~仕組まれた日々~
「はい残り3人で終了よ!」
「もうめんどくさくなったとかは言わないんだね……」
「ノエルのバカ親父救出戦、いってみよー!」
「な、なにこのテンションの異常さは……。『「お父さま」救出戦』だね。確か、愛娘を軍から抜けさせるためにお父さんが出張っては来たものの、民間人として反乱軍にとっつかまったので救出に行くんだったね」
「戦争中よ。迂闊に出歩くなんてバカじゃないの?」
「あ、いつものくーちゃんだ」
「で、今回はアバンとのツートップのみ」
「ノエル、追撃兵になっちゃってるけど大丈夫かな……」
「戦車には嬲り殺しね。早急に撤退よ。父を見殺しにしてね」
「それこそ極悪だー!」
「さて、意外と何とかなるものね」
「そうだね、アバン君の銃撃で何とか切り抜けたものの……」
「そういえば、勝利条件は?」
「え? 敵全滅――」
「戦車が一台いるわね」
「どどど、どうしよう!? 追撃兵のノエルじゃ戦車は倒せないよ!」
「そうね……増援はできるみたいだから、ルネあたりを召喚するしかないわね。戦車で梯子をかけてショートカットを作っておきましょ」
「そ、そうだね。よっと、梯子かけて……あれ? 戦車で高台の敵戦車狙えるよ……」
「撃てー!」
「迷わず!? や、やったよ! 破壊したよ!」
「ノエル、役立たずね」
「ひ、ヒドイ!」
「さ、偶然お父さまも救出できたわね」
「偶然なんだ……。戦争でお母さん亡くしたみたいだし、これ以上戦争を広めたくないんだってね」
「今回みたいじゃ、戦争がなくなる訳ないじゃない」
「まずは謝れー!!」
「あ、転入生だよ?」
「……なにこの胡散臭いの。お告げとか言ってるわよ?」
「イングヒルトさんだね」
「技甲兵? ノロマ職はもう十分よ」
「そんなこと言わないで!」
「狙撃兵とか来なさいよね」
「そ、そうえいば、イングヒルトさん、予言でも得意なのかな?」
「これだから似非宗k」
「それだけはダメー!!」
「まったく……。さ、ミシュリット戦よ。『故郷焼き払い大作戦』」
「焼き払わないから! 巨神兵はもういいから!」
「で、故郷のダルクス人集落が襲撃されているから、救助に向かうのね」
「うん。早く行こうよ!」
「雪だけど」
「雪だね……」
「まったく……消費するAPが増えるじゃないの」
「そうだね。氷のバリケードまであるし」
「こんな不便な村いっそのこt」
「だーかーらー!!」
「とっとと殲滅よ」
「戦車とか剣甲兵が多いね」
「こちらの戦車の前には蹂躪されるけどね」
「とりわけ目立つこともなかったけど……」
「そうね。敵も寒さでやる気がないんじゃない。ナポレオン並みに根性がなかったと」
「根性で何とかなるもんでもないからね!?」
「クラスメイトに助けてもらったお礼に、ダルクス人形をもらったわよ」
「災いから守ってくれるんだよね。前作のイサラを思い出すね」
「……死亡フラグの間違いじゃないの?」
「ぶち壊しだー!!」
「そしてラスト! 黒物語よ!」
「クロエさんと黒から離れようよ!?」
「『ユキミウサギ捕縛作戦。……そして食材へ』ね」
「食べる気!? 『「ユキミウサギ」を探して』だよ!?」
「所詮この世は弱肉強食」
「作品違うからね!?」
「何、芸術作品のネタを探しにウサギ? 剥製?」
「こっそり妙な言葉入れなくて良いから……」
「ついでに反乱軍も除去してこようというわけね。さすが黒」
「理由逆だから!」
「アバンとツートップ。2ターンでクリア。さしあたって何もなし」
「だね。でもクロエさんも索敵凄かったよ?」
「『ワタシの絵は理解できない』って言われても芸術家なんてそんなものよね」
「そ、そうだろうけどさ、描きたい絵を描くのが楽しさってものだよ」
「結果、それが熱血バカ、アバン? そう見せかけてヒロインに近づくため、と」
「だから腹黒から離れようね!?」
「さてようやく」
「3月の締めだね! この仕組まれた八話ペースからの脱却だね!!」
「そうね。もらった黄金盾槍勲章なんて意味ないくらいに仕組まれた、ね」
「さ、トドメにいくよー!!」
「あ、ページ数」
「やっぱりかー!!」
今回のくーちゃんのお言葉
「死ねばいいのに」
「パクリ!?」
第二十四話へ
「はい残り3人で終了よ!」
