主人公の両親はトルコ人の母親とドイツ人の父親の間に生まれる。
小さい頃父親は家を出て母親と貧しい環境に育った。
2001年のベルリンで、弁護士になったばかりの主人公が、ファブリツィオ・コリーニという男の国選弁護人に任命されるところから始まる。ドイツに暮らす67歳のイタリア人、コリーニは、経済界の大物実業家ハンス・マイヤーをベルリンのホテルのスイートルームで殺害した。
事件は殺人犯の弁護、殺人犯が殺したのは幼少期から弁護士になるまで目をかけてもらった恩人だった。
それを知らずに弁護を引受けた主人公は、弁護人を降りようとしたが、殺された(恩人)側の代理人(主人公の学生時代の教授)の言葉で引受けることになる。
殺人犯は黙秘し動機が明らかにならないまま審理が進み、審理終了を迎えようとしていた、主人公は殺人犯の動機を探るべく殺人犯の生まれ故郷イタリアの小さな村に行く。
そこから殺人犯の幼少期の事件、主人公の恩人の過去が少しずつ明らかにされていく。
そして衝撃のクライマックス。
この映画にはナチスのイタリアでの惨虐な行為が描かれている。
ナチス戦争犯罪を時効にする戦後の法律よって
罪に問われなかった沢山の人たちがいた。