我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

桜の散る頃に確信的に逢いましょう -其ノ弐-

~続き~




土手に上がってまず目に入った。
此処からでもデカさが伝わってくるな。

最終手段、アノ塔を目指せば
帰れるというのはなんと心強い事か!
まあ…今のところ、其のような状況に陥った事はない。


しかしだね、君。
此処は何川?三途の川?(絶対違う)
金八先生の気分で歩いてみる。
期待はしてなかったんだがジョギングしている
二人組の金髪女性にもすれ違うはずも無く
サッカーボールすら飛んでこない。

飛んできたらちゃんと蹴って返すんだけどな。
ゴールネットを突き破る勢いでね。(キャプテン翼かよっ)
もしくは石崎君よろしく顔面ブロック。
(それはよけきれなくて直撃してるだけ)


ある程度歩くと鉄橋が近づいて来たので下野(?)。
路地に入り駅のある方向であろう道を進軍。

数分後、我々は(他は誰?)見てはいけない物を見てしまった。
語ってはいけないが此のまま墓場に持っていくのも口惜しい。
此処を読んでくれている貴方だけにお教えしたい(数人の友人・知人)。


江戸川区平井の民はどうやら誰とは分からぬが戦っているようだ。
相手は隣接の町民かはたまたカルト団体か其れは分からない。
だがしかし戦争状態であるのは確か。
その物的証拠をワタクシはしかと写真に撮ったんだ!
見て驚かないでね。

其の写真↓


…ホラ、入り口に『ゼンセンキチ(前線基地)』と書いてある。
此処を拠点にして日夜戦いが繰り広げられているんだよっ!!

(誰か良いクスリを紹介してください)


もう少し歩くとオレンジ色のニクイ奴が見えてきた。
夜な夜な此処では酸いも甘いも知り尽くした紳士・淑女が
大人の知ってはならぬ事情を繰り広げるのだろう。

其の名は…


『俺ん家』と書いて『オレンジ』!!
見つけた此方の方が哀愁を漂わせ始めるのはどの力が作用してるのか?
見つけた瞬間に体から力が抜けていくのを感じた。
時代が時代なら『VOW!』に掲載されていたに違いない!(懐かしい)
絵に描いたような場末感を醸し出していた。


そんなこんなで平井駅に着いたが電車には乗らず都バスに乗り
上野駅まで出てから日比谷線に乗車し一路『三ノ輪』に。
第二の目黄不動(どちらが最初かは知らない)『永久寺』。
映画では『砂沙美』が目赤不動に行く前に行った場所。

久しぶりに降りたつ街。昭和の残り香が漂う街。
駅から出たらすぐだった。歩いて2分ぐらい。



…門が閉まってる。中を覗いても薄暗い。
人がいるんだろうか?入ってよいのだろうか?
下手に入って怒られた挙句、通報されないだろうか?
(考え過ぎですって)

寒空の中、考えぬいた答えは次回に持ち越し。
友人が復調したら一緒に行こうと。
六ヶ所の締めは二人でしようと思い次のお不動さんに。


時間は限られている。
仕方ないね(ビリーさん口調)。
すでに一日で六ヶ所を回るのは無理と判断。
あまりにも離れすぎている。

さて次はどうするべきか。
一番遠い場所に行こうか。
交通の便の悪い場所に行こうか。
それとも一番近い場所か。

…此処から一番近い場所を模索。
己で一番近いであろうと思った目白不動に決定。
其処の最寄り駅は都電荒川線『学習院下』。

三ノ輪から一本でいけるではないか!?
早速、『三ノ輪橋』駅を探す事に。



此の商店街を通ったほうが近道みたい。
なんか何処かで見た事あるな、
もしかしたらデジャヴじゃないのかと思ったが
ジワジワと思い出した。

『こち亀』で此の角度での描写がなかったかい?
内容は両さんの少年期回想人情話の時に。

ウチの地元にはこのようなアーケード商店街が無い。
アーケードではないが実家も参加していた商店街は
不景気の煽りをくらって解散した。

地方に行くと壊滅状態な所が多々ある。
しかしながら此処はどうであろうか?

活き活きとしているからではないか!!
もう昭和から活気が続いてあるだろうノリ。
なんか嬉しくなった。

気分は『車だん吉』や『阿藤快』である。
『ぶらり途中下車の旅』のような。
商店街をウロウロ、商店街をキョロキョロ。
まるで挙動不審のDQNちゃん(例えが悪過ぎる)。


なんだか楽しくなって駅を探して着いてみたら
三ノ輪橋の次の駅に着いた模様(馬鹿)。
時間がないのに時間の無駄遣い。

時刻表を見たら学習院下まで48分。
…遠くないか?
予定を変更して早稲田側から行こう。



~思いのほか長くなったので続く~
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