フィリピン・セブ島の観光船:バンカーボート




「バンカーボート」は東南アジアの漁師船として誕生し、改良が重ねられ大きくなったことにより観光のためにも利用できるボートとして生まれかわりました。波、風、太陽の陽射しを体全身で楽しむならバンカーボートが最もおすすめのようです。
【 参考 】
構造上、一つの船体のみをもつ通常の船舶のことを単胴船(モノハル)といい、船体を複数個平行に繋いだ船を多胴船と呼び、以下のようなものがあげられます。
●双胴船(カタマラン)
2艘の船をつないだ形状であることから、下部船体を細長くしても広いデッキ(甲板)が作れる。 これにより安定性が高くて傾き(ヒール)が小さく、また水面下の船体形状を細長く出来ることから巡航速度を高くすることができます。高速航行が求められる観光船やカーフェリーといった客船を中心に実用的な船が作られています。
● 三胴船(トリマラン)
通常の船体を三個平行に繋いだ船。ふつうは、中心の船体が大型のもので、脇の船体は小型のものが多い。(細い船体に広く張り出したアウトリガーをもつものが多い。)
多胴船の特徴として、同じ幅の単胴船に比べて喫水線が浅くても船体間のバランスが取れていれば船体が小型でも安定することが挙げられます。
● 最近のアメリカズカップなどでは、炭素繊維を用いて軽量に作られた双胴船の左右にL字型の水中翼(ダガーボード)を設置し、高速時には船体を完全に浮上させて戦われるようになっています。これと翼状のセール(ウイングセール)により、最高速度が時速80キロを超えるようになっています。
