ロコモの知識をつけて正しく予防!

いつまでも健康な生活を送りたい。

健康寿命とロコモの関係

2022-12-26 02:31:13 | ロコモ

ロコモは介護福祉の業界でも注目されている用語の1つです。移動を意味する「ロコモーション」と、移動する能力を意味する「ロコモティブ」という言葉がロコモの由来であり、介護用語のなかで移動機能の衰えを指しています。
ロコモの原因とみられている疾患はさまざまなものが該当し、加齢はその大きな原因です。加齢に加えて、日常的な運動不足、肥満体験や痩せすぎ体型、関節の痛みの放置など、あらゆる原因があります。
原因の1つに運動不足が挙げられるものの、過度なスポーツによってもロコモに陥ることがあります。運動をまったくしないことだけでなく、運動のしすぎも注意が必要なのです。

ロコモとみられる身体の不調は、主に膝関節の痛みや腰痛など運動器の不調として現れます。運動器の痛みが生じると日常生活を送る上で不便さを感じることが増えていきます。
たとえば、立ったり歩いたり、しゃがんだり、階段を上り下りしたりという動作です。これまでの生活で何不自由なくできていたことが、次第にできなくなっていくのです。
ロコモと健康寿命は深く関係しており、こうしたロコモの状態が続くことで健康寿命が縮まり、要介護状態へと進んでしまいます。膝や足腰の痛みなどが少しでも気になった場合、早めに整形外科などを受診して対策を取ることでロコモを食い止めることも不可能ではありません。
また、まだロコモの状態になっていなくても運動の習慣がない場合、これから無理のない運動を始めることも健康寿命を伸ばすために役立つでしょう。


若い人も注意が必要なロコモ

2022-12-01 02:31:13 | 移動手段

ロコモは加齢とともに発症することが多いですが、若い人でもロコモになる可能性があります。車社会ともいわれるほど各家庭や個人で車を所有している人が増えた今、少し出かけるにしても車で移動したりエレベーターやエスカレーターを使ったりと、わざわざ自分の足で歩く機会が減っていると思います。
移動手段だけでなく、スマホやゲーム、パソコンなども普及し、子どもたちを含む若い世代も外で体を動かす遊びが減っているといわれています。また、特に女性のダイエットブームもあり、いわゆるモデル体型やシンデレラ体型といわれるような痩せすぎの体型を目指す人もいます。
体を動かす機会が減るのは、仕事上でも変化が見られます。インターネットの普及とともに、IT関係も仕事もどんどん増え始めました。
たとえばエンジニアなどパソコンと向き合う仕事に就いている人も、運動不足や筋力の衰えを実感しやすいといわれています。
このように体を動かす機会が極端に減っている現代で、若者の筋力の衰えが問題となっています。

ロコモは高齢者に多く見られるのは間違いないですが、若い人でも無関係ではありません。運動不足を実感している人は、休みの日にスポーツをしたり、日頃からエレベーターやエスカレーターではなく階段を使ったり、電車通勤の人は席が空いていてもあえて立ってみたりと、少しずつ体を動かす工夫をしてみるだけでも効果があるでしょう。
運動の習慣がない人や、もともと運動が苦手な人が急に激しい運動を始めるのは続かない可能性があります。散歩がてらのウォーキングも良いですし、自分に合った無理のない運動を続けてロコモを予防しましょう。
若い人のロコモにも言及されたこちらの参考サイトもおすすめです⇒「http://whatis-locomotivesyndrome.com