ATP Ranking Forecast xlsx File の基本部分を説明します。 (クリック)
今週の獲得ポイントを入力すればランキングポイントを表示する計算表ができないだろうか。
1列を1週として各週獲得ポイントを入力すれば52列でランキング期間の52週を認識できる。
各列(各週)ごとに 18行を使って、52列内の 4GS8MS 以外ポイントを大きい順に 1番~18番を並べる。そして、
1番目からCountable大会数の行数を合計し、4GS8MS のポイントをプラスすればランキングポイントになる。
この事から、各列で 4GS8MS を識別し、SUM関数の合計範囲を可変にすればランキングポイントが計算できる。
ランキングポイントルールを以下のとおり簡素化して説明します。
・ATPランキング期間は過去52週間
・(4) GS + (8) mandatory MS + best (6) results (ATP Cup、ATP Finals は出場していない)
・ランキング期間中大会数が 4GS + 8MS でない場合は best results の増減で18大会に合わせる
・4GS8MS 本戦を欠場した場合は 0-point ペナルティーで大会数にカウントする(予選、他CH大会のポイントはない)
・500大会の 0-point ペナルティーはない(出場義務を果たしている)
A~Z は26文字なので (A~Z)x2 で52週、列AA~列BZ の52列を使って 列BZ を今週とします。
AA1 に 51週前月曜日の日付を入力し AB1 は =AA1+7 この先 BZ1 までコピーすると BZ1 は今週の日付
AA2 は =AA1+364 この先 BZ2 までコピーすると BZ2 は今週ポイントの失効日付
AA3~BZ3 はコメント用セルとし大会名等を入力
AA4~BZ4 は 4GS8MS 後のランキング発表日ならば 1(または 0 以外の数値)とし、これ以外は空白
AA5~BY5 は ATP Official Site の Rankings Breakdown と失効日付 AA2~BY2 を合わせて獲得ポイントを入力
BZ6 は BZ4 で 4GS8MS を判定し 4GS8MS の場合は BZ5、但し BZ5 が空白または 0 の場合は 0.05
0.05 は 0-point で大会数をカウントするために 0 と区別、すべて合計しても 1 未満となるいずれかの値
BZ6 を AA6~BY6 にコピー
BZ7 は BZ4 で 4GS8MS 以外を判定し 4GS8MS 以外(他大会)の場合は BZ5
BZ7 を AA7~BY7 にコピー
BZ8 は他大会をカウントする数、AA6~BZ6 が >0 の個数(4GS8MSの大会数)を 18 からマイナス
BZ9 は求める合計ポイント、BZ11 から下に BZ8 行の合計に 4GS8MS のポイント合計の整数をプラス
OFFSET関数は BZ11 を基準に基準の移動はなし(,0,0)で、合計する行数は BZ8 で列数は 1(,BZ8,1)
BZ11 は他大会ポイント AA7~BZ7 を大きい順にしたときの 1番目、同様に BZ12~BZ28 は 2番目~18番目
BZ5 に今週の獲得ポイントを入力すれば BZ9 にランキングポイントを表示します。
説明のため簡素化した部分をルールブックに従った計算にするためには
mandatory MS 免除の場合または 4GS8MS の本戦に出場できない場合は BZ6 に 0 を上書き
4GS8MS の週に予選のみまたはCHのポイントがある場合は BZ7 に上書きし、BZ6 に 0 を上書き
500大会の 0-point ペナルティーの場合は BZ6 に 0.05 を上書き
ATP Cup、ATP Finals のポイントは18大会に加算されるので、ポイント入力行を追加して合計
過去同じ週に 3大会のポイントが存在したことがあり、この対応にもポイント入力行の追加が必要
以上が計算表の基本部分です。
5行目以下を計算する選手の数だけコピーし 1~3、5、9 行目以外をフィルターを使って非表示にします。
日付を指定してランキングポイントを別の列にコピーし、RANK関数を使えばランキングを表示できます。
BZ5 に今週の獲得ポイントを入力する前に 列BZ を52列先までコピーし、3行目に
4GS8MS を示す 1 を入力すれば、失効日が到来してポイントが減っていく様子がわかります。
