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ロコモの知識をつけて正しく予防!

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ロコモとフレイルの違い

2025-05-28 09:31:34 | ロコモ

ロコモとフレイルは、どちらも加齢に伴う機能低下を表す言葉ですが、その意味合いには違いがあります。
ロコモは、運動器の障害のために移動機能が低下している状態のことを指します。関節や筋肉、骨などが衰えることで、歩行や階段の上り下り、立ち上がり動作などが困難になる状態です。
一方、フレイルはロコモよりも広い概念で、「加齢に伴って心身の活力が低下した状態」を指します。
運動器の衰えだけでなく、栄養状態の悪化や認知機能の低下、社会参加の減少など、様々な要因が絡み合って起こります。つまり、フレイルは身体的な衰えだけでなく、精神的な衰えや社会的な孤立なども含めた、全身の虚弱状態を表す言葉です。
ロコモはフレイルの一つの側面と捉えることができ、フレイルの状態が進行するとロコモティブシンドロームに陥る可能性が高くなります。

ロコモとフレイルを予防するためには、共通して適度な運動が重要です。ロコモの場合は、運動器の機能維持・向上を目的とした筋力トレーニングやウォーキングなどが効果的です。
フレイルの場合は、運動に加えて、バランスの良い食事や社会活動への参加も重要になります。特に、社会活動への参加は、他者との交流を通して精神的な刺激を受け、認知機能の低下や社会的な孤立を防ぐ効果が期待できます。
地域活動やボランティア、趣味のサークルなど、自分に合った活動を見つけることが大切です。
ロコモとフレイルは、早期に適切な対策を行うことで予防や改善が可能です。
日頃から意識的に運動を行い、バランスの良い食事を摂り、社会との繋がりを維持することで、健康寿命を延ばすことに繋がります。