短歌研究が選んだ五首：作品自註

短歌研究社の「短歌年鑑」に五首首えらばれた「短歌」に寄稿した六首からのもの。いずれも「相聞」だった。・汝（なれ）はいま大人の表情見せたりき紫式部のいろ淡き日に・舗道（しきみち）を踏みしめ...

4人

0

2022年12月19日

春玉葱歌：尾崎左永子の短歌

・独りよりふたリはよしと春玉葱のスープ盛りつつ言葉はいはず「尾崎左永子八十八歌」所収。...

0

2022年12月17日

孔雀の歌：尾崎左永子の短歌

・炎天の檻に飼はるる孔雀ゐて檻を宇宙なしたる威厳「尾崎左永子八十八歌」所収２０１５年開...

0

2022年12月16日

霊(こころ）の力のうた：尾崎左永子の短歌

・かまくらや草木蟲魚もろもろの霊（こころ）の貸したまへわれに　「尾崎左永子八十八歌」所...

0

2022年12月15日

幼のこゑの歌：佐藤佐太郎の短歌

・さわだちて林をおほ風の下ひと日幼のこゑを憐れむ「アンソロジー海」所収。　この作品には...

0

2022年12月14日

蘇鉄の赤き実の歌：佐藤佐太郎の短歌

・高倉の床に蘇鉄の赤き実を干せり古代の風ふくところ　「アンソロジー海雲」所収。　この作...

0

2022年12月13日

夕かげりの歌：佐藤佐太郎短歌

。青々と晴れほとほりたる中空（なかぞら）に夕かげり顕つときは寂しも「アンソロジー海雲」...

0

2022年12月12日

独りのむ酒の歌：尾崎左永子の短歌

・独りのむ五勺の酒にありありと花ある過去に還りなんいま「尾崎左永子八十八歌」所収。２０...

0

2022年12月11日

残雪の富士の歌：尾崎左永子の短歌

・残雪の富士の片身が昏れてゆく車窓に渾身の一日が終わる・「尾崎左永子八十八歌」所収。２...

0

2022年12月10日

花の香の歌：尾崎左永子の短歌

・影のごとつき（原作は漢字表示）くるものは人ならず闇に沈丁の香を曳く「尾崎左永子八十八...

0

2022年12月9日

遠白波の歌：斎藤茂吉の短歌

・まかかよふ真夏なぎさに寄る波の遠白波の走るたまゆら「あらたま」所収。この作品には「佐...

0

2022年12月8日