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(主に)スポーツコラムのスポログ

仕事中ナンバーウェブを通じ王ジャパンのWBC準決勝進出を
知ったので、お祝いがてらスポーツブログを立ち上げようと…

自分の信念を曲げない監督から「人のみを信じる」監督へ…

2006-07-23 15:58:47 | Weblog
Sponichi ANNEXに「日本再生」という緊急連載記事が載っている。
なかなか興味深いものだったので、じっくりと読んでみた。
一言で言えば、あれだけ前々代表監督のトルシエ・バッシングをしていたマスコミ
が、今度は、ジーコバッシングに近い論調に回っている。
ただ、当たっているので、当人も反論できないだろう!?(もう日本に居ないが…)

端的に言えば、ジーコジャパンは「孤高の王様チーム」だったという
こと。
王様と言えば、一人はジーコ監督自身であり、もう一人は既に引退しチームを
去った中田ヒデだ。
「自分はこう思っている…そして、準備も充分やってきた…身をもって示して
いる…だから、チームメイトも同じようにやってくれるしできる筈だ…」という
風に、全くの思い込みによる過信とディスコミュニケーションの産物でもあった。

不思議なことに、W杯が終わってから間もないというのに、国内では
Jリーグが盛り上がりを見せている。
やはり、新生・オシムジャパンへの期待もさることながら、W杯期間中は封印を
余儀なくされていた「ジーコバッシング」や「ジャパンバッシング」が解かれた
ということもあるのだろう。

それ以上に、アテネ世代と言われる、田中達也に闘莉王、松井大輔や平山、
それにまだ結果は伴わないけど日本復帰の大久保など、先のW杯に出場しても
おかしくなかったJの選手たちが、「輝き」を取り戻したようなのが不思議だし、
皮肉な話だ。

古い話に遡るが、ジーコ監督時代の日本というのは、かつて、阪神がブレイザー
監督を招聘した頃に似ているのでは!?と思った。
ブレイザーはメジャー仕込みの近大野球を持ち込んだが、グラウンド内外での素行
に問題があり、何より、チームとのディスコミュニケーションから孤立を招いた。
江本氏が「ベンチがアホやから、野球がでけへん!」という有名なセリフでチーム
を離れたあの「事件」に次ぐ不祥事として、阪神球団はブレイザーを解雇した。
本当に、歴史は繰り返される。
川淵キャプテンが惚れ込み一存だけで招聘したジーコだったが、実際は、日本
でもチームの中でも孤立し、コミュニケーションのまずさから、自分にとって不利
な環境を自ら作ってしまった。
監督としてと言う前に、一人の人間として「怠慢」だった点は否めない。
仕事の環境を整えるのは自分の責任だ。
それから、チームや選手の環境を整えてあげる…というのが筋なのに、ジーコの
場合、最初からVIP待遇で甘やかせてしまった。
少なくとも、協会側が何もかも「お膳立て」してしまった印象は拭えない。
就任早々、オシム監督がチームの「日本化」を指摘していた。
蓋し、早くも名言である。
・他国の物マネをしていても、その国以上にはなれない。
・ライオンに襲われたウサギが肉離れを起こしますか!?
・練習の時から頭を使っていないと、試合では練習の出来以上にはできない。
当り前の言葉なのに、妙に胸に突き刺さり響いてくる。
一言で片付けるにはおこがましいが、ブラジルで長らく英雄として生きてきた
ジーコと、戦火をくぐり抜け「人と目の前の現実しか信用しない」という哲学に
辿り着いたオシムとの、「人間性」の差だと言わざるを得ない。

オシム監督は、単年契約のオプション付きながら4年契約である。
ということは、2010年南アフリカW杯もオシムで…という目算なのだろう。
でも、それはないような気がする。
恐らく賢明なオシムのことだから、当面は、少なくともこの2年間は、Jリー
グ寄りの采配をすることだろう。
息子のアマル氏にジェフ千葉の監督を継がせていることからも、それは窺える。
図らずもドイツW杯で断絶してしまった選手間の世代継承も、疑心暗鬼に陥っ
てしまった代表とJリーグとの溝も、2年がかりでジックリと時間をかけながら、
綻びを修復する…という腹づもりなのだと思われる。
結果オーライではないが、本来なら芽が出る筈だった「アテネ世代」が、一転、
谷間の世代になるなんてことがないよう、オシム監督には幅広く目を配ってもら
いたいし、それが2年で達成できれば、日本の未来は明るいと信じたい。

それにしても、現在、海外に戻ってしまった「黄金のカルテット」たちの色褪せ
方はどうだろう!?
返す返すも、4年という歳月の長さと、サッカーという競技の持つ本来的な
「残酷さ」には、何と言ったらイイのだろう!?と、戸惑ってしまう。

◎全然別の話だが、ボクシングで全く無名の選手が、ジョー辰吉の記録と並び、
8試合目での世界タイトル奪取となった。
これで、日本のジムに所属する世界王者は、新記録の6人目となった。
8月の世界戦で、亀田興毅選手が王者になれば、一足早く、日本ボクシング
界の「黄金期」に入るのでは!?という予感すらさせる。

◎やはり、スポーツ・コンテンツは、球技から格闘技系へ…という流れが、本流
となって流れ始めているのを感じざるを得ない。
今年の夏は、梅雨明け宣言がないまま深まっていくようだが、パッとしない
天候不順をブッ飛ばす8月になる期待が強まる。
熱くなるのはスポーツだけでイイってのが本音だけど…

梅雨空もブッ飛ばす太平洋高気圧…!?

