ボブ・ディランの絵

写真。植木文化祭会場 中庭。

あの、カリスマ歌手ボブ・ディランが描いた水彩画が人気を集めています。お値段も一枚５千万越えも有り、遅い画家デビューですが大したものです。垣間見た作品も 大したものです。伸びやかで印象派の様な色彩も有り、形も面白い。ピュアな精神をかんじます。

吉田拓郎も歌った…あの～名曲、風に吹かれて 久しぶりに聴きました。

変遷 ３５

２００９年作。油彩画。キャンバスに油絵の具。展色剤はスタンドオイル・コーパル樹脂・テレピン。

この作品は、久しぶりに厚塗り表現しました。厚塗り表現にはチューブ入り油絵の具が一番手軽です。油絵の具は乾きが遅く、引っ掻いたり削ったり 画面上で混色したり出来ます。
引っ掻き効果…古くは、あのレンブラントが自画像の中で縮れた髪の毛の表現に利用しています。

後にひび割れ、剥落など厚塗り表現にはトラブルも付き物です。これらを防ぐにはオイルの工夫、絵の具選び、作品管理など確かな知識と経験が必要です。

凸凹の質感、ボリューム感、金属の光沢、陶磁器やガラスの透明感、筆によるボカシ効果などに油絵の具は適してると思います。

たまにナイフで厚塗りしたり…気分転換してます。