4月に異動しておよそ2か月が経過しました。
この時期この部署に異動すると言うことに対しては、きっと自分の人生の中で深い意味があるんだろうなと思っていましたが、およそ2か月経過して、それが徐々に明らかになってきました。
それは、前年度まで所属していた部門にいる間、ずっと悩み苦しんでいたことからの解放でもありました。
組織に所属をしていると、あたりまえの事が、あたりまえに行なわれない事があります。
また、事実実態が、特に組織にとって都合の悪い事実実態が、聞き入れられなくなってしまうという事態が起こる事があります。
そんな組織の不条理の狭間に立たされていたのが前の部門でした。
しかし、自分のスタンスを曲げないで良かった、そして信念を貫き通してきて良かったと、今回、異動と言うイベントを通じて知る事が出来ました。
奇しくも世の中は、日大アメフト部の危険タックルの話題で持ち切りです。 そしてこの件に関して、為末大さんはTwitterで以下のコメントを発信しています。
組織に命令されたからといっても自分の意思に反したことをしてはならないという言葉が、私たち全ての大人に向かってくる / アメフト 日大選手「監督が “つぶせば出してやる”」 (NHKニュース) #NewsPicks https://t.co/wBoifepQds
— 為末 大 (@daijapan) 2018年5月22日
人間は、本当に弱い生き物なんだなと、この出来事を通じて改めて感じました。
そしてその弱さは、組織にどれだけ浸かってしまっているか否かによって、こんなにも明確に差が出てしまうんだなと強く感じました。
自分の行い、そして弱さを純粋に受け入れ反省し、そして言い訳を全くする事のなかった若干20歳の青年。
一方、組織の一員であるという立場が本当の自分をも打ち消し、立場を守るが為に苦しい言い訳に終始した弱い大人。
本当に対照的でした。
自分の意思に反する指示を拒むと、当然、いろんな軋轢が生まれます。
もしくは、その組織の中での評価が下がり、自分の立場が危うくなるケースも中にはあることでしょう。
それでも自分の意思を貫き通す事が出来るのか。
日大の青年はこの重たくも深い命題を我々大人達に投げかけてくれました。
では、組織に浸かり切ってしまう人とそうでは無い人では、いったい何が違うのでしょうか。
そこに立ち向かう強い信念は、どのようにしたら身につけることができるのでしょうか。
直ぐに答えの出てくるテーマではありません。
しかし、私は少なくとも、後で振り返った時に後悔のしない選択を、そして納得のできる人生だったと心から思えるような選択をしていきたいと改めて思いました。
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