ソフトＢ・陽が四回途中２失点で降板

　ソフトバンクの陽耀勲投手が17日、ヤフードームでのＣＳファイナルＳ第４戦で先発、四回途中２失点で降板した。二回、ロッテ今岡にソロ本塁打を浴びて１点を先制されると、四回には２死一、二塁からセンター前にタイムリーを打たれて２点目を失い、金沢と交代した。

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【NBA】マジック38点差大勝で5連勝！ プレシーズン連勝記録を伸ばす

　オーランド・マジックは現地16日、ホームでシカゴ・ブルズと対戦し、105対67と38点差で大勝した。これでプレシーズン無傷の5連勝。マジックは新アリーナのこけら落としとなった10日のニューオーリンズ・ホーネッツ戦でも54点差で記録的大勝を挙げたばかりで、チームの好調さをこの日も印象付けた。

　マジックは、前半だけでこの日の全21得点を決めたビンス・カーターがチームをけん引し、前半終了時には28点のリードを奪う。後半も突き放しに成功し、第4Qにこの試合最大の47点差をつけると、最後まで相手を寄せ付けることなく圧勝した。この勝利でマジックは2008年から続くプレシーズンゲームの連勝記録を19に伸ばした。この19個の勝利のうち、11試合で2桁の点差をつけての快勝。連勝記録をどこまで伸ばせるか注目だ。

　カーターの他には、ドワイト・ハワードが15得点、11リバウンドのダブルダブル。JJ・レディックが16得点をマークするなど6人が2桁得点を記録した。

　一方のブルズは、チーム全体のシュート成功率が31％とマジックの半分の確率。控え選手を中心に出場させたとは言え、全体的に緩慢なプレーが目立ち、得意の速攻の形もほとんど見られず。これでプレシーズン4敗目（2勝）となった。なお、新加入のCJ・ワトソンがあげた13得点がチーム最多であった。（STATS-AP）

【NBA】11点差逆転、セルティックス強烈ディフェンスが炸裂

　現地16日、ボストン・セルティックスとニューヨーク・ニックスのプレシーズンゲームがコネティカット州ハートフォードのXLセンターで行われ、97対84でセルティックスが快勝した。ケビン・ガーネットがチーム最多の20得点で勝利に貢献。セルティックスはこれでプレシーズン6勝1敗としている。

　セルティックスは10日のトロント・ラプターズ戦以来4試合ぶりにベストメンバーのスターターを起用。レイジョン・ロンド、レイ・アレン、ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、そしてシャキール・オニールがスターターに名を連ねた。

　前半はニックスがやや優勢で、45対44とニックスが1点のリードを保ったまま後半へ。第3Qも序盤はニックスが押し、一時は11点差まで開いた。しかし、残り5分からセルティックスが自慢のディフェンス力を発揮。ここからの5分間、セルティックスはニックスにフィールドゴールを許さず、最後の1分半でフリースローを2本ずつ沈められただけの4失点に留めた。その間、ガーネットのレイアップやピアースのスリーポイントなどで逆転に成功し、第4Qもニックスを僅か12得点に抑え込んで逃げ切った。ガーネットがチーム最多の20得点を挙げ、ピアースが16得点、グレン・デイビスが15得点で続いている。

「元々彼ら（スターター）は第3Qの最初の5分しか出すつもりはなかったんだ」と、セルティックスのドック・リバースHCは試合後に明かした。「だけど、タイムアウトの時に逆転するまで出続けたいという申し出があってね。素晴らしいことだよ」と、鮮烈な逆転劇を見せた主力たちの活躍にご満悦の様子だった。

　ニックスは今オフに加入した新エースのアマレ・スターダマイヤーが休養のため欠場。今季の飛躍が期待されるイタリア人フォワードのダニーロ・ガリナリが20得点、新司令塔のレイモンド・フェルトンが16得点5アシストと気を吐いたが、強豪相手にあと一歩及ばなかった。

　また、セルティックスはジャーメイン・オニールが手の負傷、デロンテ・ウェストが腰の痛みのために欠場している。（STATS-AP）

ライステラスが差し切り2勝目/サフラン賞

　17日、東京競馬場で行われたサフラン賞(2歳500万下牝、芝1400m)は、丸田恭介騎手騎乗の2番人気ライステラスが、道中好位追走から直線外に持ち出し末脚を伸ばすと、ゴール直前で逃げた4番人気ニシノステディーをクビ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分21秒9(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気スピードリッパーが入った。1番人気マリアビスティーは10着。

【勝ち馬プロフィール】
◆ライステラス(牝2)
父：ソングオブウインド
母：ファンタスティコ
母父：スピードワールド
厩舎：美浦・和田正道
馬主：スピードファーム
生産者：スピードファーム
通算成績：3戦2勝

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マツダ、脱フォード急ぐ 日米“縁切れ”で再編組み替えが加速

　米自動車大手フォード・モーターが、保有するマツダの株式の大半を売却する方向で調整していることが１６日、分かった。マツダのメーンバンクである三井住友銀行などに買い取りを打診しているもようで、１１月中の決定を目指す。フォードは出資比率を現在の約１１％から数％まで下げ、筆頭株主から退く。

　マツダは「戦略的提携関係に変化はない」とコメントしているが、すでに脱フォードを進めており、徐々に関係が薄まる可能性が高い。米ビッグスリーの衰退に歩調を合わせ、日米間の提携が次々に解消されるなど、世界的な勢力図の組み替えが加速しており、マツダや台頭する新興国メーカーを軸とした新たな再編に発展するのは必至だ。

　フォードは１９７９年に経営不振に陥ったマツダに出資。９６年に出資比率を２４・５％から３３・４％に引き上げ、経営トップも送り込んだ。しかし、一昨年のリーマン・ショックに伴う経営危機で、フォードが約２０％の株式を手放した。

　７０～９０年代にかけて日米メーカーは強固な関係を結んできたが、２０００年代に入り状況は一変する。ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は富士重工業、いすゞ自動車、スズキとの資本提携を次々に解消。０９年の法的整理後には、トヨタ自動車との米合弁工場からも手を引いた。米独ダイムラークライスラーは三菱自動車との資本提携を解消した。

　唯一残ったフォードとマツダの関係が切れれば、「４０年間続いた日米の蜜月は大きな区切りを迎える」（業界関係者）。

　ＧＭの傘下を離れた富士重といすゞは、トヨタグループに入り、スズキは独フォルクスワーゲンと手を結んだ。三菱自も仏プジョーシトロエングループとの関係を強化している。

　マツダもトヨタからハイブリッドシステムの供給を受けることで合意。フォードとの中国の合弁会社も分割を同国政府に申請するなど、“フォード離れ”を進めていた。

　ただ、主戦場である新興国市場の開拓には量産による低価格化が不可欠で、環境技術の開発にも莫（ばく）大（だい）な投資が必要。年間販売台数が約１２０万台のマツダが単独で生き残るのは難しい。独ダイムラーとの提携に踏み切った日産自動車のカルロス・ゴーン社長は「年８００万台のメーカーでないと、すべてに投資するのは無理だ」と指摘する。

　マツダに加え、フォードも新たなパートナーを模索することになりそうだ。

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