めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

新金沢小景 ⑬

金沢は古くそして新しい町。

新しく、そして古い町。

その金沢の魅力を探して、

今日も町を歩きます。


こんな書き出しから始まる。
ページをめくると知らない金沢に
会えそうです。





第77景 新緑の能舞台 【大野湊神社】



<本文>
カルチャーというのは、民衆の間から発生して、
そしてハイカルチャーとして洗練され、
また民衆の間に戻ってくる。金沢のお能も
そんな風であるということは、大変心強いことです。

空から歌いが降ってくるというのは加賀宝生の庶民への浸透ぶりを伝える言葉である。
つまり、植木職人などが木の上で謡を口ずさんでいるのが、道いく人の頭の上から聞こえてくる様子を表している。

謡がこれほど庶民に浸透した原点を探ると、大野湊神社の神事能が浮かび上がる。
奈良時代に起源を持つ大野湊神社は港の守護神であり、海の交易によって多くの富がもたらされた領民の心の拠りどころであった。








後ろの建物は板を外すと能舞台になります。毎年5月の中旬にお能の神事があり人で一杯になります。
今年はコロナ禍で神事ができませんでした。


大野湊神社の隣には大野湊緑地公園があります。
その一画に寺中台場跡があり砲身は港に向かって据付けられていました。
最初見たときは、港から数キロあるのになんでこんな所に台場が?

な〜んだ、当時海岸線が近かったのか!と
最初思いました。→誤!

正解→加賀藩は薩英戦争や馬関戦争でことごとく沿岸部に作られた薩摩、長州の台場が艦砲射撃で大きなダメージを受けたことを知り、沿岸部での迎撃から上陸した敵兵を撃つことにしました。


ではまた。




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