与えてもらうよりも与える人間になりたい。

～住まいのトータルコーディネイト～






おはようございます。

埼玉県熊谷市の無添加住宅　サカエプラスの長谷川です。


昨日あったとても嬉しいはなし。


今、現場でお世話になっている大工のＫさん。

現場で挨拶をするとそれまでの怖いくらい真剣な顔が

打って変わって爽やかな笑顔で挨拶に答えてくれた。




邪魔しないように、でも、興味深く仕事ぶりを見ていると

「仕事させて頂いてありがとうございます！」と感謝の念を頂いた。



普通なら照れくさく恥ずかしいような一言をためらいもなくスラリと言葉にされて、

私こそ照れながら「こちらこそ、仕事を引き受けてくださりありがとうございます」と伝えた。



正直、この大工さん、今でも紹介だけで仕事が来年まで切れずにあるほどの腕前。



実は、弊社からの仕事の依頼の時、自分の仕事そして同時に他のメーカーさんからも仕事の話があったのです。



「どうして弊社の仕事を引き受けてくださったのですか？」と訪ねてみたところ。


「実は自分もどうするか考えたのですが、やっぱり楽しいんです。サカエプラスの仕事。」


うちの大工仕事は、大変手間がかかるはずなんです。


新建材のメーカーとは違い、2倍以上手間が掛かります。


構造から仕上げや造り付けの家具まで、面倒くさいことばかりのはず。


でも、このＫさんは、それを楽しいと言ってくます。



Ｋさんは、言いました。

「昔、大工仲間で酒を飲むと、和室のあそこはこう収めたほうがいい。だとか
、俺だったらこうするだとか技量の話が多かった。でも今の大工達違う。」


「俺はこんな道具を持っているとか、この道具を使うと早く終るだとか。
道具の自慢話ばかり。。。」


「昔の話は面白かったし、自分の技量の為にもなった。ここの現場に来るとそれがあるんです。
どう工夫して創るか？どう収めるか考えなければならない、そして新しい発見もある。それが楽しい。」


僕は、Ｋさんの言葉に胸が一杯になった。



そして気付かされました。

この人は、お世辞でもお金がたくさんもらいたでもない。

自分の腕を磨き、そして、施主にどう喜んでもらえるのかを心底考えている。


施主様だけでなく僕らにも誇りと喜びを与えてくれている。



人はみな与えてもらうことばかり望む。



むちゃくちゃ面倒くさくて、正直極端に高い報酬というわけでもない。


でも、Ｋさんはうちの仕事を笑顔で楽しいと言ってくれる。


人に喜びを与えることができる人。



こうゆう考え方ができる人は本当の意味で心が裕福だ。



ものをつくる側が常に勉強し、そしてそれを楽しまなくてどうしていい家ができよう。


自分たちの熱い想いを形に残せなくて何が伝わるのだろう。


設備や道具ではなく、家は人が創るものなのだから。。。


うちはこんな職人さんが仕事をしてくれている。


とても誇りに思う。ありがたい。


Ｋさんありがとうございます。


こちらこそあなたから感動与えていただきました。




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