最初の数十秒を観ただけで緩んできました😅
「フィールド・オブ・ドリーム」(原作:シューレスジョー)は一押しの映画です。公開は1990年3月、年に2回観る年もあったので40回以上観たことになります。原作者W.P.キンセラ、主演のケビン・コスナーはこの映画でスターになりました。

アメリカ人の普遍のテーマである夢と希望を描く、そして誰にでもある悔恨」(かいこん)の念(あの時ああすればよかった!こうすればよかった!取り返しがつかない)からの解放(癒し、救い)を見事にベースボールを通して描いている。
アメリカ人にとってのベースボールとは何か?ということが少し分かったような。
映画の登場人物テレンス・マン(原作では「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャー)にアメリカとベースボールについて語らせている。

「何かに引かれてアイオワへ来る。なぜか分からず君の家を目指し-
無心な子供に立ち返って過去を懐かしむ。
君は言う "遠慮せずどうぞ、ごゆっくり"
1人20ドル皆当たり前のように払うよ。
金はあるが心の平和がないのだ、彼らはここに座る。素晴らしい天気の午後 シャツ姿で……そして-ベースラインの近くに席がある事を思い出す、子供の頃そこから自分たちの英雄を応援した。そして試合を見る。
魔法の水に身を浸してる気分でね。手ではらいのけるほど濃い思い出が甦る。
長い年月変わらなかったのはベースボールだけだ。
アメリカは驀進するスチーム・ローラーすべてが崩れ再建されまた崩れる。だが、ベースボールはその中で踏みこたえた。ベースボールのグランドとゲームは-この国の歴史の一部だ。失われた善が再び甦る可能性を-示してくれている。皆やって来るよ、間違いなくやって来る。」
