南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

21.7.17 東京新感染1410 59(前週950 63 前々週716 50) 前週同曜日比148% BD-I1-S準太陽合に, 次週末NavIC東輪1E, QZS軌道東西シフトダンス

2021年07月17日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 07/17 日本QZSSとインドNavIC/IGSOの24時間リンクのアニメGIF
2019 07/17 インド・太平洋宇宙連携の動的な24時間イメージを把握するために、日本QZSS軌道2衛星とインドNavIC/IGSO2衛星との間のリンクの24時間アニメGIFを......

2019 07/17 関東久し振りに太陽:太陽合対象は初のBD-I1-SついでNavIC東輪1Dそして西輪1Iの順
2019 07/17 関東は久し振りの太陽光で気温も夏日になりました。初のBD-I1-Sの太陽合が先行し、引き続きインドNavIC東輪1Dついで中東ホルムズ海峡上空を飛翔する西......

2020 7/17 Don't GoTo東京新感染293名 来週にも最後のBD-I1-S準太陽合へ(BD十字星5衛星連続太陽合)⇒7月末:NavIC-1E,-1Iペア非同期!太陽合
本年と昨年の7/17のアニメGIFの比較については、以下引用記事内のアニメGIFと比較しながらご覧ください。当方にとっては1年前にイロイロと挑戦していたなと自分でもびっくりすること......

2021.7.17 東京新感染1410 重症59(前週950 63 前々週716 50)
東京コロナ新規感染が,前週同曜日比148%となりました.このデルタ株第5波増大ペースを来週に延長しますと,五輪開会式当日までに,東京新規感染者数は2000名に突入することになります.そしてまずは中等症の累積入院者ベッド数の不足が顕著となり,酸素ボンベの取り合いの野戦病院化している可能性が高いです.

一見無関係な人工天体の動き記録と,コロナ禍の感染者数を,同一ブログ記事内で記録を残しておくことに,違和感を覚えることは不思議とありません.
簡単に言いますと,どちらデータも年周的な傾向を持っているらしいことが,理由のひとつです.その他理由は,イロイロとありますが,別の機会に譲りたいと思います.
巨大なビッグデータ間の多要素間の相関分析について,大衆的な個人パソコンでも充分扱えるところまで,データサイエンスとネットワークが進化した時代になっています.これは現21世紀が,オープンなデータサイエンスを,公開の場で大規模に展開できる時代であることを意味します.

21世紀中盤の近未来は,オープン・データサイエンスが隆盛を極める国が,科学技術の主導権を握れる時代になると,私は考えます.20世紀の最後の15年はNIFTYのようなパソコン通信が,当時の先進国での文化力構築に寄与しました.日本のパソコン通信は,特に漢字文化圏の中核バザールとして,デジタル文化力アップに非常に大きな役割を果たしたと考えています.

現在の日本では,ほぼ毎日更新されている個人ブログやホームページが数百万規模の件数あると言われます.このうちの何%かの個人ブログやホームページが,独自のデータを記録して公開したときに,日本国内は同質性が高く,自由で透明なビッグデータ間エージェントが飛び交うことになります.新しい日本の文化力が発揮されることになるだろうと予想します.

現21世紀では自動翻訳技術が日本の文化力を世界に発信してくれます.日本はオープンイノベーションのための国際バザールの最重要拠点になりうる国だと思います.




日本QZS-4(赤色)の軌道軸経度がQZS-1(橙色)やQZS-2(黄色)の軌道軸経度から大きく西側にゆっくりとシフトしていることが分かります.
このブログの軌道アニメGIFを,過去1ヶ月間(それ以上がもっと良いです)に亘って遡って見ていただくと,このQZS三軌道軸の3色のシフトダンスの興味ある変化を知ることができます.
おそらくレガシーQZS-1(橙色)の軌道は大切に維持されており,その他の2色軌道が橙色を中心に,東西ダンスをしているのであろうことが分かります.


太陽赤緯射影軌道は,北回帰線の南側にて冬至までは,ゆっくりと南下をしてゆきます.
引き続きBD衛星列太陽合が連続するBD太陽合のデイリーモニタリング天文学的測定に全集中します。

BD五兄弟の最後のBD-I1-Sが準太陽合に到達して,次週末には,インドNavIC東輪1E太陽合,遅れてNavIC西輪1Iの非同期太陽合へと続きます.
BD五兄弟(BD-I2-S(済), BDIGSO-2(済), BDIGSO-5(済), BD3-IGSO-3(済), BD-I1-S(準))は,順に太陽合を生起してきました。

これをご理解して頂くには、ご自身で以下のN2YOサーバのURLを叩いてご確認されるのが、なにより大切であると思います。なおアンカーとしては、静止精度が高く安定に保持されている日本のBSAT-4A(NORAD ID 42951)を、2019年から使用しています。
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337

N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます。中国北斗IGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください。

当ブログの国際アクセス状況からして、日本国内からのBDS衛星群への関心は非常に薄いです。北斗系IGSOは一般には3衛星と国際通知されています。しかし本ブログのBD-IGSOプロットでは少なくとも常時11~12衛星のIGSOを記録しているわけです。アンドロイドスマホでもBD-IGSOは5-6機は受信できます。

上記のN2YOサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します。
Navic西輪軌道が重要になってきていますから、西NavIC軌道までカバーするように経度方向に西側へ拡大しています。


太陽合を完了したBDS三姉妹(BD3-IGSO-1,BD-IGSO-3,BD-IGSO-6)と,南下縦列五兄弟のうちの完了済BD-I2-S,BDIGSO-2, BDIGSO-5, BD3-IGSO-3衛星群の太陽との最小離角を赤色円で、まだ完了していない南下縦列BDS(BD-I1-S)の最小離角を緑色円にて示しています。夏至を挟んで、緑色から赤色に変化してゆくBDS衛星数が、増えて行くことがお分かりと思います。



インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました。昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています。相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません。NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります。インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました。軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です。

この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう。インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません。

衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
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