修行と祈りのあり方

8月4日5日は御嶽山で、日本の伝統の修行、滝行を、してきました。



滝行は、7年ほど前に旅の途中、山伏の修験道場に拾われた時に経験して以来でした。

7年前の記憶かからすると、滝行はとてつもなくしんどかったのを覚えています。

滝に入ろうとしただけで水圧で押し出されてしまうのです。

でも、今回の久々の滝の感想は、



気持ちよすぎでした。

サーっと自然に水の流れの中に入れて、入った瞬間からもう自然との一体化が始まりました。

もう自分が滝なのか自分なのか分からないくらいの気持ちよさです。

そして、指導者の方に言われたのが、とても嬉しかったです。

前からやってたの？
1人だけ霊格の高い人がいるなーと思って、
あぁ、山伏とかスウェットやってるの？

そういう人は先に言ってくれないと、みんなを引っ張ってよ。

と言ってくれたのです。




以前から、ネイティブの文化の祈りや、
アメリカでのウォークをした事が、この滝行の入り方に深く通じていたようです。



一つ気づいた事として、修行は自分の為とか、苦悩を知る為とか、そういう目的ではないという事です。

滝行や護摩行は、それに入る前に断食を行います。
食べ物、飲み物の力を削ぎ落とし、ピュアな自分として、自然の力に向き合います。

そうして普段は他人の力で生きてきた事をしり、
でも実は、自分は自然のエネルギーに通じる無限なのだと、その中で自分を差し出し続けるのが修行なのです。

自然の無限に流れる力にはいり、それと繋がりもう一度出てくる、胎内くぐり、生まれ変わりの儀式なのです。

そうして、普段いただいていた命のありがたさを知り、自らを差し出すことの大切さを思い出しているのだと思うのです。

少なくても僕にとってはそうでした。

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地球から生まれた歌

この旅で一番印象に残ったのは、ネイティブアメリカンに伝わっている、古い歌のことだった。



ペヨーテミーティング（幻覚性のサボテンを歌を歌いながら皆で食して一晩中祈る）と呼ばれる、セレモニーに参加した朝、
ネイティブアメリカンの若いリーダーのロイが僕に話しかけてきた。



「水の歌が聞こえるか？」
ロイは西方に住むネイティブアメリカンの末裔、祖先を尊敬しネイティブの文化をとても大切にしている。

「風が吹いて湖が歌っているだろう？水がドラムを叩いて歌ってる」
そういいながら、ロイは古い昔の歌を歌い始めました。
優しいく流れるような歌が、水の歌を歌っていることを僕に教えてくれました。

歌い終わると「とても美しい朝だね」とにっこり笑っていいました。

今回、ネイティブアメリカンのウォークに初めて参加して、以前から疑問だった、歩く事は地球と対話する事、その意味を知りたかった。



私たち人間が、大地を歩く時、地球は喜んでくれるのだろうか？
それは一体どういう意味だろう？

ネイティブアメリカンの歌は、自然の波動をから生まれ、数万年と昔から同じ響きで人々に歌い紡がれてきた。

歩きすぎて、足が疲れても、足の裏に血豆ができて歩けないと感じた時、

癒しの歌、スピリットの歌、感謝の歌、知恵を持つ亀の歌、力強いバッファローの歌…

それらの歌を歌うと、自然と疲れが癒され、痛みも引き、無限にまだまだ歩ける力を感じた。



自然と繋がり、周りの生物と喜び合い、大地も水も太陽も風も空も、
全てが自分と繋がり直し、力となっているのを感じた。

人が自然や祖先に感謝して歌う時、自然もまた歌っていた。
人間だけが喜んで、自己満足で歌うのではなく、その響きを聴いて、湖も風も木も、気持ちよさそうに歌っていた。



人が祈る時、自然もまた人を慈しんでいるのが分かった。
ネイティブアメリカンの歌はその波動を持っていた。
だからこんなにも優しく僕たちを癒してくれるのだ。

やはり人は自然の愛で生まれて、光の存在として生きているのだと分かった。
頭ではなく体でそれを初めて感じた。

歩く事は様々な自然や生き物と出会い、全ての瞬間は奇跡のように次々と過ぎ去っていった。
空の鳥も、道端の草も石も、周りを飛び回る虫も全て愛おしく感じた。



一緒に歩いた仲間は、たった二週間の間だったのに家族のような絆で結ばれた。
皆でご飯を食べ、火を囲んで話して、沢山のセレモニーを経て、ネイティブアメリカンの土地と時間の流れの中で、自然に愛や優しさがお互いに生まれていった。