「もうめんどくさくなったとかは言わないんだね……」
「ノエルのバカ親父救出戦、いってみよー!」
「な、なにこのテンションの異常さは……。『「お父さま」救出戦』だね。確か、愛娘を軍から抜けさせるためにお父さんが出張っては来たものの、民間人として反乱軍にとっつかまったので救出に行くんだったね」
「戦争中よ。迂闊に出歩くなんてバカじゃないの?」
「あ、いつものくーちゃんだ」
「で、今回はアバンとのツートップのみ」
「ノエル、追撃兵になっちゃってるけど大丈夫かな……」
「戦車には嬲り殺しね。早急に撤退よ。父を見殺しにしてね」
「それこそ極悪だー!」
「さて、意外と何とかなるものね」
「そうだね、アバン君の銃撃で何とか切り抜けたものの……」
「そういえば、勝利条件は?」
「え? 敵全滅――」
「戦車が一台いるわね」
「どどど、どうしよう!? 追撃兵のノエルじゃ戦車は倒せないよ!」
「そうね……増援はできるみたいだから、ルネあたりを召喚するしかないわね。戦車で梯子をかけてショートカットを作っておきましょ」
「そ、そうだね。よっと、梯子かけて……あれ? 戦車で高台の敵戦車狙えるよ……」
「撃てー!」
「迷わず!? や、やったよ! 破壊したよ!」
「ノエル、役立たずね」
「ひ、ヒドイ!」
「さ、偶然お父さまも救出できたわね」
「偶然なんだ……。戦争でお母さん亡くしたみたいだし、これ以上戦争を広めたくないんだってね」
「今回みたいじゃ、戦争がなくなる訳ないじゃない」
「まずは謝れー!!」
「あ、転入生だよ?」
「……なにこの胡散臭いの。お告げとか言ってるわよ?」
「イングヒルトさんだね」
「技甲兵? ノロマ職はもう十分よ」
「そんなこと言わないで!」
「狙撃兵とか来なさいよね」
「そ、そうえいば、イングヒルトさん、予言でも得意なのかな?」
「これだから似非宗k」
「それだけはダメー!!」
「まったく……。さ、ミシュリット戦よ。『故郷焼き払い大作戦』」
「焼き払わないから! 巨神兵はもういいから!」
「で、故郷のダルクス人集落が襲撃されているから、救助に向かうのね」
「うん。早く行こうよ!」
「雪だけど」
「雪だね……」
「まったく……消費するAPが増えるじゃないの」
「そうだね。氷のバリケードまであるし」
「こんな不便な村いっそのこt」
「だーかーらー!!」
「とっとと殲滅よ」
「戦車とか剣甲兵が多いね」
「こちらの戦車の前には蹂躪されるけどね」
「とりわけ目立つこともなかったけど……」
「そうね。敵も寒さでやる気がないんじゃない。ナポレオン並みに根性がなかったと」
「根性で何とかなるもんでもないからね!?」
「クラスメイトに助けてもらったお礼に、ダルクス人形をもらったわよ」
「災いから守ってくれるんだよね。前作のイサラを思い出すね」
「……死亡フラグの間違いじゃないの?」
「ぶち壊しだー!!」
「そしてラスト! 黒物語よ!」
「クロエさんと黒から離れようよ!?」
「『ユキミウサギ捕縛作戦。……そして食材へ』ね」
「食べる気!? 『「ユキミウサギ」を探して』だよ!?」
「所詮この世は弱肉強食」
「作品違うからね!?」
「何、芸術作品のネタを探しにウサギ? 剥製?」
「こっそり妙な言葉入れなくて良いから……」
「ついでに反乱軍も除去してこようというわけね。さすが黒」
「理由逆だから!」
「アバンとツートップ。2ターンでクリア。さしあたって何もなし」
「だね。でもクロエさんも索敵凄かったよ?」
「『ワタシの絵は理解できない』って言われても芸術家なんてそんなものよね」
「そ、そうだろうけどさ、描きたい絵を描くのが楽しさってものだよ」
「結果、それが熱血バカ、アバン? そう見せかけてヒロインに近づくため、と」
「だから腹黒から離れようね!?」
「さてようやく」
「3月の締めだね! この仕組まれた八話ペースからの脱却だね!!」
「そうね。もらった黄金盾槍勲章なんて意味ないくらいに仕組まれた、ね」
「さ、トドメにいくよー!!」
「あ、ページ数」
「やっぱりかー!!」
今回のくーちゃんのお言葉
「死ねばいいのに」
「パクリ!?」
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