今日は何の日と言われたら狩猟解禁の日である。個人的な心情を吐露すれば,筆者が向かう場所はモガの村かロックラックの街であるはずなのだが,今はこうして会社で原稿を書いている次第だ。
イベントではおなじみの“リアル”看板娘さん達
それはなぜかといえば,本日(8月1日),カプコンからWii用ソフト「モンスターハンター3(トライ)」が発売され,その発売カウントダウンイベントおよび発売記念サイン&握手会が開催されたからである。
本作は,“巨大なモンスターを狩る”という,シンプルで骨太なコンセプトで人気を博した“ハンティング”アクションゲームの「モンスターハンター」シリーズ最新作。
最大のヒット作といえる「モンスターハンターポータブル 2nd G」は350万本以上のセールスを記録している。また7月30日のニュースでお伝えしたように,本作は発売前に100万本の出荷が確定したとカプコンから発表され,発売初週の販売本数でもミリオンセールスを達成する可能性が高そうなタイトルだ。カプコンのIRページによれば,シリーズ累計での販売本数が950万本と発表されている(※「モンスターハンター3」発売前は850万本だったので,「3」を含めた数字であろう)。
大量に詰まれた商品群。これが“狩猟解禁”後は飛ぶように売れていた
両イベントには,モンスターハンターシリーズのプロデューサーである辻本良三氏が登場。また,カウントダウンイベントにはサプライズゲストも出演して本作の門出を祝った。ここでは,その模様をレポートしよう。
まずはカウントダウンイベントから。本イベントの会場となったのは,東京?秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaの1Fに設置された特設ステージ。筆者が会場についたのは8:00頃だったのだが,すでに店舗の前には長蛇の列ができていた。
「さすがの人気だなー」と思いつつステージに向かうと,そこではカウントダウンイベントに参加する100人が待機済み。正確に数えてはいないが,この時点でおそらく合計300人はいたと思う。ちなみに,行列の先頭の人は前日の23:00頃から並んでいたとのことだ。
「モンスターハンター」シリーズプロデューサーの辻本良三氏
イベントが始まると,早速辻本氏が登場。氏は,会場に集まった人達に感謝の意を述べると共に,一緒に発売の瞬間を共有できることを嬉しく思うとコメント。
続いてスペシャルゲストとして,本日から「モンハン部」で動画配信が開始される「オレたちモンハン部」(関連記事)から,次長課長の井上 聡さん,ハローバイバイの金成公信さん,コンマニセンチの堀内貴司さんの3人が登場した。ゲストについてイベント一般参加者には告知されていなかったため,会場からは大歓声が上がっていた。
左から,堀内高司さん,井上 聡さん,金成公信さん。※よしもと芸人3名の写真は期間限定掲載のため,後日削除します。あらかじめご了承ください
ここで司会者から発売日を迎えた感想を聞かれた辻本氏は,「緊張してあまり寝られなかった」とコメント。井上さんは「11時ごろに寝ました。でも4時半くらいに目が覚めて寝られなくなっちゃったんです」と,気持ちの高ぶりを抑えられなかった模様。金成さんと堀内さんはモンハンネタで笑いを取ろうとしたコメントだったが,会場のウケがいまいちだった。ベテランハンター達は狩りだけでなく笑いにも厳しいのである。
でも気になるって人もいるだろうから,そのコメントを一応掲載。金成さん「昨日の夜,ここをさされちゃったんですよね。ランゴスタに」堀内さん「発売直前で浮き足立ってきちゃいました。ケルビみたいに」……二人とも,このあと“どや顔”など力技で会場を笑わせていた
井上さんは本作のCMに出演していることもあり,本作をプレイ済み。先輩ハンターとしてアドバイスを求められると,「今回はネット環境が有料なので,自動引き落としがオススメですよ。『モンスターハンターG』のときに,何回か課金が切れちゃったんですが,自動引き落としにしてからは楽になりました」と,非常に“らしい”コメントをした。
金成さんは,歯磨きや洗顔と同じレベルにまで「モンスターハンター」が生活の中で当たり前のことになっていると述べ,だから「『モンスターハンター』はエチケットだ」と自信満々に発言するものの,会場は静まり返る。井上さんからは,静か過ぎて秋葉原駅の「みどりの窓口のおじさんの声が聞こえる」とダメ出しをされてしまう。
堀内さんは,「井上さんの家で遊ぶと,帰り道でなぜか涙がこぼれたことがある」と,井上さんとの狩猟生活は相当厳しかったことを明かし,先輩や上司とプレイするときには忍耐が必要だとアドバイスしていた(ちなみに井上さんはそれに対し「普通にやってるだけですよ」とコメントしていた)。
カウントダウン直前には,ラギアクルス装備のハンターも登場。これまでイベントで何度か展示されていたのだが,本当に装備できるものだったとは。その作り込みにゲストの3人は興味深々だった