2006-07-16 03:16:18 | Weblog
#いつの間にか、東南の方向から太平洋高気圧が伸びてきて、梅雨前線を分断する
ほどの勢いで、関東地方は梅雨らしい天気に遇わないまま、酷暑の夏を迎えた。
例年、入梅した6月の第一週の雨模様でその夏の天気が予想できるとされている
が、今年の関東地方は雨が少なかった。降ってもほんのお湿り程度で、この分では
今年も去年以上に猛暑になるナぁ…と思っていたが、いつの間にか太平洋高気圧が
梅雨前線までブッ飛ばしてしまった。

#6月の日本はW杯に燃え、ますます「熱帯化」しているところに、熱い空気が大
好きな太平洋高気圧が引き寄せられたということだろうか!?
季節外れの「暑さボケ」か!?スポーツ界では「らしくない」現象がここかしこで
見られるようである。
ジーコジャパンのドタバタ予選敗退に始まって、プロ野球では巨人が記録的大敗
を喫し、それが長く続いたのである。(自分の勝手な思い込みだが、巨人は6月中
負け続けていた印象がある)
F1レースでは、皇帝:ミハエル・シューマッハがポール・トゥ・ウィンで復活し、
今度のレースでも予選でポールポジションを取ったみたいだ。若きマタドール王者
のフェルディナンド・アロンソは、ココへ来て失速気味。何事も、そう万事うまく
行く筈がない…という、スポーツ界の格言に浸りつつあるようだ。
格闘技界では、日本でブレイクしジャパニーズ・ドリームをつかんだかのように
見えた野獣:ボブ・サップが契約解除=フリー宣言を行なったり、元横綱レスラーの
曙が、凝りもせず、また韓国相撲:シルムの王者と再戦するらしい。

#いずれも、コンテンツとしてもタレントとしても、「賞味期限」が切れ飽きられ
たということの他に、本人が、充分稼いだし名前も売ったからもうそろそろイイん
じゃないの!?ということもあるのだろう。
それにしても、栄枯盛衰の早さと使い捨ての風潮は相変わらずだ。
このスポーツタレントの「振幅の大きさ」は、それこそ、プロとアマの境目が曖
昧になってきたことの証だと感じる。

#巨人の凋落ぶりは、驚きを通り越して哀れさえ覚えるほどだ。
若大将:原監督の神通力もこれまでか!?
マ、巨人の場合、90年代初頭からの「バブル補強」のツケが、今頃になって出始
めた…と言える訳で、それは、セリーグの上位2チーム:中日と阪神の戦力値を見
ればよく分る。
ココまで約80試合戦って、巨人は、打率最下位ながら得点はリーグ2位、そして、
防御率がリーグ4位と、完全な「打低投低」型のチームであることが見て取れる。
因みに、ホームラン数はリーグ2位だから、いかに非効率な攻撃をしているかがよ
く分るというものだろう。つなぐ野球ができず、ソロホームランが多く、終盤だけ
でなく早い段階から点を取られてしまう。完全に悪循環にハマッている。(防御率
は、既に、上位2チームとは1点近く開いてしまった。これでは勝負にならない)
驚くべきことに、巨人のチーム打率は楽天より低く両リーグで最低となっている。
セリーグは、今年も、2強2中2弱の構図となった。
反面、パリーグは、ロッテの失速もあって、4強2弱のダンゴレースになる可能
性が高い。やはり、プレーオフが定着し、馴染んできたことの証だろう。

#プロ野球は、そろそろ、同一リーグ制にした上で、地域ブロックに再編するほう
が良いのではないか!?「東地区」「中地区」「西地区」の各優勝チーム+ワイルド
カード3チームによるプレーオフで、準決勝5試合と決勝7試合という方式。現行
のパリーグのプレーオフ方式はそのまま引き継げるので、トーナメント方式よりも
リーグ戦方式を取り入れてもイイかもしれない。(そのほうが公平感が増す)トー
タルのレギュラーシーズンの試合数は抑え目にし、その代わり、セパ交流戦を拡大
して、インターリーグを多めに設ける。(東×中/中×西/西×東という組合せで
全国をキャラバンすれば良い)野球人気の裾野を拡げるにはもってこいではないか。
首都圏では、TV頼みのスポーツ中継という図式が崩れつつある。かつての盟主:
巨人の凋落は今に始まったことではないが、この2~3年で、アッと言う間もなく
没落した。ネットなどのラーコンテンツの台頭然り、サッカー人気に押されたの
も然り、それにも増して、人々の娯楽が「参加型/野外型」に変化してきたことが
最も大きい。(去年の阪神とロッテの観客動員数を見よ!それに対して、巨人は、
東京ドームの観客動員数が、実質「水増し」だったことが明らかになり、化けの皮
が剥げた。収容能力に限界はあれ、野外型の神宮球場や横浜球場の盛り上がり方の
ほうが人間臭いし、この意味で、ドーム球場の限界もハッキリ見えてきた。唯一の
例外が、福岡のソフトバンクだが、これは、王監督人気に拠る所が大きい)

#かく言う自分は、応援しに行くとひいきのチームが必ずと言って良いほど惨敗す
るので、1997年以降、球場には足を運んでいない。(その最後の試合と言うのが、
横浜球場で、渡米前のヤクルト石井にノーヒットノーランを喰らった試合である)
けれども、今年は、何故か!?久しぶりに足を運んでみようか…という気になった。
もう七夕は終わったけど、楽天の宮城フルキャスト球場へは一度行ってみたい。

#やはり、暑い夏だから、外野の芝生席に寝そべってのビールは格別だ。
夕暮れ時、徐々に夜の帳が降り始める前に、出来上がってしまえ!という寸法。
「イインダヨ、グリーンダヨ、 … … … ダミだこりゃ…」ってか!?