これをランキング予想サイトでは Forecast と言っているようです。
Race To London は 18大会から未開催の 4GS8MS 数マイナスした大会数を合計するので、
Paris MS 決勝翌月曜日の Forecast が Race To London のポイントになります。
BZ5 に今週獲得ポイントを入力後の CA9 は来週の基礎点と呼ばれています。
CA10 は来週これを超えるポイントを獲得すれば入れ替わるポイントです。
別シートから CA9 と CA10 を参照し CA10 を超えるとラウンド毎ポイントを加算する式をセットすれば
来週開催トーナメントのラウンド毎ランキングポイント予測表になります。
この計算表を作った目的はこれ、次の大会で 錦織圭 が何位になる可能性があるかを知るためです。
ポイントを知るだけならライブサイトがあり、ATPの公式発表を待てばよいのですから。
この計算表の一番のメリットはシミュレーションができることです。
未開催週にポイントを入力すれば、52週先までのポイントやランキングが連動して変わります。
2017年はブエノスアイレスとリオで連続優勝すれば、2017-02-27 自力でキャリアハイ 3位と期待していました。
ATP Ranking Forecast.xlsx の全機能と最新版についてはトップまたは下のリンクをクリックしてください。
ATPランキングポイント計算表(続)は こちら
2020 ATP Tour Keep your eye on the ball ATP Ranking Forecast xlsx File 有識者会議
今週の獲得ポイントを入力すればランキングポイントを表示する計算表ができないだろうか。
1列を1週として各週獲得ポイントを入力すれば52列でランキング期間の52週を認識できる。
各列(各週)ごとに 18行を使って、52列内の 4GS8MS 以外ポイントを大きい順に 1番~18番を並べる。そして、
1番目からCountable大会数の行数を合計し、4GS8MS のポイントをプラスすればランキングポイントになる。
この事から、各列で 4GS8MS を識別し、SUM関数の合計範囲を可変にすればランキングポイントが計算できる。
ランキングポイントルールを以下のとおり簡素化して説明します。
・ATPランキング期間は過去52週間
・(4) GS + (8) mandatory MS + best (6) results (ATP Cup、ATP Finals は出場していない)
・ランキング期間中大会数が 4GS + 8MS でない場合は best results の増減で18大会に合わせる
・4GS8MS 本戦を欠場した場合は 0-point ペナルティーで大会数にカウントする(予選、他CH大会のポイントはない)
・500大会の 0-point ペナルティーはない(出場義務を果たしている)
A~Z は26文字なので (A~Z)x2 で52週、列AA~列BZ の52列を使って 列BZ を今週とします。
AA1 に 51週前月曜日の日付を入力し AB1 は =AA1+7 この先 BZ1 までコピーすると BZ1 は今週の日付
AA2 は =AA1+364 この先 BZ2 までコピーすると BZ2 は今週ポイントの失効日付
AA3~BZ3 はコメント用セルとし大会名等を入力
AA4~BZ4 は 4GS8MS 後のランキング発表日ならば 1(または 0 以外の数値)とし、これ以外は空白
AA5~BY5 は ATP Official Site の Rankings Breakdown と失効日付 AA2~BY2 を合わせて獲得ポイントを入力
BZ6 は BZ4 で 4GS8MS を判定し 4GS8MS の場合は BZ5、但し BZ5 が空白または 0 の場合は 0.05
0.05 は 0-point で大会数をカウントするために 0 と区別、すべて合計しても 1 未満となるいずれかの値
BZ6 を AA6~BY6 にコピー
BZ7 は BZ4 で 4GS8MS 以外を判定し 4GS8MS 以外(他大会)の場合は BZ5
BZ7 を AA7~BY7 にコピー
BZ8 は他大会をカウントする数、AA6~BZ6 が >0 の個数(4GS8MSの大会数)を 18 からマイナス
