着物美人になろう

着物の着付け、縫い方、お手入れについて、お直し

冬は静電気が多く発生します。

2006年11月26日 14時13分40秒 | 着物の着方
 やはり着物は、冬に着ることが多いと思います。
それと、冬に多く発生するのが、静電気です。
ガソリンスタンドで、ガソリンを入れる前に、静電気防止装置にタッチして、静電気を除去しますが、それでは、何故静電気は発生するのでしょう。
数年前に、HNKの番組で、取り上げたことがありました。
人の衣服や着物の繊維は、最近では、いろいろな化学繊維(ポリエステル・アクリル・レーヨン・キュポラ・ベンベルグ等)、天然繊維(木綿・麻・正絹・ウール)等から、着物や洋服が作られています。
人が着ている洋服や着物の繊維が、すべて同じ繊維を着ていた場合は、静電気は起きにくいです。
静電気が起きるのは、繊維のなかには、+とーの電気を含む物があり、+がウールとすると、-は、アクリルです。
その間に、麻・、木綿・正絹の繊維があり、アクリルの側には、ポリエステル・レーヨン・ベンベルグ等の化学繊維があります。
だから、一番静電気の起きる組み合わせは、ウールとアクリルです。
冬に毛糸のセーターで、ウールとアクリルの物を着ると、静電気が多く発生すると言う原理です。
NHKにもう一度再放送をお願いしましたが、この静電気の仕組みについて、再放送はありませんでした。
でも、これを知っておくと本当に便利です。
私が、着物を着始めたとき、静電気で着物の裾がまとわり付いて苦労した事があります。
最近では、着物を着るときは、重ね着する繊維を出来るだけイオン化傾向の同じ物、同じ繊維を重ねて着るように心がけています。

お葬式の喪服について

2006年11月25日 19時14分59秒 | 着物の着方
 着物を着る行事で、一番突然来るのが、お葬式です。
良く病気がちな、お姑さんが居て、着物をすべて準備すると、亡くなるのを待っているようで、常識に反すると言う方がいらっしゃいますが、やはり、心の準備と着物の準備は用意周到に準備したほうが良いと思います。
身内の場合は本当に大金が出費するものです。
私も、11月3日に主人の母が百一歳で亡くなり、家にある現金のすべてを持っていって、殆ど使い切ってしまいました。
幸い喪服は、小物一式準備していましたので、万が一の時のため、雨具と草履カバーも用意しましたが、幸い天気に恵まれ、使わずに済みました。
でも、雨具の用意も必要です。
 それで、もし出来るなら、生前の元気なうちに、お葬式の積み立てや形式を考えておくのも、良い方法です。
いざと言う時に、後悔しない秘訣です。
いつもながらお葬式に出席して思うことですが、皆、最後は、骨と灰になってしまうのです。
生きているうちに、精々、徳を積み、安らかに、天に召されたい物です。