せを感じられる心の豊かさを保ち続けたいものです。


次なる遺跡オリャイタイタンボ寺院へ・・・・


(2-6)インティライミ:太陽の祭り

2010-07-28 15:13:15 | 私 人生 旅 ’97年ペルー編

6/24  太陽の祭り(インカ帝国時代再現の仮装行列はクスコの太陽神殿:コリカンチャからサクサイワマンへ・・)
 
太陽神殿の中に入ると中庭を真ん中にして回廊の様になった建物は色々な部屋に分かれている。
クスコは世界の臍と言われているが更に中庭の中心に臍と言われる涸れた井戸の様な物が有る(写真右端の花鉢近く)


セレモニーは太陽が昇る前に太陽神殿の前の庭から始まった。


兵士、太陽の処女(王妃のお付)神宮、諸侯、皇帝の順にメインセレモニー会場へと行列は続いた。

王妃


インカの石組みの中サクサイワマン遺跡を舞台にインカの文明を今に伝えるセレモニーは華やかな時代絵巻の様でした。

皇帝

皇帝を迎える兵士達


皇帝到着後舞台に上がると、ここからが「太陽のメッセージ」と言う儀式が始まる。父なる太陽が現れ始めて最初に皇帝を照らすと皇帝は太陽に感謝し祈りを捧げ、次々と儀式が行われた。

チャチャの儀式:とうもろこしで作った聖なる酒を太陽に、山に、そして太陽の神殿まで流れて行くように大地の神パチャママにも捧げる。その後皇帝が飲み、神官や王妃、太陽の巫女、地方の代表者たちと分かち合う。

新たな火の儀式:チバナと呼ばれる金の円盤で太陽の光を集め火を熾しその火を翌年まで守り続けるように太陽の巫女に渡す。地方の代表者にもその火を分ける。

リャマの儀式:いけにえの台に載せられたリャマから心臓が取り出され、損傷無く取り出せれば来年は豊作という意味が在ると言う。(勿論セレモニーにはリャマの人形が使われた)

サンクの儀式:とうもろこしの粉で作った聖なるパンにリャマの血を混ぜたものを最高神官と皇帝が食べた後に他の参加者達も食べる。

最後のメッセージ:皇帝が「助け合いの関係」と言う価値あるインカの文化を守り続けるように民衆に呼びかけ、祭りを楽しむように告げると観衆も共に祝う。


セレモニー会場に着くと既に私達はクイチの計らいで一番見やすい席が用意されていました。ふと気付くと・・・まばらだった向かい側の高台もいつの間にか世界中から集まった人々で全て埋め尽くされていてホントに驚きました。この場所に居るとまるでインカ帝国にタイムスリップしたようです。

更に初めての旅の時、太陽神殿の入り口に立った瞬間に中の様子を知っていた事又今回新たなる火の儀式の時に皇帝から火を渡された太陽の巫女を知っている事。妙に懐かしくで涙が止まらなかった。もしかしたら私の前世は太陽神殿の中で火を守る巫女として生きていたのかも・・・・

インティライミは毎年6/24に行われています。
皆さん是非一度行ってみて下さいね。絶対お勧めです。もしかしたらあなたも前世に会えるかもしれません(笑)

陽も沈み始めた頃、クスコのホテルへと戻る。

明日は「聖なる谷」へ・・・・                              クスコ泊


(2-5) サクサイワマン

2010-07-28 00:29:16 | 私 人生 旅 ’97年ペルー編

6/23 インティライミ前夜祭 
インティライミ(太陽の祭り):南米三大祭りの一つで毎年6/24にインカ帝国を再現するセレモニーが行われる。
本番を明日に控えインカ帝国を再現する場所サクサイワマンへ

外壁のジグザグはへび(サーバント)の形で雷の稲妻を意味する。光の場所である
この場所にはインティライミ当日は世界中からヒーラーや観光客が集まり辺り一面人で埋まる。
明日の本番にk向けて準備が着々と進んでいた。

途中、民族衣装を身に纏った親子に出会う。いつも現地の人々に会うと素朴な笑顔
に、目を見てるだけで言葉は通じなくても心がとても癒やされホッとするのは人としての原点を今でも持ち続けているからだろうか・・・


インカ帝国で最も食材として大切にされたジャガイモ。インカと言うと「黄金」のイメージが有るがジャガイモの中は黄色かった(笑)わりと小さくて少し硬かったかな???


