『忍びの者(1963)』です。
わたくしが物心ついた頃は、世をあげての「忍者」ブーム。雑誌やテレビでもよく忍者ものを見かけました。
そのブームのきっかけの一つになったのが、この作品なんだそうです。リアリズム忍術であります。
初めての観たのは、時代も下って高校生のときなんですけど。そのときの印象は、スペクタルかつ残酷てな感じでした。爆薬の使い方とか贅沢だし、肉片飛び散る殺陣とか。
市川雷蔵扮する石川五右衛門、結構地味なんですが、シリーズが進むにつれ、キャラが変わってくるんくるんですが、これは後の話。
織田信長が徹底的にヒール設定てのもよかったなぁ。当時不遇をかこっていた若山富三郎、城健三郎の名前、豪快かつ酷薄、これってありそうでなかなかないように思います。
続編もすぐに観てしまった。これがすぐできるってのも、いい時代になったもんだ。