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アラフォー介護ブログ

家族や仕事の事

これまで、これからの介護人生

2020-11-02 18:55:36 | 介護 福祉 医療
短大を出て最初の老健では…どんな介護をしていたんだろ??

2ヶ所の老健に22年…経験年数が長くなる毎に色々悩んだり色んな考えをもったりするようになっていったけど、ベテランが若い子達のモチベーションを上げれるように…なんて言われた事があったけど私はそうじゃないと思う
実際今の会社に入ってベテランの人を見てどう感じたか…
「なんで古いやり方をもっと新しい事を取り入れないんだろう…」と発展途上国の様な施設…と思ったし新しいやり方を試そうともしない人だらけでこっちまでやる気が失われてただ毎日をこなせばいいんだなと思っていた

私を変えてくれたのは私よりも経験が少ないけど他の施設で働いた事のある後輩

年数が長い事は全く関係がない

一つの事に対して色んな方面から見て考える事の出来る人

そんな後輩と困った時に話を聞いてくれた同期

ただもういない存在…これからの介護人生に君がいない事が一番悲しい

私の考えを理解し時には「いやお前それはわかるけど…それは…した方がいいべ」
なんて簡単に私の不安や悩みを払拭してくれた君がもういないなんて…

もう1ヶ月経つけど…まだ信じられない気持ち…最後に会っていつものように言葉を交わした姿…もう話す事も出来なくなった姿を思い出してやっぱりもういないんだなと何度も思ってしまうよ

なんでだよ…なんで逝ってしまったんだよ…寂しすぎるよ…君を大切に想う人は沢山いたのに…なんでだよ…


あなたは何を望んだ?今の状態を望んだの?

2020-10-06 22:47:10 | 介護 福祉 医療
20歳4月に新卒で入社しあなたは私より3ヶ月遅れの途中採用だったね
初めてあったあなたは介護とは思えない見た目に昭和のラインの入った古着のジャージとTシャツで登場
始めの頃はおちゃらけた感じで同じ年でもじっとしていられない子供のようなタイプだなと思っていたよ 
でも車が好きで絡みやすくて夜中によく酔っぱらって電話をして怒られたね
若くて生活が荒れていた私は3年で職場を辞める事になった
辞めてからもちょくちょく連絡をとって私が何かある毎にご飯を一緒に食べに行ったね
いつしかあなたは介護の知識を深め上へ上へと上がっていきポジティブな考え方についてくる後輩は沢山…その後輩達も見事に立派に育てていった
30歳を過ぎるとそれぞれの介護観で違う職場で働き続けお互いの悩みを打ち明けたりどうしたらいいかをよく話したね
あなたは10年以上働き続けた職場を辞め新しい職場へ…
あなたはやる気に満ちあふれていた…
なのに20年以上の経験者としてお互い悩みは同じだった…
でもやっぱりあなたは前の職場とのあまりの違いの中で改めて新しい管理者として一人悩んでいた
「うちも一緒だって」
私の様に深く考え込まず仕方ないと思えれば…
でも私にはあなたとは違って職場内に沢山の協力してくれる仲間がいるんだよね…
『介護離れよーかなと思って 俺手先器用だからさ』
「そうだよね 何でもやれそうだよね」
って…
今の職場を辞めようとしていたあなたは夜勤を外されてやりたい介護が出来ない事や職員の事で上と話し合いをしていると言っていたのに…
「そのうちご飯でも食べに行こう」
って約束したのに…
あなたの助けになる事が出来なかった
21年以上の沢山助けてもらったのに…あなたの変化に気づいていたのに…
私にはもう誰も助けてあげられる気がしない
あなたを助けられなかった私には…
最後にあなたは何を思っていたの?
あなたの人生は幸せでしたか?
あなたがいなくなった事を昔の仲間や友達皆が悲しみあなたの可愛い子供達も沢山泣いていたよ
これがあなたが望んだ事ですか?
真面目で簡単に投げ出し逃げる事が出来ない…介護の仕事を一生懸命頑張り続け同級生だけど凄く尊敬していたよ
もうゆっくり休んで
私達はあなたがいなくなった事をまだまだ認められずにいるよ…

福島孝徳先生

2019-03-28 20:52:09 | 介護 福祉 医療
一昨年の年末27日父が脳梗塞疑いで入院し、検査で脳内に腫瘍が見つかった。
K病院では設備もないので退院し他の大学病院へ受診するように言われ悪い物だった場合は家で家族と過ごせる最後のお正月になるかも…と

腫瘍のある場所は手術の出来ない場所

急遽年越しを実家で過ごした
この頃父は軽い左麻痺が出ていた

正月明けA病院へ
初診で「最悪の場合はあと4ヶ月」と…

腫瘍の場所はやっぱり「手術の出来ない場所」と…
お母さんに部位を聞いてもらうと医者は
「いったい娘さんは何をやっている方ですか?」と言われたそうでお母さんはその場で謝ったそうだ…

A病院へうつり検査の毎日の中で腫瘍は急激に大きくなっていった

そんな頃年末にメールを送っていた福島先生の秘書の方から連絡がきて福島先生が診察してくれるからとO病院へ

O病院へ入院してついに福島先生の診察

不思議な事が起こり急激に大きくなっていた脳内の腫瘍が小さくなっていっていると…

脳腫瘍では考えられない事だと…

お父さんよりも年上の福島先生が診てくれた事を両親はとても喜んだ

長い入院生活で更に肺の疾患・糖尿病の悪化・心疾患・胆嚢、大腸の病気が見つかったが脳の腫瘍は消え、軽い麻痺は残ったがなんとか普通の生活を送れている

5つの科にかかる為にK病院に通院しているがこの長い入院生活の中で福島先生に実際診てもらえた事は本当に感謝をしている

私は福島先生がTVに出る度に見ていたから「こんなに素晴らしい先生がいるんだ」と憧れていた

どんなに時間がかかっても送られたメールや手紙には必ず目を通す
どんなに経験を積んだ今でも手術の復習を自ら直筆で残す

まさか本当に連絡がくるとは思っていなかった

実際会ってみて本当に凄い先生なのに全く偉ぶってなく話をするだけで希望が見え、元気がわいてくる

「奥さんも娘さんも大変でしたね」

そんな一言に沢山の病院にかかり大変な想いをした事が全て救われた気持ちになった

手術は必要ではなかったけど福島先生は本当に神様のようだった

私の人生の中で最も素晴らしい出会いでした





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