#近詠数首 新着一覧
日々の微々 250329
春の雨と花 ‘’空海と李賀‘’を‘’沙門と詩人‘’とす桜を花とするがごとくに 長安の春は知らねどいや待てよ知らざればこそ長安は春 固有名消してどこでもどこにでも名もなき鳥も主
日々の微々 250312
春の夜の雨 雨粒を弾きつつ受け流しつつ空と夜との会話は続く 弾:はじ...
日々の微々 250207
寒冷口語歌〈新かな表記〉 怖ろしいものは氷で思いきり固めてやってきれいに遺し...
日々の微々 250204
立春過ぎ 小綺麗な端切れいちまい思ひかね棄てかね日々とともに旧りゆく 目にす...
日々の微々 250122
切り落とし 四首 男文字さらりと脱いで風を浴むほそみかるみの蕉門少女 損切り...
日々の微々 241018
夏過ぎて 四首 褪せてゆくひからびてゆく欠けてゆくうるはしきかな薔薇の衰微 ...
日々の微々 240720
「ば・ぶ」四首 ばぶる bubble 割れてみて初めてわかるばぶるなる皮うすき...
日々の微々 240716
つゆのま三首 涼しさや梅雨の出口の一呼吸このまま秋の庭の奥まで 梅雨晴の...
日々の微々 240702
半夏生すこし 梅雨の間にうぐひすが来てうるうると鳴くありさまをほろほろと...
日々の微々 240418
春夏 くもりなき塗りのお重に容るるものなく「然らば」と光が籠もる ...
日々の微々 240407
亡人花 亡き人はただ花ぐもり花ぐもり咲いて白濁散つてだくだく 六塵は...