いわゆるCGMについて…!?

2006-07-14 00:03:22 | Weblog
◎CGM:Consumer Generated Media…いわゆる去年辺りから一気にブレイクを
見せたブログなど、一般ユーザー(素人)が創り出したメディア、すなわち、仲間
うちだけの「限定メディア」のこと。
このブログもそうだが、筆者は、それを誰かが読むことは想像してはいるが、
評価してくれることやコメントを寄せてくれること、そして、トラックバックを
してくれることも、基本的には、期待していないのだ。
言わば、「垂れ流し」のメディアなのである。
メディアだなんて言うことがおこがましければ、日々の「つぶやき」といった
趣だろうか!?(昔、つぶやきシローなんて芸人が居たっけ!?あの人は、今どこで
どうしているんだろう!?マ、関係ないけど…ブログが身近になる以前では、彼が
自己完結芸の先駆けだったような気もする)

◎このブログの中で、書き手は様々な姿=化身を見せる。
最も多い使われ方が、自分やその周囲のものの写真を撮り、その感想を綴った
り…という「絵日記」的使われ方。
ネットの上では女性のほうが大胆…と言われるが、女の人がセミヌードの写真
を載っけていたりもする。(もっとも、本人確認はできないから、自分が載せた
のかは分らないが…)
日本人も大胆になったもんだナぁ…と驚きである。
昔は、親バレとか彼バレとかを恐れていたものだが、今では、そんなこと平っ
ちゃらでい!と言わんばかりの仰天ショットもある。
中には、いかにもその筋の「業者」っぽい文面で送りつけてくるものもある。
自分のことを、自分の情報を、そんなに安く売りたいんですか!?って思ってし
まいます。

◎インターネットがブロードバンド環境の整備と共に身近になり、携帯電話から
のネット接続も容易になった。
昔、携帯電話が普及した頃、プリクラの延長で写メールがブレイクしたけど、
今度は、ブログ⇒ライフログ…という流れらしい。
この分だと、「インターネット葬」というのも一気に普及しそうだ。
文字通り、インターネット経由で配信された「故人の遺影」に対面しながら、
PCディスプレイに向かって葬儀を執り行うというものである。
下手をすると、自分ひとりだけが、マジメにリアル葬儀に「出席」するという
パロディのような事態も起こり得るのではないか!?
笑うに笑えないことが起ころうとしている。
携帯を触っていないと落ち着かない、ディスプレイを通しての「電子情報」に
しかリアリティを感じられない…など、「間接経験」でしか物事と接することが
できない現代は、ますますマスコミの「貧困」がクローズアップされていく。

◎こんなことを書いたのは、そろそろ、TV番組の中でスポーツイベントを扱う
ことには、その手法の陳腐化とも相俟って、そろそろ限界に来ているのではない
か!?と感じたからだ。
現代の視聴者は自分周りの"出来事"の処理に忙しく、マトモにTVを観ている
いや観られる人は少ない筈だ。
だから、「視聴率競争」という言葉も、TV局の中だけでの空しく響くモチベ
ーション掻き立てのための方便だと思えて仕方がない。
ブロードバンドの普及がもたらした大きなメリットは、実は、人々が、通信を
することには「コスト」がかかることを身に染みて思い知ったことにある。
昔は、他に面白いメディアがなかったから、実質タダのTV放送に誰もが飛び
ついたが、今では、時計代わりの使い方以上でも以下でもない。
ブログと接することで、人々は、自己表現の楽しさに目覚め、その反動だろう
か!?既製のメディアによるコンテンツに対し、微妙な温度差を感じ取った。
極端な話、好きなスポーツを観に行った知人のブログのほうが「面白い」のだ。

◎ネットが身近になることによって、既製メディアの"バーチャル性"に気づいて
しまった視聴者たち…。
距離感が開き、直接性が薄れ、リアリティを感じ取れなくなってしまった既製
のメディアは、私たち視聴者に何を伝えようとしているのだろう!?
この意味でも、中田ヒデが「引退声明文」をネットで公開した…ということの
先見性に驚かざるを得ない。
TVや新聞など、「公器」とも呼ばれたマスコミの力を借りることなく、自ら
のHPへ堂々とファンやサポーターを誘導できる影響力。
その源泉は、実は、ネットは表向き視聴者を選ばないが、このもの言わぬサイ
レントメディアには、相手に「場の空気を読ませる」という、強制的ではないが
それを強いる独特の"コミュニティ・エアー"が存在する。
最近では、SNS:Social Network Systemと言って、「紹介制コミュニティ」
も育ってきたが、これなども、口コミの延長ならぬ、「友達の友だちはトモダチ
だ…」を地で行ったものである。
TVが発掘し育てたアイドルも、どんどんネットに「流出」している。

◎この感覚って、一体何なんだろうネ!?
人は、脳の中に「現実」を持つ動物と言われるが、そのうちに人間は、ディス
プレイに溶け込んでしまうのではないか!?
夕方の満員電車で、PS2に嵩じて通路に立っていながら傍に人が来てもどこ
うともしない、秋葉原のオタクっぽい男の子を見ながら、21世紀までに人間の頭
の形がディスプレイみたいにのっぺりした四角形に変化していくのでは!?と、何
とはなしにそう思った。(スグ傍に居た今風のギャルっぽい女の子たちが、その
ディスプレイを覗き込みながら、クスクスと笑っていた…でも、彼は、全く意に
介さない風で、むしろ、ゲームがやりにくくて困る…という風情だった)
動物たちは、かつて、自分がなりたいものに「環境適応」させて今の形や姿に
なった訳で、偶然ではない。
ならば、さもありなん…というところではないだろうか!?
アメリカでは、軍事ロボットの開発が盛んだ。
だったら、アンドロイドの「ゲームロボット」が生まれても不思議ではない。
マジかよ!?