このウォークの日々は、これまでの人生で一番心地よい日々だった。

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ネイティブアメリカンの力の秘密

今日でウォーク4日目、中日です。

今はこんな感じになっております。

ちなみに足に巻いてるのは、ポイズンアイビーと言う植物に触れて被れています。

ネイティブアメリカンと過ごして今一番感じていることは、彼らの力は無限だと言う事です。

ネイティブアメリカンはつい200年ほど前までは縄文時代のの様に暮らしていました。
その頃の自分たちの文化をまだ生きた輝きを持って持っています。



こんな感じで毎日数十㎞ウォークして、

その後、セイクリッドランと言って、イーグルスタッフを持ってランナーが数㎞程走ります。

ウォークでは、ネイティブアメリカンの昔から伝わる古い歌を歌います。
この歌は確実に自然や土地に特別な響きを持って伝わります。

数千年、、いや、数万年も前から何も変わる事なく、祈りの歌として歌われて来た。
その響きは、

人に力強さと勇気を与え、
愛する気持ちを起こし
生命に誠実でありたい
自然に感謝して、讃えたい

そんな気持ちが、どんどん湧いてくる不思議な響きです。



何気ない風景の中に、虫が飛んでいるだけで、風がで葉が揺れるだけで、
輝きと共に嬉しくなってしまう、そんな響きの歌です。

祈りとは、神道でいうと、時と場所と行為で土地の精霊との対話が行われます。

歌はそれと全く同じように働きます。
印象的だったのは、

デニスバンクス（アメリカインディアンの英雄）のお墓でみんなでお参りして、歌を捧げて、さぁ！出発だ！
と空を見上げると、イーグルが僕たちの出発を見送りに飛んで来たのです。



何度も僕たちの周りを旋回して、空中でホバーリングしていました。

まるで、人の祈りを自然が聴きに来たようで、みただけで胸や目が熱くなりました。

そして、ネイティブアメリカンの語り手が古い歌を隣で歌い出し、どうしようもなく、涙がこぼれ落ちました。

人と自然がこんなにも美しく対話している姿を僕は見たことがなかった。



これから半分、もう足はタコだらけ、靴ズレだらけになったけど、
自然とつながることは、無限の力

その力と主に歩き続けたいと思います！

ホーミタクエアヤシン

追伸
毎日調子の悪い方や、ウォークで怪我をした人の施術をして喜ばれています






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ネイティブアメリカンと祈りの旅へ

7月5日日〜7月18日日まで念願だった、ネイティブアメリカンとの旅へ行ってきます

行き先はリーチレイクと言う湖です。


恐ろしく美しい場所ですね。
見た感じクマとか出てきそうな、大自然のようです。

このリーチレイクには、去年亡くなられた、デニスバンクス氏のお墓が近くにあるようです。


↑
故、デニスバンクス氏

旅の目的は、水に祈りを捧げ、そしてネイティブアメリカンの英雄、デニスバンクスさんのお墓まいりをします。


デニスバンクスさんの、ネイティブネイムは
『ナワカミッグ』

ナワ＝宇宙
カミッグ＝中心

『宇宙の中心』と言う意味だそうです。




1940年代、アメリカインディアン撲滅法案が出された時、
アメリカインディアン達は、ロンゲストウォークをしました。



西海岸から東海岸、5000㎞を歩いて横断する、壮大な旅です。



いよいよ旅が始まる前の日、
ネイティブ達は集まって祈りを捧げました。

その祈りは、
「大統領と大統領の家族の幸せ」を祈ったそうです。

自分たちの文化を壊そうときていた、アメリカ政府に対して、ネイティブ達は光を届けました。

この祈りを聞いて、アメリカインディアン達の人権を守りたい人たちがどんどん増えました。

その中には日本のお坊さん達（日本山妙法寺）、白人のアーティスト達も、このウォークに参加し、アメリカインディアン撲滅法案は廃案になったそうです。

祈りの光が世界を変えるとは、そのような事なのです。

その、ロンゲストウォークの中心人物だったのが、デニスバンクス氏です。

彼はまた、ネイティブアメリカンの知恵を日本人達に教えてくれて、今僕もその教えを学んでいる一人、今回このような旅に参加できて、全ての存在に感謝したい気持ちです。


今日はものすごい雨でした。
地元の川もこの通り…



こんなに水があってのか…とあっけにとられました。

ネイティブアメリカンの知恵では、
地球は、一人の女性です。
そして女性とは水の化身だと言われます。



リーチレイクを歩き、水に敬意を払い、母なる地球にありがとうを伝えてきます！

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100歳の祖母に会う

今日は父の日という事で、父方の祖母に会いに行きました。

今年で100歳の深谷ユリです

最近はご飯も食べない、話もしないと聞いて、心配でしたが、
今日は会いに行くと。笑って喜んでくれました。

父と一緒に近くの公園まで連れて行きます。


久しぶりの外は、天気が良く、風も気持ちいい

ここは、尼崎の穴場、農業公園。
広い芝生に、季節ごとのお花が咲いています


先日まで講演の準備でずっと忙しくしていましたので、このようなゆったりとした時間は新鮮です。

7月にはアメリカインディアンとともに祈りの旅に行くつもりです。

流れて行く時は、置かれた状況と、心境により、全く別の人生になっていきますね。



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