南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

QZS-3GEO完了済:9/01-9/02JST:南北両窓Covia Que機の1時間毎スマホGNSSモニタリング

2017年09月02日 | 2017/09スマホQZSモニタリングデータ
QZS-4号打上げ10月10日の予定日まで38日
伊能忠敬没200年命日2018年5月17日まで257日
2018年5月18日 太平洋・島サミットPALM2018まで258日


【以下遅延追加です】
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QZS-3機が既に先月末にはGEOになっていました。QZS-3のNORAD IDが42917でした。42918は打上げてくれたH2AロケットのIDでした。大変失礼しました。勘違い誠にお粗末でした。


QZS-3機はインドネシア上空にて静止しています。QZS-2機の赤い軌道が赤道と交差するところがちょうど東経127度のGEO機の静止経度になっています、大変興味深いです。上側にインドネシアの緯度経度線ありの地図を貼りましたので、ご確認ください。

つまりQZS-2の軌道が本来の「8の字」軌道であり、QZS-1機の現在の黄色軌道は暫定で、将来7年間頑張ってくれた機の代替機が上がる時までは、この黄色軌道をレガシー孤軍奮闘ご苦労様軌道として同居させるのでしょうね。天の伊能忠敬さんも、それは大賛成だと思いますよ、きっと。

スマホはいまのところ全く反応はありません。BDSS受信可能のスマホではBDSSのGEOはきっちり受かっていますので、GEOだから受かっていないということはないと思います。

当方のU-blox機 M8NでもQZS-3からの明確な信号受かっていませんが、U-bloxの2017年9月2日11時45分頃のFactDataは以下のスナップショットです。


右側のトレース枠に日の丸がひとつできていました。下部のレベルプロットでQ3ができています。これからQZSS-3のGEOが面白そうなので24時間スナップショットを残しておくこととします。

いまやネットではFactDataを残さないと嘘情報と見られますから。大事ですね。

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【以上、遅延追加でした】

主軸機になってきている南北両窓Covia Que機でのAndroiTSアプリによる24時間毎時のGNSSレベルプロットの スナップショット・タイルです。

2017/09/01_09h~09/02_08hJST (9/01 0hUT~23hUT):
南窓Que機でのレベルプロット・タイル


2017/09/01_09h~09/02_08hJST (9/01 0hUT~23hUT):
北窓Que機でのレベルプロット・タイル


最近お留守になっていました主軸機になってきている南北両窓Covia Que機のレベルプロット・タイルの比較です。両者とも順調に安定にデータが取得できています。Que機は経緯的に北窓機から測定を開始して、南窓機を追加しました。当時から北窓機の受信レベルが高いことに驚きましたが、こうして比較してみると相変わらず北窓機の方が感度が高いことが分かります。同じQue機でもこの程度の個体差はあり、その差は季節的にも安定したものであることが伺えます。更に長期の計測を継続することにより、個体差の評価ができるものと思います。

夏季の厳しい温度変化を経て、現在までのところではCovia Que機の個体差の安定性自体がZenfone2インテル版よりも落ち着いており、優れている印象です。