ハラハラドキドキの挙句、はらはらと涙もこぼれんばかりの原監督…!?

2006-07-13 13:00:58 | Weblog
◎日本ではW杯の余韻も覚めやらぬうちに、もう、オシムジャパンの8/9強化試合
のことに興味が移っているみたいだ。
オシム氏はなかなかハッキリした哲学をお持ちの方のようで、欧州組と言えど
レギュラークラスでない限り、代表選手として呼ばない意向だという。
極めてフェアであり、分りやすい。
先のW杯でよく分ったことは、海外では「世代交代」が急ピッチで進み、それ
も、若手への切り替えが進行していた…ということ。
二十歳そこそこの若者が、将来のスター候補なのである。
決勝戦のイタリア-フランス戦は、史上二番目の高齢決戦だったようであるが、
日本も、4年前は「黄金のカルテット」と呼ばれた、中田・中村・小野・稲本たちが
既に峠を過ぎていたのが痛々しい。
やはり、4年という月日は長く、選手のコンディション管理や調整とか、かなり
難しいと言わざるを得ない。
ただ、オシム監督の大英断(!?)で、日本サッカーは一種の断絶状態を経験する
かもしれないが、ゼロベースで一気に若返る可能性もないとは言えない。
惜しむらくは、メンバーを固定してしまい、景色の変わらないソッカーという
茶番劇を見せられ続けたことであり、それに慣れてしまいやや飽きかけてもいた
私たちの気まぐれである。

◎さて、巨人軍である。
一体、どうしたのだろうか!?
確か、5月のゴールデンウィークの頃は、貯金が15くらいあって断トツの首位
を走っていたんじゃなかったっけ!?
それが、交流戦から迷走を始め、W杯が始まると同時に8連敗だの10連敗だの
派手に負け続けたものだから、巨人が5位に居るのには驚いてしまった。
最近、野球のニュースをあまり真剣に見ていなかったけど、直近30試合の成績
が「4勝26敗」というのだから、あの楽天以上の断トツの負けっぷりである。
こんなことで、話題作りをしているようでは、巨人も終わりか!?
フジTVも今後、巨人戦のナイター中継打切りを決めたと言うし、6月の巨人
戦視聴率が10%を切った(もっとも、W杯人気に隠れて「目立たなかった」だけ
なのかもしれないかが!?)のも定番と化してしまい、アッそうなの!?って感じ。
野球は、これからショービジネスとしては難しい時期に入ったと思う。
特に、今年は、春先から王ジャパンが世界一になっちゃったもんだから、球界
全体に友好的な「祝賀ムード」があり、ペナントレースへの意欲が薄れていると
いう感じは否めないだろう。
それに、W杯サッカーというキラーコンテンツもあり、最初から勝負になりは
しなかった…と言ってしまえばそれまでだが。

◎スポーツイベントなどエンタメコンテンツの一時代が終わったような気がして
ならないのだ。
バブルだったとは思いたくないが、経済バブルが弾け飛んだ頃に生まれたF1
やJリーグや格闘技:K1等々、メディア三種の神器が「失われた十年」の間を
支え続けたが、実体経済での景気回復の実感(!?)と共に、その使命を終えた…と
いうことなのだろうか!?
この十年間いや1990年頃からの15年ほどの間に、CS放送や衛星TVの不調と
は裏腹に、インターネット、そして、携帯電話が急速に進歩した。
TV画面を受動的に観続けるということの他に、自らネットへ「アクセス」し
見たいコンテンツを能動的に選択する…ということを覚えた視聴者は、知らず知
らずのうちにTV離れを加速していたのではないか!?
自分自身、TVではニュースや映画・ドラマやスポーツ中継などしか観ない。
もっと言えば、「ながら族」なのでジッと画面を注視していることは少ない。
さらに、ビデオに録画する…ということもしなくなった。
録画するのはイイけど、それを観る時間がないからである。(それに、どうし
ても観たいコンテンツでも、今では半年後位にはDVD化されるので、後でそれ
を買えばイイだけだ…ということもあるが)
ココに至れば、ながら族ではなくて「流され族」ということになろう!?(笑)
かくして、映像は、とくにスポーツ関係の映像は、流された瞬間からはかなく
消え去り、人々の記憶に残ることも減っていく。
最近、「感動」が減った…というのは、こんな所に原因があるのではないか!?