BZ9 は求める合計ポイント、BZ11 から下に BZ8 行の合計に 4GS8MS のポイント合計の整数をプラス
OFFSET関数は BZ11 を基準に基準の移動はなし(,0,0)で、合計する行数は BZ8 で列数は 1(,BZ8,1)
BZ11 は他大会ポイント AA7~BZ7 を大きい順にしたときの 1番目、同様に BZ12~BZ28 は 2番目~18番目
BZ5 に今週の獲得ポイントを入力すれば BZ9 にランキングポイントを表示します。
行 | 列 BZ |
1 | =BY1+7 |
2 | =BZ1+364 |
3 | [ comments ] |
4 | [ 1 means 4GS8MS ] |
5 | [ gain ] |
6 | =IF(BZ$4,IF(OR(ISBLANK(BZ5),BZ5=0),0.05,BZ5),0) |
7 | =IF(NOT(BZ$4),BZ5,0) |
8 | =18-COUNTIF(AA6:BZ6,">0") |
9 | =SUM(OFFSET(BZ11,0,0,BZ8,1))+INT(SUM(AA6:BZ6)) |
10 | =IF(BZ$4,0,LARGE(AA7:BY7,BZ8)) |
11 | =LARGE(AA7:BZ7,1) |
12 | =LARGE(AA7:BZ7,2) |
13 | =LARGE(AA7:BZ7,3) |
14 | =LARGE(AA7:BZ7,4) |
15 | =LARGE(AA7:BZ7,5) |
16 | =LARGE(AA7:BZ7,6) |
〃 | 〃 |
28 | =LARGE(AA7:BZ7,18) |
説明のため簡素化した部分をルールブックに従った計算にするためには
mandatory MS 免除の場合または 4GS8MS の本戦に出場できない場合は BZ6 に 0 を上書き
4GS8MS の週に予選のみまたはCHのポイントがある場合は BZ7 に上書きし、BZ6 に 0 を上書き
500大会の 0-point ペナルティーの場合は BZ6 に 0.05 を上書き
ATP Cup、ATP Finals のポイントは18大会に加算されるので、ポイント入力行を追加して合計
過去同じ週に 3大会のポイントが存在したことがあり、この対応にもポイント入力行の追加が必要
以上が計算表の基本部分です。
5行目以下を計算する選手の数だけコピーし 1~3、5、9 行目以外をフィルターを使って非表示にします。
日付を指定してランキングポイントを別の列にコピーし、RANK関数を使えばランキングを表示できます。
BZ5 に今週の獲得ポイントを入力する前に 列BZ を52列先までコピーし、3行目に
4GS8MS を示す 1 を入力すれば、失効日が到来してポイントが減っていく様子がわかります。
これをランキング予想サイトでは Forecast と言っているようです。
Race To London は 18大会から未開催の 4GS8MS 数マイナスした大会数を合計するので、
Paris MS 決勝翌月曜日の Forecast が Race To London のポイントになります。
BZ5 に今週獲得ポイントを入力後の CA9 は来週の基礎点と呼ばれています。
CA10 は来週これを超えるポイントを獲得すれば入れ替わるポイントです。
別シートから CA9 と CA10 を参照し CA10 を超えるとラウンド毎ポイントを加算する式をセットすれば
来週開催トーナメントのラウンド毎ランキングポイント予測表になります。
この計算表を作った目的はこれ、次の大会で 錦織圭 が何位になる可能性があるかを知るためです。
ポイントを知るだけならライブサイトがあり、ATPの公式発表を待てばよいのですから。
この計算表の一番のメリットはシミュレーションができることです。
未開催週にポイントを入力すれば、52週先までのポイントやランキングが連動して変わります。
2017年はブエノスアイレスとリオで連続優勝すれば、2017-02-27 自力でキャリアハイ 3位と期待していました。
ATP Ranking Forecast.xlsx の全機能と最新版についてはトップまたは下のリンクをクリックしてください。
ATPランキングポイント計算表(続)は こちら
2020 ATP Tour Keep your eye on the ball ATP Ranking Forecast xlsx File 有識者会議