ポッと 芽が出る うたが出る♪

Violinレイトスターター”ぽっとめ”の 日々のあれこれ。

すきま あいま そのまま ありのまま

2018-06-28 10:01:26 | Violn


シーモアさんのことを 教えてくれた友人は、

子どもの頃 ピアノを習っていたそうです。

早く 教則本を やり終えることが目的で、

先生から (気持ち的に)速く弾きすぎる と言われることが多かったそう。

私も Violinを習いたての頃は、そんな感じだったので

なんとなく 気持ちが わかります。

彼女は、好奇心旺盛で、もっといろんなものに出逢いたくて

ひとつのところで じっとしていられなかったのかもしれない。

私は、ともかく いろんな曲の いろんなViolinの音のなかに

たくさん たくさん 浸りたかった。。。

飢えていた私の心に、たくさんの ナマの音を 吸収したかったのかもしれない。



シーモアさんの本には 練習するときの 考え方 気持ちの在り方なども語られていて、

それを 一行一行読んでいると

ふと 個人レッスンの Violinの先生の言葉とつながる。

音と音の間を埋めるような

人と人の間を埋めるような

物事と物事の間を埋めるような

目に見えない あたたかい空気が

シーモアさんの言葉から あふれてきて

私の生活の 隙間を埋めていく。





アマチュアが乗り越えること――シーモアさんの文章から

2018-06-28 00:47:42 | Violn


シーモアさんの本を読んでいます。

『心で弾くピアノ』音楽之友社 シーモア・バーンスタイン著

ちょっとずつしか読めません。

順に読んでいますが、

こころに染み入るフレーズがあると

そこで止まってしまう。

その文章を ノートに書きこんでみたり、

声に出して そっと つぶやいてみたり…。

自分自身に 本の内容を 読み聞かせているように

読んでいきたくなる本です。



遅々として 進まないので

先が気になり、

パラパラと ページをめくってみてしまう。。。



「限られた時間しか練習できないだけでも大変なうえに、その努力が周りから認められないことは、

 アマチュアが乗り越えなければならない最も難しい問題のひとつだろう。」



こんな文章があった。

そうだったんだ。

シーモアさんも そう思うんだ。

私が、そのことで とても 哀しく思うのは無理もないことなんだ。

反骨精神の強い私でも

気持ちが弱くなってくると 承認が欲しくなる。

でも

ほとんど 得られることは無いので、

ものすごく 落ち込む。

「趣味なんだから、やめれば」と言われる。

やめられれば、とっくの昔に やめてるよ。

でも やめられない。

どうしても やめられない。

なぜ やめられないのか

シーモアさんが 考えた 答えも載っている。



そうなんだよ。

一緒に演奏していると、プロもアマも どこかに消えて

一緒に創りあっている仲間だと 私は 勝手に思い込んでしまう。

プロの方ほどの 技術力は無いかもしれない。

音楽的解釈もできないだろう。

でも 微々たる力でも 自分の持てる力で

一緒に創りあいたい。

そうやって創りあい、結びあったものは、

本当に 人の心に届き 感動する。

奏でる方も 聴く方も 関係がなくなるくらい

一緒に感動する。

創作ミュージカルで、私は それを体験させてもらった。

でも その感動は、サッカーの選手がゴールを決めたような 

熱い歓声をあげるようなものではない。

静かに 静かに でも こころの奥から湧き出てくるなにかを

ただただ 感じて こころも 身体も 共振している。

言葉も いらない。思いつかない。

それと同じことを、Violinでもやりたいだけ。



その方向に、アマチュアも 進んでいっていいんだよ。と 優しくシーモアさんは語る。

その道は、プロもアマもないんだよって。



私は、もっともっと 丁寧に 細やかになっていい。。。








映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」

2018-06-08 13:27:25 | Violn


すべての 光の色が混じり合うと 白(透明)になるように

すべての 絵の具の色が混じり合うと 黒になるように

すべての 音が混じり合うと なにも聴こえないんじゃないか???



そんなことが 浮かんでくるような 素敵な映画でした。

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」



もしかしたら、音は鳴っているけれど、

その奥にある静寂を 聴きたいのは そういうことなのかな?


ちっちゃな自分が 騒いでいるけれど…

2018-06-06 09:34:04 | Violn


「じゃぁ、来週 通しね。」

まずい!

基礎練しかしていないぞ。。。

暗譜も まだだし…と 思ったものの

以前のようには 練習ができない…

どうしてだろう?



重音もいっぱいあって、

トリルも いっぱいあって…



急がば回れ 



身体が そう言っているようで、

何を言われても、今のペースを崩すことが できない雰囲気に

身体が なっている。

頭は、めちゃくちゃ 焦っています。

でも 急いで つじつま合わせのような練習はしたくないらしく

また 基礎練のように じっくり 集中して練習することの心地よさというのかしら?

そういうものを 身体が 覚えてしまったかのようだ。



そうだ。

こういう動きが 湧いてくるのを 望んでいたんだ。

ちっちゃな自分より

大きな自分にゆだねて

音楽がたちあらわれてくるような