◎コンテンツの種類がバブリーに増え続けた結果、ショービジネス化の進展と共
にプロとアマの境界が曖昧になった。
もっと言えば、プロの世界が「広くて低き門」になったかのような嫌いがある。
一方で、「プロ意識」の意味が薄れてきている。
日本では、等身大より半歩先を行くくらいでちょうど良い塩梅とされる、独特
の文化が緩衝装置として働き、プロアマの区別が付けにくくなった…とも言える。
結果として、様々な物事に対する判断基準が多様化し、勝手気ままな解釈さえ
容認される(特に、ネットの中などで)世の中になったため、他人と価値観を共有
し合ったり共感することが難しくなったのでは!?と思う。
小泉首相ではないが、「人生いろいろ、会社もイロイロ、趣味も色々、それで
いて、皆オロオロ…」といった、浮遊感に包まれた社会になった気がする。
この浮遊感という目に見えない感覚は、母のようなまろやかで豊かなものでも
なく、父のような温かいものでもなく、放置(放任)されているが故の苦しさ…と
でもたとえられようか!?
フワフワとして実体のないもののような気がする。
ただ単に、ディスプレイの画面を見過ぎている…てことなのかもしれないが。

◎ハッキリしていることは、「伝統」という言葉の裏に潜んでいる本当の意味が、
つまり、このネット時代では、裏表関係なく「化けの皮」さえ剥がしてしまう…
ということ。
真実を伝えることはできなくとも、「事実」を伝えるということでは、ネット
が最も速く強力なメディアだ。
この状況を正すのが、真のマスコミではないのか!?
よみうりグループには、真剣に考えてもらいたい。

最新FIFAランキング:日本49位、韓国56位、イラン46位…!?

2006-07-12 23:32:51 | Weblog
今日、最新のFIFAランキングが発表された。
アジア勢は軒並み後退するだろうと思っていたが、これほどとは!?
日本は、アジア勢ではイランの46位に次いで2番目の49位、いやそうではない
…オーストラリアが33位に躍進したので、断トツの1位だから、3位転落だ。
マ、実力通りということにしておきましょう!?
だけど、韓国が日本より下の56位というのもネ~、チョット厳しい順位付けだ。

上位陣ではさしたるサプライズはナシ!
ブラジルは首位をキープ、W杯優勝のイタリアが13位から2位に大躍進!でも
当り前の話か!?準優勝のフランスは8位から4位へ。2位はアルゼンチンだった。
(これも、9位からの大躍進!)以下、イングランド、オランダ、スペイン、ポ
ルトガル、ドイツ、チェコの順。やはり、「欧蹴」サッカーなのである。
欧州/南米勢以外では、W杯不出場のナイジェリア:11位というのが最高。

今回の大会で、「欧蹴」の高い壁を感じたのと同時に、同じ人間達が
するスポーツではあるが辛酸を舐め続けている「F1」と同じ印象を抱いてしま
った。ハッキリ言ってツマンナイし面白くない。
ジダンが突然「キレ」て頭突きを見舞っての一発退場!という大立ち廻りを演
じた決勝戦で、そのキャリアに味噌を付けた感じだが、彼の暴力行為の裏には、
ヨーロッパならではの「人種差別」の匂いが見え隠れする…と言われている。

一見関係のない話に見えるかもしれないが、ヨーロッパの人たちは、
今回の北朝鮮のミサイル乱射事件や拉致問題等についての反応は冷たい。と言う
か鈍いし、そもそも関心がないかのようである。
アジアやアフリカのことについては興味がないのであろう。
今回、日本政府はアメリカと共同で「国連決議」の採択に向けて動いているが、
アメリカの「二枚舌外交」もあり、それがそのまま通る見込みは低い。

この辺りで、日本もイイ加減目を覚ましてはどうか!?
「泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった三敗(惨敗/参拝…)で夜も眠れず…」なの
である。
たかがサッカーの試合で、3敗しただけではないか!?(本当は、1引分だけど)
でも、6/22のブラジル戦は惨敗だった。
一国の宰相が、私人として参拝しただけではないか!?(本当は、1公人だけど)

日本は、あらゆることについての軸がブレてしまったかのようだ。
サッカーは、「意外に」弱かった。
靖国神社参拝は、「意外に」支持されていなかった。
隣国でのミサイル乱射事件についても、「意外に」真相は藪の中だ。
日本は、本当に世界での「立ち位置」が分っているのか!?
"真実"は、世界のリアリティはどこにあるのか!?

考えれば考えるほど、夜もオチオチ寝ていられなくなる。
ある意味で、「騒動」の種を蒔き芽を出させてしまった「意固地な」首相は、
今秋勇退する。
この後を、どう引き継ぐつもりなのだろうか!?
それとも、敢て「断絶の時代」を選ぶつもりなのか!?
あぁ、恐ろしい!

WBCでの華々しい優勝で膨らむに任せて浮かれてしまった「期待」
と言う名のバブルは、早くも萎んでしまったかのように見える。
日本が実体のない夢に現を抜かし浮かれている間に、中韓辺りが中心となり、
何やらキナ臭い「陰謀/謀略」が蠢いているような気がする。
だから、2010年の南アフリカ大会は、出られなくともよいではないか!?
(積極的に、ボイコットするという、戦略的決断があっても良いと思う)

実際の話、4年後はサッカーどころじゃない世界情勢になっている
かもしれない。
今年の秋の政権交代(禅譲)は、高いリスクが伴うものだ。
中韓との関係どころか、日米同盟すらもリセットされかねない。
今回のW杯で見えてきたものは、日本という国家の真の実力だ。
「戦闘体勢」に入っているチームとは、とても思えなかった。

だから、ボールを弾丸に持ち替えるのかって!?
トンデモナイ!
自衛隊法の改正や憲法改正への機運が急ピッチで高まるだろうが、そろそろ
国民投票を考えても良い時期ではないのか!?
財政再建や年金改革など積み残した「改革」以上に、国家戦略の見直しへの
再スタートを切るには、今を置いてないのではなかろうか!?

