ほっかほかぁ~の、おいもだよっ」
「美味しい、美味しい、お芋だよ!早くしないといっちゃうよっ!」
もう、この季節ですねぇ。
この声を聞くと、心躍っちゃいます。
子供の頃、この声を聞いて、家から財布を持って飛び出し、焼いもを買った事がある。
次の日から、焼いも屋さんの屋台は「♪やきいもぉ~」と言いながらやって来て、
家の前で5分位「♪やきいもぉ~、焼いもっ!」といい続けた。
毎日である
毎日は食べたくない
近所の手前、恥ずかしい・・・
私たち家族は、家の中でじっと耳をふさぎ、早く焼いも屋さんの屋台が立ち去るのをじっと待った。
以来、家にいる時「焼いもぉ~」の声が聞こえて、ちょっと心が躍っても、絶対に買いに出ないことにしている。
では、食べたくなったらどうするか。
焼いもは、家ではなかなか作れない。
電子レンジやオーブンでやっても、サツマイモはこんなにしっとり柔らかく甘くはならない。
じっくり時間をかけて加熱していくことで、甘味が増していく。
短時間では水分が抜けて、硬くパサパサになってしまい、甘味も少なくなってしまう。
こういう時、極楽さんなら、こだわって作っちゃいそうですが・・・。(^_^)
ある日発見したんです
近所の八百屋さんの店頭に「焼いも始めました」のビラが貼ってあったんです
あの、焼いも屋さんの匂いにとビラに気付いた時、万歳したい気持ちを抑え、引き返して買い求めました。
店頭に小型冷蔵庫くらいの大きさの、黒い鉄製の焼いもを焼く釜(?)の様な物が置いてあり、おばちゃんがそこから取り出し、新聞紙に包んでくれました。
以来、食べたくなると、そこの八百屋さんか、駅前に行って買い求めます。
今の季節、だいたい何処の駅前にも、焼いも屋さんの屋台が1台止まっていますものね。
今日も勿論、八百屋さんで買ってきました。
お芋の尻尾の方に「300」と、値段が書いてあります。
屋台より安いと思うのは、気のせいかなぁ・・・。