先日知り合ったタムちゃん、という女の子の
実家に行ってきた。
バスで1時間。ビエンホアという街だ。
行ってみたらなんと、先日散々な思いをして
行ったスーパーのすぐ近所。
バスは恐ろしく狭い。
座席の前後が20cmもないような有様で
まっすぐ座ろうにも膝が入らない。
仕方なく斜めに座る。
1時間だからガマンできたが、
3時間とか4時間じゃ無理だな、これは。
バスは満席。
日本ではありえない光景が広がる。
乗客の荷物が笑える。
すごく大きな籠に鶏をいっぱい入れているおばさん。
自転車を持ち込む学生。
鶏も自転車もバスの屋根にくくりつけている。
そして車中もすごい。
みんな色んな物を食べてるのはいいけど、
ゴミは全部床に捨てる。
ピーナッツの殻やら
オレンジの皮やら
何でも床に捨てる。
床はあっという間にゴミだらけ。
日本では考えられない。
そしてバスを降りる。
タムちゃんの実家まで歩く事20分。
一本路地に入ると、すでにそこは舗装されていない道路。
タムちゃん宅に着く。
日本でもおなじみフォー(米のうどん)をご馳走になる。
タムちゃんの両親、お姉さん、お姉さんのダンナさん、
友達?結局10人位で食卓を囲む。
タムちゃんの家はすごく狭く、
土間のような部屋が3部屋しかない。
入り口を入ると居間、その奥が寝室、そのまた奥が食堂、
といった感じ。
全部6畳くらいしかない。
ここで寝るのか!?とちょっと不安になる。
そうしたらタムちゃんが
「ウチは狭いかマイちゃんの家に行きましょう」と。
なんだ、最初からそういう事だったのか。
マイちゃんもタムちゃん同じく、
最近よく会う子。
聞くところによると、マイちゃん宅は豪邸らしい。
行ってみると確かに大きい家。
シャワーを借り、出てくると、
マイちゃんのお姉さんが結婚式で新婦が着る
真っ赤なアオザイを持ってくる。
「これ、着てみて!!」と。
…はい。着ます。しかし、そんな衣装気軽に着ていいのですか?
着たら今度、マイちゃんの祖父母に挨拶に行くという。
まず、年配者に対するベトナム人の常識を教わる。
まず会ったら
「チャオ チャオ オング バー」と挨拶をするらしい。
普通は「チャオ オング バー」なんだけど、
年配者には尊敬の意味をこめてチャオは二回言うらしい。
(ちなみにチャオはこんにちは、オングはおじいさん、バーはおばあさん)
早速祖父母の前へ行く。
二人は立派な椅子に腰掛けている。
教わった通り挨拶をする。
ちょっと緊張。
おばあちゃんはビンロウの実を噛んでいて
歯が真っ黒、口は真っ赤。
補足:昔のベトナム人の女性は嗜好品として
ビンロウという実を噛んで辛い農作業を乗り越えていた。
ビンロウを長い事噛むと歯が黒く染まってくるが
黒ければ黒いほど、美しいと言われる)
祖父母はどうやら90歳らしい。
1910年生まれ。
日本人の私を見て、ニコニコしていたが
私の心の中は複雑。
この人たちは戦争を何回経験してきたのだろう。
どれだけ辛い思いをしてきたのだろう。
日本人の私を見て、どう思っているんだろう。
そんな事が頭をよぎる。
その後バイクでドライブしたり
日本の歌とかベトナムの歌を披露しあったりして
なんだかホームステイのドキュメンタリー番組みたいだ。
結局ベッドに入ったのは夜中1時すぎ。
しかし。
ベッドと言っても、木のベッドでマットレスがない。
硬くてとてもとても寝れない。
でも、泊めてもらって文句も言えない。
朝6時頃目が覚めてトイレに行く。
そうしたら他の人たちは既に起きていた。
さすがベトナム人。
朝が早い。
朝ごはんはもち米の太い麺のようなものと
ドーナッツ。
なぜに?麺とドーナッツ??
