南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

5/16-17:伊能忠敬命日:1時間毎スマホQZS-1モニタリング正常受信継続中!

2017年05月17日 | 2017年1月~5月スマホQZSモニタリングデータ
伊能忠敬没後200年の2018年5月17日まで丁度1年
伊能忠敬没後199年の命日は本日5月17日
2018年5月18日の太平洋・島サミットPALM2018まで1年と1日
QZS-2の打上げ予定開始の来月6月1日まで後14日です

ASUS Zenfone2インテルAtom版のAndroiTSによるGNSSレベルプロットのスナップショット・タイルのアップロードです。

2017/05/16_13h~05/17_12hJST:ほぼ正常受信が継続しています!

では1時間毎スマホQZS-1の24時間モニタリング情報を記録します。

2017/05/16_13h~05/17_12hJST


2年前にこのブログを書き始めて、アンドロイドスマホであればAndroiTSなどのアプリを載せれば、スマホが本格的なGNSS電波望遠鏡に変身できることに確信しました。そして3.11大震災から5周年を過ぎたころに、伊能忠敬の没後200年の命日を思い出し、その西暦での200年目の命日2018年5月17日が3年毎開催の太平洋・島サミット時期に近いと連想しました。

当方は、南太平洋島嶼国とは2年にわたる非常に印象深い滞在の記憶・記録・経験が頭に残っておりました。そこで以下の記事などを記録したことが、本ブログの使命を固めることとなったという経緯があります。
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http://blog.goo.ne.jp/qzss/e/585ef6189d8c3fb0fe41dbfd53782906

伊能忠敬は寛政12年(1800年)から文化13年(1816年)まで、足かけ17年をかけて全国各地を測量し『大日本沿海輿地全図』を完成させ、日本国史上で初めての国土の正確な姿を明らかにされた。中学生以上なら伊能忠敬を知らない人はいないであろう。

そして1818年5月17日(文化15年4月13日)に伊能忠敬は満73歳で没したとされている。

つまり来る2018年は伊能忠敬の没後200年にあたります。
2018年こそは、わが国の測位衛星QZSSが劣勢を挽回する踏ん張りの年として、
まさにふさわしいといえます。
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当方は、この記事を書いた時よりもQZSSの増強への問題意識は、より具体的かつ強まっています。

恒例の欧州からのGNSSマーケットレポート←GPSWorld誌

2017年05月17日 | GNSS/QZSS情報
伊能忠敬没後200年の2018年5月17日まで丁度1年
伊能忠敬没後199年の命日は本日5月17日
2018年5月18日の太平洋・島サミットPALM2018まで1年と1日
QZS-2の打上げ予定開始の来月6月1日まで後14日です

GPSWorld誌メールによれば恒例の欧州からのGNSSマーケットレポートの記事が以下のURLにあります。
http://gpsworld.com/gsa-launches-2017-gnss-market-report/?utm_source=navigate&utm_medium=email&utm_campaign=gps_navigate_05162017&eid=376814095&bid=1756790

このトップ記事は端的かつ刺激的な以下の図面です。
Asia-Pacific will consolidate its position as the largest regional GNSS market
と題されています。


The global GNSS market is expected to grow from 5.8 billion devices in use in 2017 to an estimated 8 billion by 2020.
つまりGNSS市場は2017年に58億台に、東京五輪の2020年には80億台規模となるとの推定です。これは単年度の規模数字ですから、デバイスを4年使用するとして2014年からの累積台数ではすでに軽く100億台を越していることになります。世界人口を超えていますが、スマホとタブレットないしスマートデバイス・カーナビを複数持つのが当たり前になっていますので、この数字には大きな誤りはないでしょう。

2015年以降の途上国・新興国における1万円・百ドルクラスのスマホ・タブレットへの人気の高さからみても、GNSSデバイスの主戦場は100億台以上なっていると思われます。

欧州勢としてはスマホブレークに間に合わなかったガリレオ衛星系をこのマーケットの主戦場に送り込めていないことの焦りがあると思います。

更には上図にあるように地理的な圧倒的な主戦場はアジア・太平洋地域であり、欧州市場は2番手か3番手であることです。この点では地域測位衛星RNSSでありますが、以下の図のように、QZSSはまさに圧倒的な主戦場である東アジアと西太平洋地域をカバーしているわけです。


QZSS利用のメインターゲットをドメスティックなものに自主規制する必要はありません。東京五輪目指して利用技術を磨き上げて、並行してアジア・太平洋地域に広くマーケッティングしてゆくことが重要です。

後継衛星打上げと太平洋・島サミット2018が連なる2017年と2018年はQZSSの国際市場での勝負の年といえるでしょう。

失礼しました。