オールマイティにコメンテート(gooblog版)

野球、サッカー、映画等をメインBlogでレビューしています。こちらはTwitterツイートまとめ用Blogとなります。

シムソンズ(勝利以上に得た友情と絆が夢を実現した)gooブログ版

2006-02-28 00:53:32 | 映画記事
なおこの元記事は

オールマイティにコメンテートシムソンズ(勝利以上に得た友情と絆が夢を実現した) - livedoor Blog(ブログ)

となります。

映画「シムソンズ」を鑑賞した。

この映画はトリノ五輪にも出場した

小野寺歩選手、林弓枝選手が

2002年ソルトレークシティー五輪日本代表だった

シムソンズがモデルである。

氷上のチェスというだけあって一度覚えると

奥の深さを感じる競技とも言えるし、

何より4人で1つのチームワークを求められる競技でもある。

チェスは私もルールをよく解らないので細かく書かないけれど、

このカーリングそのものが陣取り戦だからいかにコースを塞ぎ、

中央に石を寄せ付けないかの攻防は見応えがある。

一見簡単そうだけれど、

実際やると多分石の強さ加減1つで行き過ぎたり、

途中で止まってしまったりするのだと思う。

映画の冒頭に出てくるカーリングのビデオは

本当に解り易く説明されている。

出演者は特に夢や希望もなく、

平凡に過していた伊藤和子を演じる加藤ローサ、

シムソンズの中で唯一の経験者だが、

勝つことだけに執着して人に心を開かない

尾中美希演じる藤井美菜、

農場の娘で暗くて友達もいなかった

小野菜摘演じる高橋真唯、

和子の幼なじみで、

和子に強引に誘われてカーリングを始める

林田史江演じる星井七瀬、

元カーリング選手で舞台常呂町代表選手で

シムソンズのコーチを引き受ける大宮平太演じる大泉洋、

和子がカーリングをやるキッカケになった

和子憧れのカーリング選手加藤真人演じる田中圭

が主な出演者になる。

ストーリーは和子が史江とお茶していると、

和子憧れのカーリング選手加藤真人が凱旋すると

聞き会場に足を運ぶ。

会場に駆けつけた和子は氷上で親しげに

話すクラスメートの尾中美希と話している。

試合中尾中美希がチームメイトと揉めて

真人も会場からいなくなってしまい、

しぶしぶ会場を引き返す和子はポスターを見て

優勝したら副賞で真人のサイン入りブラシがもらえる事を知る。

その場に真人が現れ、

カーリングが好きだと勘違いされてしまい、

素人なのに経験者と答えてしまい

「チーム、作ってみる気ない?」

と問われカーリングを始める事にする。

そしてメンバー集めをして親友の史江、

そして次のメンバーに農場の娘の菜摘を加えて、

練習会場に向う。

そこで4人目のメンバーに美希が加わる事を知り、

コーチが真人ではなく真人の依頼を受けた大宮平太だった。

その場でカーリングを始めるが、

すぐに素人だとばれてしまう。

そんな状態で大会に出場したものだから大会は

当然1点も獲れないボロ負けで終わる。

それでも和子は諦められなかった。

その後コーチ費を稼ぐ為に違反しながらも

オニオンスープを作って売り、

それに心を打たれた大宮平太はコーチを続ける事を決める。

そして練習試合で小学生と対戦し、初めて1点を獲る。

しかしその1点はルール違反だったと後で知る事になり、

それが発端でシムソンズはバラバラになってしまうが、

色々な紆余曲折があり、

シムソンズは再び結束と絆と取り戻し、

練習を再開する。

そして迎えた北海道大会でシムソンズは

怒とうの快進撃を続けて決勝まで進出するが、

ここでコーチ大宮平太がベンチ入りできない事を知る。

そして迎えた決勝当日激戦を繰り広げる事に・・・

この結末は劇場に行って確認してほしいけれど、

この映画から学べる事は何より勝つだけでは得られない事、

勝つだけが全てじゃないという事をシムソンズは教えてくれた。

このチームがソルトレークシティーに出場し、

トリノでモデルになった小野寺歩選手、林弓枝選手が

シムソンズだったメンバーとして

強豪カナダ、イギリス、アメリカを破る金星を挙げて、

彼女たちの喜んだ姿は記憶に新しい。

そしてこの映画でも

小野寺歩選手のモデル小野菜摘演じる高橋真唯、

林弓枝選手のモデル林田史江演じる星井七瀬

として観るとまた違った見方をできるかもしれない。

正直勝負事に対して勝つ事に越した事はない。

しかしその中に楽しさがなければ勝ったとしても

素っ気ないものになってしまう。

勝つ事の難しさを知っているからこそ、

勝った時の喜びが大きいのはその為だ。

今はないシムソンズだけれど、

このように実際あったチームを映画で伝えられる事は

映画は非常に貴重なメディアなのだと改めて思った。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サイレンは誰の中にも存在す... | トップ | 「県庁の星」(行政は民あっ... »

コメントを投稿

映画記事」カテゴリの最新記事