ホーチミンに帰る前に再びタムちゃん宅に寄る。
タムちゃんのお母さんから
『家は小さいけど心は大きい』と
いうベトナムのことわざを教わる。
要は、だからまたおいで、ってことらしい。
そっか。家は小さくても心は大きい。
よく言ったものだ。
本当にベトナム人はやさしい。
心が大きい。
最近つくづく感じる。
ベトナムってすばらしい。
実家に行ってきた。
バスで1時間。ビエンホアという街だ。
行ってみたらなんと、先日散々な思いをして
行ったスーパーのすぐ近所。
バスは恐ろしく狭い。
座席の前後が20cmもないような有様で
まっすぐ座ろうにも膝が入らない。
仕方なく斜めに座る。
1時間だからガマンできたが、
3時間とか4時間じゃ無理だな、これは。
バスは満席。
日本ではありえない光景が広がる。
乗客の荷物が笑える。
すごく大きな籠に鶏をいっぱい入れているおばさん。
自転車を持ち込む学生。
鶏も自転車もバスの屋根にくくりつけている。
そして車中もすごい。
みんな色んな物を食べてるのはいいけど、
ゴミは全部床に捨てる。
ピーナッツの殻やら
オレンジの皮やら
何でも床に捨てる。
床はあっという間にゴミだらけ。
日本では考えられない。
そしてバスを降りる。
タムちゃんの実家まで歩く事20分。
一本路地に入ると、すでにそこは舗装されていない道路。
タムちゃん宅に着く。
日本でもおなじみフォー(米のうどん)をご馳走になる。
タムちゃんの両親、お姉さん、お姉さんのダンナさん、
友達?結局10人位で食卓を囲む。
タムちゃんの家はすごく狭く、
土間のような部屋が3部屋しかない。
入り口を入ると居間、その奥が寝室、そのまた奥が食堂、
といった感じ。
全部6畳くらいしかない。
ここで寝るのか!?とちょっと不安になる。
そうしたらタムちゃんが
「ウチは狭いかマイちゃんの家に行きましょう」と。
なんだ、最初からそういう事だったのか。
マイちゃんもタムちゃん同じく、
最近よく会う子。
聞くところによると、マイちゃん宅は豪邸らしい。
行ってみると確かに大きい家。
シャワーを借り、出てくると、
マイちゃんのお姉さんが結婚式で新婦が着る
真っ赤なアオザイを持ってくる。
「これ、着てみて!!」と。
…はい。着ます。しかし、そんな衣装気軽に着ていいのですか?
着たら今度、マイちゃんの祖父母に挨拶に行くという。
まず、年配者に対するベトナム人の常識を教わる。
まず会ったら
「チャオ チャオ オング バー」と挨拶をするらしい。
普通は「チャオ オング バー」なんだけど、
年配者には尊敬の意味をこめてチャオは二回言うらしい。
(ちなみにチャオはこんにちは、オングはおじいさん、バーはおばあさん)
早速祖父母の前へ行く。
二人は立派な椅子に腰掛けている。
教わった通り挨拶をする。
ちょっと緊張。
おばあちゃんはビンロウの実を噛んでいて
歯が真っ黒、口は真っ赤。
補足:昔のベトナム人の女性は嗜好品として
ビンロウという実を噛んで辛い農作業を乗り越えていた。
ビンロウを長い事噛むと歯が黒く染まってくるが
黒ければ黒いほど、美しいと言われる)
祖父母はどうやら90歳らしい。
1910年生まれ。
日本人の私を見て、ニコニコしていたが
私の心の中は複雑。
この人たちは戦争を何回経験してきたのだろう。
どれだけ辛い思いをしてきたのだろう。
日本人の私を見て、どう思っているんだろう。
そんな事が頭をよぎる。
その後バイクでドライブしたり
日本の歌とかベトナムの歌を披露しあったりして
なんだかホームステイのドキュメンタリー番組みたいだ。
結局ベッドに入ったのは夜中1時すぎ。
しかし。
ベッドと言っても、木のベッドでマットレスがない。
硬くてとてもとても寝れない。
でも、泊めてもらって文句も言えない。
朝6時頃目が覚めてトイレに行く。
そうしたら他の人たちは既に起きていた。
さすがベトナム人。
朝が早い。
朝ごはんはもち米の太い麺のようなものと
ドーナッツ。
なぜに?麺とドーナッツ??
ホーチミンに帰る前に再びタムちゃん宅に寄る。
タムちゃんのお母さんから
『家は小さいけど心は大きい』と
いうベトナムのことわざを教わる。
要は、だからまたおいで、ってことらしい。
そっか。家は小さくても心は大きい。
よく言ったものだ。
本当にベトナム人はやさしい。
心が大きい。
最近つくづく感じる。
ベトナムってすばらしい。