1ヶ月ほど前に見た夢の中で、背中に刺青を入れていた。
こういう夢は覚えている限りで2度目だが、前回と今回のシチュエーションは全く違う。
2、3年ほど前に見た時には、赤いハイビスカスの花wが大きく1輪、そこにハチドリが飛んできている絵柄だった。
絵画的で、背中に咲いた真っ赤な大輪の花を気に入っている夢だった。
(夢って自分の背中が見えるんですね!)
今回は、進んで彫る事に決めたのではあるがためらいがあり、彫り師にどんどん進められてしまって、
「いや待て、そこは痛いだろー!」
などと思いながら輪郭線だけ入れられてしまっていた。(つーか、どこも痛いだろうw)
とある仕事に都合が良いので入れるという設定なのだが、「でもこの仕事もそう何年もできるわけじゃないし・・・」と思っていた。
今度の絵柄は裸婦だった。観音様でも弁天様でもなく、裸婦(笑)
その周りになぜか四角く枠が描かれている。それは今思えばタロットカードにも似ていたような。
夢占いでは刺青は「個性を発揮する・アピールしたい」という意味らしい。
けれど個人的には、その行為から「腹を決める」「生きる場所を決める」といった意味が汲み取れる。
それを他人のペースで進められている。
自分の価値基準よりも、世間で良しとされている考え方を優先してしまっているという事のように思えた。
枠の中に閉じ込められた女性は私だろうか。
心よりも頭が考えてる事に引きずられている、のかな。
もしそうだとしても全く自覚がなかったので、夢に指摘されて初めて意識してみることができた。
それから数日の間に、いつも訪問しているサイトのいくつもで「世の中のいわゆる常識に振り回されず、自分が本当に求めていることを見極めよう」といった内容や、実際に自分に合った生き方を選択した人の記事を読み、気持ちが軽くなるとともに、知らず知らずのうちに「常識」的な考え方に縛られていたようだと気が付いた。
世の中で良しとされている形になる事を求めていたが、自分の望みはもっとシンプルで、本当は必要のない望みまで握りしめていたのを手放すことができた。
それからまた数日。不思議なことに私の望みはひょっこり叶ってしまった。
もともと考えていた通りでなく、予想外だけれど自分に合っていると思える形で。
次に夢を見る時には、思いがけない色柄の自分の背中を、満足して見つめるかもしれない。