一言で言えば、寝苦しい夜以上に「不愉快」である。

Oh, Ziaane!! 地団太踏んだじゃなくて、「ジダンだ!突いた!?」

2006-07-11 14:44:54 | Weblog
後味の悪い決勝戦だった。
それは、今大会で引退が決まっていたジダンが、自ら主役とヒール役を演じて
しまったからに他ならない。
それにしても、あの場面、ジダンの頭突きをマトモに胸に受けたマテラッツィ
は、大袈裟に倒れてみせたようにも見えたが、とても痛かったに違いない。
文字通り、ジダンの現役生活最後の渾身の「ヘディング」だったのだから…

あの試合、とうとう朝まで完全観戦してしまった。(笑)
PK戦が終わり、表彰式やらのセレモニーが終わったのが午前6時前…なの
で、昨日も、朝早くに家を出ることにした。
同じような人が多かったのか!?午前7時過ぎの電車は、いつもより混んでい
るような気がした。

イタリアが日本チームに見えて仕方がなかった。
後半と延長戦の殆どを自陣で戦い、守備に徹しながら守り切った。
特に、延長後半は足が止まりかけていたが、フランス攻撃陣の攻め上がりの
遅さにも助けられ、(フランスもバテていた…)何とか無失点に抑えた。
前半のPKによる失点を除けば、7試合で1失点というのは凄いと言える。

あのオーストラリア戦、後半39分で追いつかれた時、決勝戦のイタ
リアみたいに、自陣に素早く戻り二重三重にボールを持った選手にまとわり絡
みつく、あんなディフェンスをやればヨカッタのに!
どう考えても、あの試合は、「負け試合」にはならなかった筈だ。
それなのに、日本は泡を食ってシャニムニ点を取りに行ってしまった。

決勝戦でのイタリアの凄さは、「この試合は守りきるゾ!」と決め
たら、本当に11人全員が一糸乱れずディフェンスに徹することができる…そん
なメンタルタフネスぶりにある。
しかも、例のマテラッツィだけど、彼が「意識的」にジダンを挑発したのだ
としたら、これも凄いプレーだと言える。

ジーコ監督が目指した「日本独特のキレイなサッカー、創造性溢れ
たサッカー」だけでは、W杯は勝ち抜けない。
イタリアは堂々と「守り」ながらも、裏では選手を挑発したり、違反スレス
レの行為もやっていた。
あのイタリアでさえ、「そこまでしないと」勝てないのである。

翻って、日本には凄いシュートを打てる選手も、ドリブル突破の優
れた選手も、パスカットのうまい選手も、並外れてデカイ選手も居なかった。
前回大会よりもまとまっていた分、小粒になっていたのかもしれない。
体格や基礎体力での底上げはもちろんだが、「一芸に秀でた」選手を育てる
ことをそろそろ考えるべきではないだろうか!?

プロ選手である以上、負けたら責任を追及されるのは当然のこと。
代表に漏れた選手たちは、チャンス到来!と感じているに違いない。
「ドイツの夢は夢のまた夢」だったのだ…と早く気持ちを切り替えて、今後
に備えて欲しいと思う。
そして、代表選手たちには、お疲れ様でした…と言いたい。

こんなことなら、あの運命の6/22ブラジル戦、危険なタックルとか
のオンパレードでレッドカードの退場者続出!というくらいに、荒れた展開に
持ち込んでもヨカッタ気がする。
いかんせん、母国の英雄を相手に戦う訳だから、ブラジルも得点した後のガ
ッツポーズは控えめだったし、日本も何か格好をつけていた気がする。

日本は、「キレイなサッカーをする」にはまだ早いし未熟だ。
次の世代が早く突き上げてきて、荒々しいプレーを心がけてもらいたい。
それをやり通した後に、本当のファンタジスタが現れるのではないか!?
ベテランGKの川口が、「世界には、こんな消える魔球シュートを放つ選手
が居るんだナ!?」と殊勝にも言っていたが、日本はまだ発展途上なのである。

ま、まさか王さんまで!?

2006-07-09 01:01:50 | Weblog
◎写真は、今春のWBCで決勝戦を前にした、王監督の「高笑い」のシーンだ。
王監督は、1次リーグでアメリカに疑惑の判定負けを喫し、韓国にも2度負け
ながらも、メキシコの意地で決勝リーグへ送り出してもらい、3度目の正直で、
韓国を下した。
その後の「高笑い」である。

◎春先は、こんなにもお元気そうな表情を見せていた。
なのにっ!
一昨日、TVで観た記者会見での表情は、やや顔色が冴えず、粘りや執着心と
いった、闘将としてのアスリートの表情よりもマイルドさが目立った。
何か、とても心配なのです。

◎筆者は、3ヶ月ほど前、父を亡くした。
それから、母も、恐らく王監督と同じ病気で、10年ほど前、胃の部分摘出手術
を受けている。
もっとも、胃という器官は、死ぬまで成長を止めないらしく、胃を切っても、
後からまた生えてくるのだと言われる。
実際、私の母も、入院前は随分と抵抗もしたが、退院後はさほど大きな病気に
も罹らず、この間の従弟の結婚式でも、大いに食べかつ飲んでいた。
人間の生命力とは不思議なものだ。
だから、王監督も安心して入院し手術をされて、ゆっくり養生なされば、別に
どうということはない…と思いたい。
急遽指揮を執ったようなWBCで初代世界王者に輝いた監督が、秋の声が聞こ
える頃に何かあったりしては、堪らないし酷すぎる。
ソフトバンクの選手たちも、3年ぶりのリーグ優勝奪還と日本一返り咲きに向
けて、より「結束」が強くなっただろうし、無事退院されたら、自らは「総監督」
となって、一歩引いた所から指導なされてはどうだろう!?
ソフトバンクでは、孫オーナーの絶大なる信頼の下、「永久監督」とのお墨付
をもらっているし、実質のGMなのだから、少しフロント寄りのスタンスを取っ
たとしても、誰も文句は言わないだろう。

