豊田市の農地転用問題で市は24日、農地法違反(虚偽申請)容疑で書類送検され、起訴猶予処分になった市農政課長(55)を、違法?不当な職務行為があったとして戒告処分とし、問題当時の上司ら3人を文書注意にしたと発表した。 市によると、課長の処分理由として「農地転用を適当とする虚偽の農業委員会意見書を作成し、県知事に提出した」との違法行為と、「(不正な)建築許可申請の『持ち回り』に対して調査しないで『支障なし』としたうえで、内部手続きに反して県に報告しなかった」との不当行為を挙げた。 さらに「課全体として事業者に虚偽申請を指南したように受け取られてもやむを得ない状況が存在した」と、課ぐるみの不当行為を指摘した。 問題の原因として(1)県への過大な依存心があり、指導、助言の意味を十分理解せず、言われるまま事務を進めていた(2)問題の土地は転用がより規制の厳しい甲種農地であったことや、転用面積に制限があることを知らなかった、など法知識の不足(3)個人的な対応に偏り、課題が課内で共有されなかった??など6項目を挙げ「複合的なもので決定的な要因は不明」とした。 この問題では課長や不動産業者ら4人が、07年に豊田市幸町の農地約3000平方メートルをコンビニなどに転用するとの虚偽の申請書を提出して県から許可を受けたとして、09年8月に書類送検された。市は調査委員会を設けて職員10人から事情聴取。県職員の聴取も要請したが「直接事情を聴きたかったが、文書で回答するとの対応だった」として、市職員だけの聴取で調査報告書をまとめ、この日公表した。【中島幸男】3月25日朝刊【関連ニュース】訃報:谷澤幸郎さん 93歳=元刈谷市助役 /愛知 卒業式:「学びは共通の財産」 学長から証書??愛教大 /愛知 知立市議会:倫理条例案を可決 市長、副市長、教育長が対象 /愛知 市議会定数削減:知立、陳情を不採択 刈谷は2減の28へ /愛知 あちこち?あいち:人造石造りを体験??豊田 /愛知
豊田市の農地転用問題で市は24日、農地法違反(虚偽申請)容疑で書類送検され、起訴猶予処分になった市農政課長(55)を、違法?不当な職務行為があったとして戒告処分とし、問題当時の上司ら3人を文書注意にしたと発表した。 市によると、課長の処分理由として「農地転用を適当とする虚偽の農業委員会意見書を作成し、県知事に提出した」との違法行為と、「(不正な)建築許可申請の『持ち回り』に対して調査しないで『支障なし』としたうえで、内部手続きに反して県に報告しなかった」との不当行為を挙げた。 さらに「課全体として事業者に虚偽申請を指南したように受け取られてもやむを得ない状況が存在した」と、課ぐるみの不当行為を指摘した。 問題の原因として(1)県への過大な依存心があり、指導、助言の意味を十分理解せず、言われるまま事務を進めていた(2)問題の土地は転用がより規制の厳しい甲種農地であったことや、転用面積に制限があることを知らなかった、など法知識の不足(3)個人的な対応に偏り、課題が課内で共有されなかった??など6項目を挙げ「複合的なもので決定的な要因は不明」とした。 この問題では課長や不動産業者ら4人が、07年に豊田市幸町の農地約3000平方メートルをコンビニなどに転用するとの虚偽の申請書を提出して県から許可を受けたとして、09年8月に書類送検された。市は調査委員会を設けて職員10人から事情聴取。県職員の聴取も要請したが「直接事情を聴きたかったが、文書で回答するとの対応だった」として、市職員だけの聴取で調査報告書をまとめ、この日公表した。【中島幸男】3月25日朝刊【関連ニュース】訃報:谷澤幸郎さん 93歳=元刈谷市助役 /愛知 卒業式:「学びは共通の財産」 学長から証書??愛教大 /愛知 知立市議会:倫理条例案を可決 市長、副市長、教育長が対象 /愛知 市議会定数削減:知立、陳情を不採択 刈谷は2減の28へ /愛知 あちこち?あいち:人造石造りを体験??豊田 /愛知