イチジの母

一児の母、家なきイヌの一時の母となる
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※諸経費を除いた売り上げを、犬猫の保護活動費として寄付します。

【ご注意】リードに使用しているナスカンは、引っ張りに対して十分な強度を持つものを採用しておりますが、「取り外しができるように設計されている」性質上、犬の不意な動きなど、何かの拍子に外れてしまうことが稀にございます。 「決して外れないもの」ではなく、「ある動作によって外れるもの」であることをご理解のうえ、必要であればダブルリードにする、呼び戻しの練習をするなど、万が一ナスカンが外れてしまっても犬の安全を守れるようにご配慮くださいますようお願いします。

プリンと小春の関係に思うこと

2013-06-24 | その他の保護犬猫たち


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以前、我が家にショートステイしていたマイリー
すでに大きな手術を3回もしていて、多大な治療費がかかっています。
そのためAHRでは、マイリー募金のお願いをしています。

詳細はコチラから。

皆さまのあたたかなご支援を、どうぞよろしくお願いします






先日の里親会後から、元下宿犬でAHR卒業生のプリン(元ハンナ)のご家族が
一時預かりボランティアとして、活動をお手伝いしてくれています。

ハンナの性格、ご家族のお住まいや生活環境などを考慮し、犬同士のお見合いも済ませて
晴れてM家へのお引っ越しを決めたのは・・・



これまで友吉っつあんちでお世話になっていた、秋田犬の小春(♀ 推定2歳)です。

土曜日の夕方に連れて帰り、今日で3日目ですが・・・



早くも我が家同然にくつろぐ、小春。
反面、先住犬のプリンは自主的に自分のハウスへ入り、様子を伺っているらしい・・・

それを聞いた仮ハハが思ったこと。
「お、小春。早くもプリンの上握ったな」

つまり、2頭の犬の関係が 小春>プリン という位置付けで落ち着いた、ということです。



人間の感覚だと、先にいた方が「先輩」として、それなりに振る舞い
後からやってきた「新入り」は、「先輩」の下でいろいろ教わるもんだ、と思うでしょ?

犬の場合は、そういうの、一切なし!

犬は、先に居たから、年上だから、体が大きいから・・・などの表面的なことで
お互いの立ち位置を決めたりしません。
また、いわゆる「ボスタイプ」と呼ばれる犬は、吠える、威嚇する、さらには攻撃するなど
力ずくで自分の権力を振りかざそうとはしません。
そういう行為はすべて「チンピラ」のやること。
そういう犬はいつまで経ってもペーペーのまま・・・笑。

どっちが上か、どっちが下か、それを決めるのは
それぞれの犬の「器の大きさ」のみ!



小春は子育て経験のある、肝っ玉母ちゃん犬。
常に穏やかで、どーーーんと構えて、ちょっとやそっとのことでは動じません。
現に友吉っつあんちでも、他の預かりっこたちの指導係として
興奮しすぎない遊び方を上手に教えていた、犬生経験豊富な懐の深いコです。

そういう小春のオーラを、プリンは即座に嗅ぎ取ったんだと思います。
で、その場で「コイツには敵わない」と負けを認め、小春にスペースを譲ったんでしょう。
当の小春はただそこに居ただけ・・・醸し出すオーラだけが物を言う、という状態(笑)。



ただ、勘違いしないでほしいのは
先住犬のプリンが小春に場を譲ったからといって、決して卑屈になってるわけでも
打ちひしがれて落ち込んでいるわけでもない、ということ。

むしろ、ファーストコンタクトで、ここまでスパッと勝負がついたことで
お互いの立ち位置が明確になり、家族という群れのバランスが整いました。
バランスの取れている家族の中で生活することは、どの犬にとっても気がラクなもの。
勢力図がはっきりしているほうが、団結力は高まるし、内輪もめの心配もいらないんですから。

実際、今のプリンも別にイジケているわけじゃなくて、小春との距離を保ちつつ
新入り肝っ玉犬の様子を観察しているっていうだけ。
おそらくあと数日もすれば、たぶん小春のほうからプリンに歩み寄って
プロレスごっこに誘ったり、寄り添って休んだりするんじゃないかな。

だから犬たちを取り囲む人間も、そのことをちゃんと理解して公平に接することが大事。
不自然に先住犬を贔屓したり、無理に犬同士の順位を変えようとしてはダメなんです。

ただしこれは、プリン家のように
あくまでも「人間が犬たちの行動をきちんとコントロールできている状態」での話。

一緒に暮らす人間の家族が、犬たちを的確にコントロールできておらず
なおかつ、互いの犬が持つ「器の大きさ」が似たりよったりな場合には
犬同士の順位争いが激化して、小競り合いが勃発します。
エスカレートすれば、本気で殺し合いにも発展しかねません・・・

多頭飼育ではなおさら、人間の管理能力・犬への影響力が問われるんですね。



そして、保護犬の場合に考慮すべきことが、もうひとつ。
捕獲の際に受けたトラウマ、センターでの殺伐とした時間、飼い主と離れ離れになったショックなどで
レスキューされてしばらくは、そのコの本当の性格が見えないことがあります。

こんなに堂々とした小春ですら、レスキュー当初はまったくの別犬でした。
友吉っつあんちでの安定した生活の中で、心と体のバランスと自信を取り戻し
人をリスペクトできるようになったからこそ、本来の自分が出せるようになりました。

これこそまさに、一時預かりボランティアの醍醐味!

以前にも書きましたが
物理的に「殺処分」というピンチから救い出すだけでなく
その犬の心と体のバランスを整え、自信を取り戻せるように、人が導いてやることで
譲渡された後もずっと、愛され大切にされ続ける犬になるのです。
そうなれば、もう二度と捨てられることなんてない!
捨てられなければ、殺処分なんていう理不尽な最期に追い込まれる必要もなくなる!


それはさておき
小春はもう、嫁入りの準備は万端!
あとは小春と赤い糸でつながっているご家族が現れるのを待つだけです。
小春の未来の飼い主さん、このブログ、見ていませんか~?


そして、ちょっとでもこの記事に共感できた、という方。
AHRでは引き続き、一時預かりボランティアさんを募集しています。
ご興味のある方はぜひ一度、里親会へお越しくださいね。




下宿犬に関するお問い合わせや里親希望のお申し込みは
アニマル・ハート・レスキューまでお願いします。
なお、犬猫の譲渡を希望される方は、定期的に開かれる
アニマル・ハート・レスキュー里親会へのご参加が譲渡の必須条件となります。
その他、応募の際の注意事項をご確認の上で、ぜひ会場へ足をお運びください。




7月6日(土)13時~15時
アニマル・ハート・レスキューの里親会が開催されます。
たくさんの犬・猫が、新たな一歩を踏み出すチャンスを求めています。
ピットと夏帆だけでなく、元下宿犬の摩耶も参加しますので、
ご家族そろってぜひ会いに来てくださいね。
※今回、キュウタ家は事情により欠席しますが、ピットと夏帆は参加します。




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