◎男の60代というのは、生きにくいものらしい。
今年の初頭、王監督とほぼ同年代の叔父が癌で亡くなったし、この年代で、大
きな病気を患わなければ、次の70代は割と大過なく過ごせるものだ…と言われる。
だから、王監督の場合、早期発見で分ったのだから、「吉兆」と見るべきで、
来るべき70代は「安泰」が保証されているとも言える。

◎それにしても、7月に入ってから、スポーツ界は慌しい動きが目立つ。
強引な引っこ抜きのようなオシム監督の誕生!?
唐突な印象を与えた中田ヒデのHPを通じた引退声明!?
そして、大トリが王監督の入院ってか!?
な~に、まだまだってことさネ!?

◎まだ、大丈夫!

中田ヒデ引退の持つ深~い意味!?

2006-07-08 01:55:20 | Weblog
◎昨日、購読しているメルマガが届いた。
『萬晩報』というお堅いメルマガの中のスポーツ・ジャーナリスト:成田好三氏
によるものを読んで、ハッとさせられた。
※萬晩報⇒ http://www.yorzubp.com 【melma00000322】
※成田好三氏のブログ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/columnoffside 【オフサイド】

◎言われてみれば、全くその通りである。
ヒデの引退声明文は、7/3付でHP:NAKATA.NETから配信された訳だが、その日は、
ちょうど週の始まりの月曜日であり、しかも、前日、明け方まで準決勝の2試合を
TV観戦した人も多かっただろうから、試合のない日のちょっとした間隙を縫って
発表したような感じだった。

◎自分は、新聞を取っていないので、殆どのニュースをネットかTVから仕入れて
いるから、当初、事の重大さを理解できなかった。
ヒデの引退自身、ある程度予想されていたことでもあり、その潔い身の引き方の
ほうに目を奪われてしまい、実は、TVも新聞も他のオールメディアも、こぞって
ヒデのネット配信情報を「追認」し報道した…という事実を見落としていた。

◎写真は、当日のヒデの声明文のスクリーンショットだが、フジTVなど、これと
同じスクリーンショットをTVで「放映」していた。
何とも滑稽な話ではないか!?
彼のマスコミ嫌いはつとに有名だが、ココまで徹底してやるとは!?
元ライブドアのホリエモンばりの「ネットのメディア支配」をやってみせたのだ。

◎ヒデは、ブラジル戦での敗退後、そのまま欧州に留まり、新たな「旅立ち」への
準備を始めるのだと言う。
いかにも彼らしい身の処し方で、もう二度と日本へ帰ってこないつもりなのでは
ないか!?という気もする。
ドイツへ発つ前、両親にキチンと挨拶していったほどだから…

◎何か、久しぶりのメジャーリーガーとなったパイオニアの野茂や世界一の大打者
イチローに次いで、またしても、海外へ新天地を求めて出て行くタレントになるの
か!?という気がして仕方がない。
ただ、彼はもうサッカーへは戻らないのではないか!?
プロスポーツ選手の現役時代は「短い」と言われる。
彼は、まだ30前だ。
今の世界の風潮では、やっと「大人」の仲間入りする年齢でもある。
当然、今後結婚もするだろうし、ビジネスでも一旗揚げるだろう。
10年くらい経った後、更正したホリエモンや村上氏などと共に、多国籍企業のオ
ーナー兼CEOなんかで凱旋帰国するのではないか!?
今から、とても楽しみである。

◎サッカー協会は、何とかヒデを取り込もうと躍起になっているらしいが、賢明な
彼のこと、それは「あり得ない」気がする。
クロアチア戦後、ブラジル戦後と2回もピッチに大の字になったことで、ヒデは
完全に吹っ切れたのではないか!?
帰国せず、既に前を向き、次なる活動のための「充電期間」に入っている。

◎成田好三氏の指摘に加えて、「スポーツ界で初めて、既存メディアに頼ることな
くファンやサポートとのインタラクティブ・コミュニケーションを完遂した選手」と
して、日本のいや世界のメディア史に名を残した…と言えるだろう。
そのお手並みはお見事!としか言いようがなく、チョッピリ羨ましい。
何てったって、男一匹、自分の人生行路を自らの手で決められるのだから!

◎月並みな言葉だけど - Von Voyage!!

今日の主役はコレ!?

2006-07-07 00:05:28 | Weblog
◎写真は、「小泉内閣メールマガジン」からDLした、G&J-最後の蜜月写真だ。
本当に、大統領専用機:AirForceOneに乗っているようだ。(間違っても、
ハリウッドのスタジオで撮ったものではないみたい…ブラックジョーク!?)
ブッシュ大統領は、小泉首相の任侠っぽさが気に入ったんだろ~ね、大統
領もカウボーイの気質を受け継いでいる訳だし。

