うつろへと かはらざりけり きくのはな おなじむかしの いろやさくらむうつろへど かはらざりけり 菊の花 おなじむかしの 色や咲くらむ 時が移っても菊の花には変わりはなく、昔と同
うぐひすは なきそめぬるを むめのはな いろまがへとや ゆきのふるらむ鶯は 鳴きそめぬるを 梅の花 色まがへやと 雪の降るらむ...
三条の右大臣屏風の歌いたづらに おいにけるかな たかさごの まつやわがよの はてをかたらむいたづらに 老いにけるかな 高砂の 松やわが世の はてをかたらむ...