クイチが口笛を吹くと遠い空から「コンドル」が羽を広げて飛んできた。私達のすぐ側に舞い降りて来た。カメラを向けると何故か後ろを向いてしまう。こちらを向く度に試みたが結果は同じ(トホホ)想像以上に大きかった。
右端に見える人の足と比べて見ると大きさが理解出来るかと・・・
大きく羽を広げ飛んでくる姿はペルーの民謡「コンドルは飛んでいく」を思い出させる景観でした。

明日のインティライミではどんな光景が見られるのかを楽しみにホテルに戻る・・・ 
                                                  クスコ泊                                       


(2-4)ケンコー遺跡

2010-07-23 23:32:55 | 私 人生 旅 ’97年ペルー編

暫く雄大な景色を見ながら歩いて行くと大きな石の前に止まった。

6/23 ケンコー(Qenko)遺跡
大きな石の後ろにある横長の遺跡の前に移動すると何やら怪しげな入り口がある。

クイチに1人づつ中に入る様に促されたが!?!?こんなの予定表に無かた!!!
入る前に「中にはいくつかの脇道があるが決してそちらに行かない様に・・・」と言って1人ずつ呼ばれた。

入り口に立つとクイチが祈りの言葉を言いながら背中を軽く撫で入る事を促すようにポンと押す。


入るとすぐに台の様な石がある。ここで「無事に通り抜けられる様に」と祈り、意を決して写真右奥へ前進。5,6歩入ると何となく明るいので「なんだぁ~恐くない」と思い更に奥に進むと突然真っ暗!?!?光も音も無く聞こえるのは自分のズリ足の音だけヒンヤリとした暗闇に広がる不安と恐怖の中進んだ。脇道に入り込まない様、両手に触れるゴツゴツした壁を伝いながら進もうとするがやっぱり恐い!!戻りたくても方向が判らなくなってる。その場にうずくまってしまう。暫くすると亡き父の手がやさしく抱き起こしてくれた。出口迄手を引いてくれてやっと出ると太陽の光がサンサンと目に眩しかった。ふと気付くと父は居なかった。「あれは何だったんだろう???」

出口にはクイチの弟のルーディーが待っててくれて思わずハグしてしまった。何とも爽やかで心身共に軽くなっていた。後で聞くとこの場所は「母の産道を意味し生まれ変わる」と言われてるそうです。

これで長かった病との人生も終わり。新しい人生が始まる・・・と希望に満ちてその場を後にサクサイワマンに向った。 


(2-3)タンボマチャイ

2010-07-20 09:29:09 | 私 人生 旅 ’97年ペルー編

昨夜高山病で寝込んでたT君とIちゃんは元気に起きて来た。この日から二人は私を「母さん!」と呼び始めた。一緒に今日から参加出来て良かった。帰国して成田空港に着くまでは二人がある音楽関係では名の知れた人とは知らず親しげに旅を続けて・・・いよいよ第1日目スタート!!!

6/23 Tanbo Machay(水の神殿)

この場所はシャーマンやヒーラーに取って重要な場所。
とにかく空の青が澄んで自然との調和を感じる。


遺跡中央に左右2本の聖水が流れ出る。
この場所は右脳と左脳、男性性と女性性のバランスを取る。
今年は昨年の旅で病を回復出来た感謝をし更にバランスを保ち健康で居られるように祈りながら聖水を浴びた。

心身共にバランスが崩れてると病と言う形で知らされる。
バランスを整える事で全ては維持される事を深く感じた。