平成最後の予算編成では、初めて100兆円の大台を突破し、歳出の膨張が際立つものとなりました。
今回は自然災害が相次いだことに加え、来年には参議院選挙を控える政治的な事情もあって、例年にも増して歳出が膨らむ要因が重なりました。
歳出の削減に切り込むはずの財務省も、消費税率の引き上げを最優先し、景気対策の予算要求には柔軟に応じる姿勢が目立ちました。
だが、消費税を増税しても、歳入全体のおよそ3分の1を借金に頼る厳しい財政状況は変わりません。
痛みを伴う改革をしてでも財政を立て直す道筋を明確に示し、誰もが安心できる社会保障制度を整える。
平成の次の時代に先送りされる課題に、今こそ真摯(しんし)に向き合う必要がありそうです。
今回は自然災害が相次いだことに加え、来年には参議院選挙を控える政治的な事情もあって、例年にも増して歳出が膨らむ要因が重なりました。
歳出の削減に切り込むはずの財務省も、消費税率の引き上げを最優先し、景気対策の予算要求には柔軟に応じる姿勢が目立ちました。
だが、消費税を増税しても、歳入全体のおよそ3分の1を借金に頼る厳しい財政状況は変わりません。
痛みを伴う改革をしてでも財政を立て直す道筋を明確に示し、誰もが安心できる社会保障制度を整える。
平成の次の時代に先送りされる課題に、今こそ真摯(しんし)に向き合う必要がありそうです。