最近は昔やっていた大航海時代の方に顔を出しています。
そこで去年の暮から新しく実装された南蛮貿易というシステムがあるのですが、これがまた色々と難しいので少しまとめてみました。(これは大航海の商会のサイトにも書きました)
まず南蛮貿易とは東アジア(日本)における交易です。
従来の交易品とは異なり、交易所で購入するのではなく、交易品を持っていき、交換する物々交換の形になります。
1.進物
南蛮貿易をするためには、まず長崎の町役人に進物(賄賂)をする必要があります。
進物は、一種類の交易品で一度に1000ポイント分の数を渡す必要があります。
必要な数としては、例えばをマスケット銃とした場合、その時の相場(後述)に影響されますが1000ポイントを達成するには大体300個前後になります。
その納品が済んで初めて長崎でのみ貿易が可能になります。
日本には他に「堺」「江戸」の2つの街がありますが、これらの街で貿易をするには貢献度(後述)が必要になります。
2.貿易と在庫変動
次に貿易についてですが、基本的には交易品を持っていき、その交易品の価値によって交換されます。
その際には、価値あるものを運んだ事による「貢献度」が与えられます。
貢献度は上昇すると他の街で貿易ができるようになったり、江戸の伊達正宗からアイテムがもらえるようになったりします。
各街の貿易が可能になるには
堺が5000
江戸が40000
必要です。
交易品の価値は、それ自体の価値と、在庫の数による変動により決定します。
それ自体の価値がある物は後で説明するとして、ここでは在庫の数による価値の変動について説明します。
在庫は各街ごとに用意されており常に変動しており、在庫グラフが高くなると在庫が多く、低いと在庫が少ない状況を表しています。
状況は各本拠地等にいる貿易商人から確認できます。
在庫の数は実際にその種類の交易品の取引による増減か、災害(後述)により変化します。
例えば工芸品を持っていき火器と交換した場合、工芸品の在庫が増加し、火器の在庫が減少します。
在庫の数は自分の手持ちと南蛮品の両方の価値に影響を持ちます。
よってもっとも南蛮品を多く得るためには、「在庫の少ない種類の交易品を持っていき、在庫の多い種類の南蛮品を選ぶ」という事が必要です。
また取引スキルも交換できる数を増加させる能力があるのでできるだけ高い方が好ましいです。
3.災害と交易品自体の価値
次に災害と交易品自体の価値についてです。
災害とは時間経過や在庫状況によって街ごとに起きる状態の事です。
具体的には
不景気:南蛮取引回数が減少してくると起きる現象で在庫が全体的に増加していく
好景気:南蛮取引回数が多いと起きる現象で在庫が全体的に減少する。
干ばつ:食料品、香辛料、香料の在庫が激減
疫病:食料品の在庫が激減
水害:不明
冷害:食料品、嗜好品の在庫が激減
戦争:食料品、火器、武具、医薬品、工業品、繊維等の在庫が激減
祭り:食料品、酒類、嗜好品、工芸品、の在庫が激減
造船需要:工業品の在庫が激減
と言った感じです。
災害で変動する物は現在でも情報が少ないので確定情報ではありません。
また、不景気以外の災害では現象している物を持っていくと、交換数と貢献度にボーナスがかかります。
よってでできるだけ災害状況にあった物を持っていくといいと思います。
次に交易品自体の価値についてですが、これについても情報が錯綜していますがとりあえず比較的交換数の多いと言われるものを列挙します。
食料品:ジャガイモ、サツマイモ、タロイモ
調味料:リンゴ酢
嗜好品:干しリンゴ
香辛料:サフラン、青唐辛子
酒類:ジン、アクアビット、ウイスキー
繊維:生糸
織物:トルコ絨毯、ダマスク織
宝石:べっこう、ダイタモンド
貴金属:金、プラチナ
武器:不明
家畜:不明
火器:マスケット銃
鉱石:硝石
工芸品:トンボ玉、ガラス細工
工業品:硫黄
と言った感じになっています。
全般的には各地の名産品が交換率が高い傾向です。
4.南蛮品の価格
南蛮品の価格は基本的にヨーロッパでは1個4万位で売れますが、南蛮品毎に特定の地域では5万以上で売れる港があります。
具体的にはこのような感じ
イベリア(ヒホンからモンペリエまで):佐摩銀、和書物、種子島銃
ネーデルランド領(アムステルダム周辺):青苧、西陣織、五倍子
フランス~イタリア(マルセイユからヴァネツィアまで):そば、醤油、日本画
イギリス(ロンドン周辺):日本刀、和紙、菖蒲
ドイツ(ハンブルグ、ブレーメン):清酒、イノシシ
北フランス(カレー~ボルドー):清酒、クチナシ
北欧(オスロからストックホルムまで):白磁鉱石、漆器
ギリシャ(アテネ、サロニカ、ファマガスタ、カンディア):茄子
紫水晶、柚子は該当港無し
5.おまけ情報
ここからはおまけ情報として伊達正宗のアイテムの下賜についてと、実際のやってみて学んだ事についてです。
伊達正宗からアイテムを下賜されるにはまず江戸で貿易ができるようになる必要があり、江戸で貿易をするとたまに呼び出しがかかり謁見するとアイテムを下賜されます。
この呼び出される確立については今だ不明ですが、江戸で貿易してブメする「殿(正宗)オンライン」などと呼ばれる行為もあります。
最後に実際にやってみた体験からの教訓ですが。
まず一つは家畜は絶対に扱わないという事です。
家畜はいつも在庫数が低いですが、それもそのはず交換数がほぼ無しに等しいからです。
二つ目にさっさと貢献度を稼いでまずは堺を解放する事です。
初期に交換できる場所は長崎しかなく、この状態では移動中に在庫が大きく変動したとしても別の場所という選択肢がないため利益を出しにくいです。また安全地域ではない場合長崎の前にはPK艦隊が配備されている事が多いです。
三つ目に国籍にあった物をちゃんと持って帰る事です。
例えばイスパニアなら種子島が主力南蛮品であるように、ボーナスがかかる港を同盟港に持つ商品を選びましょう。
関税やふっかけを限界まで行えるかどうかでの利益もかなり変わってきます。
最後に倉庫に余裕があるなら露店の商品を買ってでも持って帰る事です。
日本では南蛮品が3~5万位で露店されている事が多く、金は掛かりますが無事にヨーロッパに持って帰れれば、最終的には大きな利益と交易経験値につながります。
長々と書いてきましたがこれで南蛮貿易の大体の事は分かると思います。