金沢・石浦神社内 プラスカラーの神職心理カウンセラーブログ

心理学を追及する店、なぜか石浦神社内に登場☆心理学と神道の融合を目指すお店です

なぜ結婚式を挙げるのか その1

2015-02-06 19:33:57 | 日々の出来事
先日、ブライダル関係の方と話す機会がありました。
当社も年間たくさんの結婚式を行っていることもありまして、
そういう機会は多いのです。

その方が、「最近は籍を入れるだけで、式や披露宴をしない人が多いので、
なんとか皆さんに、式だけでもやるように促すように力を入れているんですよ!」


と、熱く語っていました。
そんな風に言っている業者の方、本当に多いんですけど、何か欠けているなと毎回思うことがあります。


というのは、婚礼を売ろうとしているだけで、
「なぜ結婚式を挙げるのか」という根本的なことが欠落しているように感じるのです。

業者の方々でも、「一生の一度の思い出だから」くらいの認識しかないような気がしますが。
一生の一度の思い出に、何百万もかける必要があるのでしょうか。。。




神道と心理学に携わっている私からすると、なぜ結婚式をするのかって、すごーーーーく重要なんですが、
業者であれ、一般の方であれ、友人であれ、そういうことを真剣に語り合ったことがないなと。
みんな、どう考えているんだろいうという疑問がわき始めました。

答えはわかりませんが、以下が、私なりの考えです。
皆さんのご意見、お考えも頂けると勉強になります。


「お金勿体ないし、籍だけ入れるわ」
「海外で二人だけで挙式してくるわ」

というのは、結婚式が、結婚する「本人達のためのもの」になっていることからくる発想だと思うんです。


でも、結婚式って、本当は参列する親族や友人のためのものだと思うんです。


いや、若いうちは、結婚式が自分たちのためのものっていう意識になってしまうのはわかりますが、
私はわりと年齢がいってからの結婚で、また、結婚するまで色々な苦労が伴ったこともあり、
「結婚できるのは、自分たちだけの力ではない、これまで支えてくれた、たくさんの方がいて、
 応援してくれたり、相談にのってくれた方々のおかげなんだ」という気持ちと共に、
「これからも、たくさんの人たちに助けてもらいながらこそ、よい家庭を築いていけるんだ」
という気持ちが根底にあります。

だから、結婚式というのは、今までお世話になった方々に、「ありがとうございました」
そして、新しく出会う方々に「どうぞ私たちを見守って下さい」という想いを伝える日だと
強く感じるのです。
そして何より、神様にご縁を感謝すること、思いやりを持って、よい家庭を築きますと約束すること。


そういう、周囲の為にするのが、結婚式の意味だと思います。

実際に私の場合、結婚式に呼んでくれた友人というのは、友人だけではなく、そのパートナーのことも
親しみがわいて気に掛けるようになるし、生まれてきた子供への祝福の気持ちも何倍にもなります。
困ったときは、力になってあげようと思います。

自分たちだけで結婚式をしてしまう人だと、そこまでの気持ちにはならないのが正直なところです。



ですから、結婚式の感想で、「自分が主役になれる日はないから、本当に楽しかった!!」
という感想をよく聞くのですが、それはそれで、勿論良いことで、微笑ましいのですが、

周囲のための結婚式であれば、「自分が主役」ではなくなってくると思います。

実際に私が結婚式をした時は、自分が中心にいるんだけど、
「みなさん楽しんでくれてるかな」「喜んでくれてるかな」という、
主役は皆さんだから、もっと、おもてなしせねば!!という感覚が強かったのを覚えています。



だから、何が言いたいかといいますと、

「勿体ないから結婚式はしないわ」という発想は、

「勿体ないからお歳暮送らないわ」というのと同じだと思うのですよ。


「ものすごくお世話になったけど、勿体ないから、お歳暮送らないわ」という人には
「そりゃ、おかしいやろ!勿体ないとかいう問題じゃない」という人は多いと思います。

私からしたら、「勿体ないから結婚式しないわ」というのも、同じことなんですよね。


誰のための結婚式なのか。


もうちょっと、次のブログでも考えていきます!























最新の画像もっと見る

コメントを投稿