今週の週刊ダイヤモンドの特集が少々気になった。「仕事図鑑」というタイトルで、いろいろな業界の「実情」を詳らかにする、という内容らしい。その広告によればIT業界は、
「クール」より「泥臭さ」の労働集約型産業
とのこと。記事を読んでいないのでなんともいえないけれど、このタイトルをみて少し思ったのは「IT」という言葉の使われ方について。
ITベンチャーブーム以降、いろいろなところでITという「くくり」が使われるけど、この言葉でなんでもひと纏めにしてしまうのって少し乱暴すぎないだろうか。
たぶん世間一般が「クール」とイメージしているのは、いわゆる「ヒルズ族」に代表される企画型ベンチャーのこと。うちのような「ソフトウェアハウス」もITには違いないのだけれど、これは昔からある非常に地味な仕事。
それらをひとまとめで「IT」呼ぶことには、現場にいる身としてなんとなく違和感を感じてしまう。
以前所属した会社がシステム開発を請け負ったある「ドットコム企業」の場合、システム関連の製造、メンテナンスはすべて外部委託、彼らはそのシステムを使用して売り上げをあげることに専念していた。開発費用数千万円のシステムから数十倍の売り上げを(当時は)あげていたのだから、この会社に関しては労働集約型には当てはまらない気がする。もちろん自社でシステム開発まで行うドットコム企業もあるから、一概にいえる話ではないけれど(ただ、その会社が「クール」でなかった点では週刊ダイヤモンドに同意)。
ちなみに残念な話ではあるけど、ソフトウェアハウス=労働集約型産業との指摘はまったくその通り。少なくとも現状においては。
もちろん、弊社としてはいつまでもその状況に甘んじているつもりはないし、いつかは知的集約型の業態へ移行していきたいと、いろいろと考えてはいるけれど...
「クール」より「泥臭さ」の労働集約型産業
とのこと。記事を読んでいないのでなんともいえないけれど、このタイトルをみて少し思ったのは「IT」という言葉の使われ方について。
ITベンチャーブーム以降、いろいろなところでITという「くくり」が使われるけど、この言葉でなんでもひと纏めにしてしまうのって少し乱暴すぎないだろうか。
たぶん世間一般が「クール」とイメージしているのは、いわゆる「ヒルズ族」に代表される企画型ベンチャーのこと。うちのような「ソフトウェアハウス」もITには違いないのだけれど、これは昔からある非常に地味な仕事。
それらをひとまとめで「IT」呼ぶことには、現場にいる身としてなんとなく違和感を感じてしまう。
以前所属した会社がシステム開発を請け負ったある「ドットコム企業」の場合、システム関連の製造、メンテナンスはすべて外部委託、彼らはそのシステムを使用して売り上げをあげることに専念していた。開発費用数千万円のシステムから数十倍の売り上げを(当時は)あげていたのだから、この会社に関しては労働集約型には当てはまらない気がする。もちろん自社でシステム開発まで行うドットコム企業もあるから、一概にいえる話ではないけれど(ただ、その会社が「クール」でなかった点では週刊ダイヤモンドに同意)。
ちなみに残念な話ではあるけど、ソフトウェアハウス=労働集約型産業との指摘はまったくその通り。少なくとも現状においては。
もちろん、弊社としてはいつまでもその状況に甘んじているつもりはないし、いつかは知的集約型の業態へ移行していきたいと、いろいろと考えてはいるけれど...