スターシードシンドローム ~月光、銀河を照らすとき~

セーラームーン(90年代)に関する研究等あれこれと。特に200話=スターズ最終話の話ならいくらでも話せる性分です。

ブローチを狙った変身解除

2012-01-19 11:08:50 | ピンチシーン
 前回のお約束通りブローチを狙ったピンチシーンと変身解除について
お話していきたいと思いますが個人的見解に基づく内容なので読む際は
中の人の主観に基づく表現が含まれることをご容赦ください。

まず初めにセーラームーンシリーズTV版全200話においてうさぎの
ブローチが狙われた回数は計測によると3回・・・これに加えて劇場版Rでの
1回も含めて計4回のみの貴重なシーンとのこと。
(参考資料:「変身ブローチの破壊(1)」・・・えたえたむーん 様より)

変身ブローチ破壊シーンの検証は既に各方面で語り尽くされているようなので
ぼくからはブローチが破壊された時のうさぎの心情に比重を置いて書かせていただきます。






まずは記念すべき(?)初のブローチ破壊による変身解除シーン・・・本編51話
「ああっ、変身が!」といううさぎにとっては想定外の事態が起きた
ことがはっきり伝わる表情が印象的な回でした。
このときのうさぎはまだ普通の女の子に戻りたいという願望を
引きずっていたせいか、変身が解けた時の絶望感がこれ以上なく
丁寧に描かれております。

中断の1枚は本編未使用の予告編でのみ使われた伝説のカットです。
ここまで綺麗にセーラー服を着ていない状態が描かれたのも珍しいですね。






破壊未遂だけどリボンの描写がものすごく綺麗だった・・・劇場版R
隕石の墜落を阻止しようと決死の覚悟で銀水晶を使う決意をした
ムーンに対してそれを阻止しようとフィオレがうさぎのブローチを
鷲掴みにする(ついでにうさぎの絶品の胸にも触れていた・・・?)シーン。
文字通り、うさぎの表情からは苦痛で頬を赤らめているように見えます。

そして、うさぎのスーツが不安定になり裸リボン状態に・・・
そのあと、何が起こったのかとフィオレが手を離したうさぎの
ブローチからは最高の力を発揮したときに現れる花のような形をした
銀水晶が・・・この時点でうさぎの意思がフィオレを上回った
証拠となります。そして、その後はおなじみのプリンセスへの
変身シーンとなりますがここでは変身解除を扱うのでカットw





3度目のブローチ破壊は噛み付き・・・本編90話
S編第1話においていきなり出てきた変身解除シーン。
R編で初めてブローチが破壊されるまでに6話を要したのにこちらはいきなり、
必殺技が全く通じずレイのピュアな心が奪われようとしているのを目の前で
見ながら何も出来ない絶望感ゆえ、とも言うべき表情にも見えます。

Rの時とは違い、ブローチに直接ダメージを受けているのがはっきり分かりますね。
ミクージは初対面の筈のムーンの弱点がブローチにあると変身を見ただけで
見抜いた辺り、ダイモーンの知能はかなり高めなのかな?とも思ったりしています。
カオリナイトも特に指示を与えていた訳ではないようなので・・・あくまで個人的主観ですが。



そこから後・・・劇場版2本、SuperSを通じてブローチを狙われた変身解除は
お披露目されずにいましたが最後の最後で久しぶりに出ました・・・
本編199話でのことです。



ギャラクシアとスターライツの激しい戦闘で傷ついていくスターライツを見かねた
ムーンは意を決して自分のスターシード=銀水晶でギャラクシアを救おうとします。
ムーンの目に浮かぶ涙がスターシードに照らされて非常に神々しく見える表情・・・
しかし、ギャラクシアは一笑の後、ブローチを完全粉砕!



そして崩壊するムーンの姿・・・シリーズ中一番悲惨で、それに比例して絶望感も
一番大きかったシーンでした。今更ですが不満を上げるとしたら大雑把すぎる
リボンの描写でしょうか?いくらエナジーを開放している途中とは言え、ムーンの
戦闘服がこれだけのリボンの量で構成されているのか、と疑問を抱く始末。
セーラー服の崩壊シーンが丁寧に描かれているだけに却ってマイナスの効果を
生んでしまっているのがもったいないと思うんです・・・




これを最後にセーラー戦士としての姿は登場せず、その次の200話はこれまで
当ブログで何度も話し続けた天使の翼のプリンセス→裸の天使の神々しい姿へと変化していくわけです。

<ボヤキ>
その後、全ての戦いは終わりセーラー戦士も復活しますがうさぎ以外は全員
セーラー戦士の姿で、うさぎのみ一糸纏わぬ姿・・・
更にはブローチは破壊された後なので天使の翼が収まり、スターシード=
銀水晶もうさぎの身体の中に戻ったあと、着ているものはどうなったのか、
先日、チャットでお話した方とのやりとりでふとそんな疑問が浮かんできました。