◎この1週間後、まさか本当に北朝鮮がミサイルをブッ放すなんて、想像も
していなかったんだろ~な!?
しかし、考えてみれば、おかしな話だ。
腑に落ちない点があるようだ。
先ず、第一に、弾道ミサイルは巡航ミサイルとは違い、夜間は殆ど目視が
不可能だ。だから、第一発見者のアメリカにしても、衛星写真でしか「見て」
いないのであり、日本の場合、全てが伝聞情報に基づくということ。
第二に、ミサイルの残骸の回収もままならないのだから、打上げの成功も
失敗も、判断が付かないということ。北朝鮮が「軍事演習だ…」と言えば、
それを信ずるならば、地対空ミサイルを撃ったということもあり得る。
第三に、このミサイル騒動のどさくさに紛れて、韓国漁船が竹島の領海を
侵犯し、また、拉致家族の記者会見という「政治ショー」もやっている。穿
った見方をするならば、南北朝鮮は裏でつながった「猿芝居」を見せている
とも思えるのだ。
それにしても、北朝鮮は、B級どころか、Cクラス以下の国に成り下がっ
てしまったように見える。内部統制が効かないか、政変が起こりつつあるの
か、定かではないが、マトモな国家の体を成さず暴走の兆しすらある。
小泉首相…秋に、無事退陣できるのでしょうか!?
政権を受け継げる人が出て来ないのでは!?という気さえする。
少なくとも、今年の後半は、年末にかけて「荒れる」予感がしている。

さて、W杯もう一つの準決勝:フランス-ポルトガル戦は、予想通りと
言うか!?ジダンおじさんの下、結束力を強めたフランスが強運で守り勝ち。
ポルトガル勢はブラジル戦のリベンジを果たせずに散った。
同じタイプどうしのイタリア-フランスという決勝戦は、見応えがあるだ
ろう!?もしかして、決勝戦初のPK決着になる可能性も否めない。
イタリアもフランスも、前半は慎重に立ち上がり様子見するだろうから、
前半は無得点のまま終えるだろう。
後半に入ると、両チーム共、1人ずつ交代カードを切り、ワンチャンスに
賭け勝機を窺うが、膠着状態なら、延長戦もニラんだ選手起用にならざるを
得ない。この時、イタリアが過去2戦で見せたような「死んだフリ」からの
反転速攻を仕掛けるかどうか!?そこが勝負の分かれ目になるような気がする。
もし、延長戦にもつれ込めば、両者カウンターの応酬でヘロヘロになる迄
シュートを打ち続けるだろうが、ゴール前でのPKまたはシミュレーション
によるレッドカード一発退場の危険性もあり、凄く荒れた試合になるかも!?

個人的には、フランスは8年前、自国開催で優勝しているんだし、
日本のお手本の国という意味でも、イタリアを応援したい。
イタリアのサッカーはプロの職人芸でありながら、華麗だ。
選手全員の運動量でイタリアに、体格や高さではフランスに分があるか!?
フランスはスイスに勝てなかった…というトラウマからも、イタリア有利
と見る。

イタリア-ドイツ戦、北朝鮮のミサイル発射のニュースで中断!?

2006-07-05 23:19:51 | Weblog
全くもって、ツイてない一日だった。
昨日は12時前には就寝したのだが、何故か3:30に目が覚めてしまった。
で、NHKをつけると、ちょうどイタリア-ドイツ戦の放映開始に間に合っ
たので、そのまま見入ってしまう。
一進一退の攻防の中、後半は、両チーム共に運動量が落ち、あのイタリア-
オーストラリア戦のように、延長前後半でも決着がつかずPKかナ!?と思って
いたら、突然、ニュース速報に切り替わった。
確か、4:30くらいに一度、「北朝鮮がミサイル発射か!?」というテロップが
流れた気がしたが、面食らった印象は否めない。

◎それにしても、今日は、アメリカでは「独立記念日」に当り、折しも、昨日、
スペースシャトル・ディスカバリーの打上げに成功したばかりであり、それを狙
っての<ミサイル発射>などと言われている。
まるで子供だ。
親の歓心を買うために、憎まれっ子がわざと悪さをするようで、甚だ迷惑。
折角の早起きも台なしとなり、仕方がないので(!?)今日は、1時間早く家を
出た。
車内は至って平静であり、とても、北朝鮮がミサイルをブッ放した緊急事態
という緊張感の雰囲気は、微塵も感じられなかった。
「平和ボケ」と言うより、まるで関心がない…といった風でもあった。

ところで、サッカーであるが、またしてもイタリアは、延長後半の
最後の最後のところで得点し、今回は、タテ続けに2点も奪った。
「死んだフリ」のイタリアの面目躍如である。
しかも、後半、途中出場した、中田ヒデより年上のデルピエロが久しぶりに
ゴールを決め、イタリアは最高の形でドイツを下し決勝戦を迎えられる。
今大会最小失点(わずか1失点)というオマケ付である。
もう一つの準決勝:フランス-ポルトガル戦はどちらが勝つか分らないが、
チーム一丸の戦いぶりという点では、フランスに少し分があるか!?
とすると、決勝戦は、チーム一丸の「全員攻撃全員守備型」どうしの戦いに
なる可能性が濃厚だと言えそうだ。
今回のW杯、試合を重ねるごとに負けたチーム(弱いチーム)の化けの皮が
一枚また一枚…と剥がされていくようで、どんどん試合が締まってきた。
加えて、勝者のサッカーには、独特の「美しさ」があることも秀逸。
歴史的な決勝戦になることだけは間違いない。

それにしても、カッチリとした守りから入るカテナチオのイタリア。
この戦いぶりを、日本はとくと研究し、参考にすべきだ。
ただ、イタリアサッカーの息吹の一番の伝道者だったヒデが、早々に引退し
てしまうというのは、何たる皮肉だろうか!?
日本のいや世界のサッカーにとって、とても大きな損失であるばかりか、今
後日本のサッカーが長いトンネル(停滞または後退期)に入る可能性も否定は
できない。
何てこった!?