ちるときは うしといへども わすれつつ はなにこころの なほとまるかな散るときは 憂しといへども 忘れつつ 花に心の なほとまるかな 散るときには憂うるけれど、それを忘れて、やは
子の日はるたちて ねのびになれば うちむれて いづれのひとか のべにこざらむ春立ちて 子の日になれば うち群れて いづれの人か 野辺に来ざらむ...
川のほとりに紅葉あるところみなそこに かげしうつれば もみぢばの いろもふかくや なりまさるらむ水底に 影しうつれば もみぢ葉の 色も深くや なりまさるらむ...