今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。

変身ブローチ

2012-01-07 00:04:05 | プレビュー
 新年最初のネタはズバリ変身ブローチの見比べですw
幾度かお話に挙がったうさぎの変身ブローチはR編以降、銀水晶を内蔵した物に
進化してその後もシリーズを重ねるごとに形状も変化していきました。

今回はゆっくりとブローチの画像を見比べてどのシーズンが好きか、皆様の
ご意見をお伺いしたいと思っております。



まずはR編、丸い形状で☆の模様が描かれておりその周辺に内部戦士の
イメージカラーの宝石がアクセントになっている一品です。
この頃は銀水晶のカモフラージュはなく、中を開けると直に銀水晶が
剥き出しになる構造でした。



続いてS編ではその後の定番となるハート型に形を変えます。
こちらはRの時とは違い赤色を貴重にした配色ながら、R編同様内部戦士の
イメージカラーを添えた一品になりました。
こちらは蓋を開けるとピンクにカモフラージュされた銀水晶が内蔵されています。



SuperS編はうさぎとちびうさの親子による同時変身のため2個のブローチが
同時に展開して変身していくパターンになりました。
S編以上に中の装飾が鮮やかになっているのが特徴ですが親子の持つ銀水晶が
S編同様、ピンクにカモフラージュされていますね。



最後に登場したスターズ編のブローチは一番ゴージャスでそれでいて神秘的な
ゴールドの配色が特徴とも言えます。蓋を開けると銀水晶は更にカモフラージュされ
普通に見れば中央の星の部分が銀水晶だと気づかれにくいようです。

それでも、敵の幹部は鷲掴みにしようとしたりあれこれ手段を講じて、
うさぎのスターシード=銀水晶を奪おうとしましたが193話でブラックホールを
用いて恫喝したクロウリードと199話でスターシードを開放しようと
したところを狙ったギャラクシアぐらいしか成功していないんですよねw

2)ブローチのパワーアップについて
R編で初めて出てきたブローチのパワーアップはプリンセス・セレニティの
母であるクイーン・セレニティによるものでした。
うさぎの銀水晶が再生して、まだ不完全ながらもこれから先再び銀水晶が
成長していくように、とクイーンから口添えをされてのパワーアップでした。

S編ではうさぎと衛の愛の力によるパワーアップでした。
また、ルナの証言によるとS編のブローチは月の王国に伝わる伝説の
ブローチそのものだということが判明済みです。

SuperS編に出てくるブローチのみ少々特殊な扱いで、月の王国とは
なんの関係もないはずのペガサスが勝手にブローチを作り替えてしまい、
正当な進化を遂げてきた中ではイレギュラーとも言える展開になってしまいました。
更にこのブローチを用いての変身が初めからスーパーセーラームーンに
なることを想定したものになったためごく一部のファンからはさすがに
これはやりすぎだろ、という声も上がったとか。

無理もありません。
そもそもスーパーセーラームーンは聖杯の力によって生まれたメシアの
力を宿す姿でしたから、それをメシアとも無関係なペガサスが介入して
ブローチを作り替えてしまった訳ですからそこまで都合良くなるわけが
ないだろう、と今更ながら思うところはあります。

聖杯自体もちびうさが30世紀の博物館で似たようなものを見たことがある、
という証言まで存在するのでペガサスもでしゃばったことをしてくれたものですw
まあ、最終回でペガサスの翼を授かったプリンセス親子を見せてくれたので
大目に見るつもりですがねw

最後のスターズ編のパワーアップは劇中にも出てきた通り、全てのセーラー戦士の
力によるものでした。その名残はブローチにも再現されており、ムーン以外の
9戦士のイメージカラーの宝石が描かれており、ペガサスの手による強化を
払拭するような正当進化を果たした形になります。



とまあ、今回はブローチの形の変遷を主に取り上げましたが次回はブローチを
狙われた時のことについて検証したいと思います。
久しぶりのピンチシーン考証になりますので今からドキドキしていますw

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。

2012年の挨拶

2012-01-03 22:50:33 | 雑談
 昨年、突如として始動させました「スターシードシンドローム」も
新年を迎えまして、新年のご挨拶をさせていただきます。

とは言っても言いたいことはただ一つ。
もっと世間に200話の素晴らしさを広めることですがw

ぼちぼちなペースとしましては・・・毎月必ず記事を更新することと
チャットで皆様とお話をすることでしょうか?

あまり無理強いを申し上げるわけには参りませんが皆様のご意見をじっくり
聞かせていただいて、それを記事にすることも考えております。

何卒、本年もよろしくお願いいたします。