解放
私自身が鎖だったと気づく
息をすることもわすれ
解放
街の向こう見えなくなるまで私が広がる
縛っている意識を解くことは難しいが無くしてしまうことは簡単かもしれない
耳鳴りの向こうやって来る意識の世界に静かに静かにあるがままでいる
解放
おやつに食べたピーナツパンが重いと感じるまで
解放
解放

日常の荒く激しい色とりどりの波に体を浮かべていると行けはしないが
目を閉じ心の静まり心地よさから入っていくと普段の光が普段の光ではなくなってしまう
解放
解放
深く深く
そして深く静けさに身を置くと聞こえてくる感じる声はきっと自分自身だと気づくかもしれない
解放
解放