#大和未生流 新着一覧

無用の用│花信
偶興 安積艮斎自甘無用臥柴關 自ら甘んず 無用柴関に臥するに花落鳥啼春晝閑 花落ち鳥啼いて春昼閑なり有客來談人世事 客有り 来りて人世の事を談ず笑而不答起看山 笑って答へず

散る花を│花信
惜しめども思ひげもなくあだに散る 花は心ぞかしこかりける 山家集・上 春 西行

花を尋ねて│花信
風さそふ花のゆくへは知らねども 惜しむ心は身にとまりけり 山家集・上 春 西行

花の下にて│花信
古木の桜の所々咲きたるを見てわきて見ん老木は花もあはれなり いまいくたびか春にあ...

待たるる花│花信
おぼつかないづれの山の峯よりか 待たるる花の咲きはじむらん 山家集・上 春 西行

謹賀新年│令和七年乙巳
新正書懐 大沼枕山無事逢春懶更加 無事 春に逢うて 懶 更に加わる枕頭香迸小...

令和六年甲辰歳末
石上布留野の小笹霜を経て ひと夜ばかりに残る年かな 新古今和歌集・巻第六 冬 ...

待春・其二│頂いたお花を生ける
山風は吹けど吹かねどしら波の寄する岩根は久しかりけり 新古今和歌集・巻第七 賀...

待春│頂いたお花を生ける
住江に生ひ添ふ松の枝ごとに 君が千年の数ぞこもれる 新古今和歌集・巻第七 賀歌...

或る日の待合室│花信
はや立冬過ぎるも暫し晩秋を惜しんで一年にふたたび行かぬ 秋山を心に飽かず過ぐしつるかも...

藤袴にほふ│花信
ふぢばかまをよめる主しらぬ香こそにほへれ 秋の野に誰ぬぎかけし藤袴ぞも 古今和...